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甦る記憶が及ぼす影響

今日は、私が担当するお客さんが来社。

このお客さん(会社)、ひとつの仕事を仕上げるのに、余りにも多くの人達が関わっています。

そして、担当者の内でも、役職が上の方の人が言いました。

「何か、私もよく分からずに(仕事を)やっているんだよね!」

(やっぱり…)

複数の担当者らしき人達から、訳の分からないメールがやって来て、頭を抱えます。

「日本語がおかしい…」

「私に何を頼んでいるのか分からない…」

「誰に質問すれば、正確な答えが得られるのか分からない…」

皆がファジーな世界に身を置いている、摩訶不思議な会社(笑)。

複数人が私に向かって、仕事の説明をするのですが、意味不明。

いちいち、別の日本語に翻訳して質問する私。

「それは、○○ということを意味していますか?」

そう言えば、私の居る業界も、そんな感じです…。

本当に仕事の内容を理解したければ、自力で何とかしなければなりません。

誰も何も教えてくれない伝統があると、皆が推測で曖昧なことを言い出します。

「多分」が口ぐせになり、思考を放棄。

そのうち、分からなくても仕事ができる方法を自らが編み出すことも…(笑)。

私の前任者もそんな感じでした。

ボスは、「仕事ができる!」などと評価していた様でしたが、ただ、作業が速いだけ。

彼女からは、やり方しか教えてもらえませんでした…。

「どうしてそうなるのかは、分かりません!」とのこと。

「何故そうなるのか?」は、父と私の2人で解析して理解する羽目に…。

理解の伴わない仕事をしていると、段々疲労して行きます。

応用力も皆無に…。

前任者は、途中からお客さんの要求に応えられなくなってメンタル不調に…。

もし、仕事の内容を完璧に理解できていたなら、お客さんからのイレギュラーな要求にも応えられたハズです。

本来、会社側がきちんとした教育体制を整えて、従業員に負担をかけない様にしなければならないのですが…。

自力で何とか仕事を回せる様になった従業員達も、お客さんから激しく叱責される等の当初させられた屈辱的な経験の記憶が甦り、やがて、ボスの所から去って行くのでした…。

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