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悔いのない看取りケア 

昨年、クリスマスの季節にご逝去された一郎さま(仮名)。
今年はお空からクリスマスを楽しんでくださったでしょうか。

ガン闘病中にご入居

ガン(末期)の闘病中にご入居された一郎さま。
とても進行が早く、身体機能も著しく低下。
起きられる時間は日に日に減っていきました。

最後のクリスマス会

最期を覚悟されたご家族から「クリスマス会をしてあげたい」とご相談を受け、一郎さまとご家族だけのクリスマス会を開催することに。
寝たままの状態でも移動できるよう「移動式ベッド」を準備し、カラオケが大好きだった一郎さまを1階フロアにお連れしました。

ご家族と一緒にカラオケを♡

ご家族からニット帽をプレゼントされた一郎さまは、終始「笑顔」でカラオケも楽しまれました。短い時間でしたが、家族だけの大切な時間を過ごしていただくことができました。

悔いのない看取り

クリスマス会の数日後、一郎さまはご逝去されました。

ご家族の「悔いなく送ることができた」というお言葉に救われました。
ご家族だけの最後のクリスマスの時間が、大きな悲しみを少しだけ和らげてくれたような気がします。

多くのご家族が、お別れのときに気づくことがあります。
「もっとこうしてあげれば良かった…」
「あのとき、こうしていれば…」
「幸せだったかな…」など、後悔の思いです。

そのため、
「お別れまでの時間」や「どうお別れするか」ということも大切に、
できる限りのお手伝いをしたいと考えています。

私たちにできたこと

一郎さまの場合、
少しでもお食事を楽しんでいただきたくて、ご家族のご協力のもと、できる限りご本人が食べたいもの、食べられるものをご用意しました。
主治医との連携を密に特殊なお薬も看護スタッフがしっかりと管理し、ご家族といつでも面会できるよう、感染症対策も個別に対応しました。

そして、私たちが何より大切にしたのは「笑顔」で寄り添うことでした。

私たちの思い

看取りを望まれたときは、しっかりと準備をしてお応えしています。
常にご本人・ご家族のお気持ちを大切にしながら「悔いのない看取り」に
寄り添いたいと思います。

ハーモニーライフ飯能



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