見出し画像

普通の会社員がPodcastをはじめて1年で100回配信できた続けるコツまとめ

このnoteは「ポッドキャスト配信について語る Advent Callender」に参加しています。(12/17を担当)
皆さんそれぞれ魅力的な番組を配信されているので、年末のお供にします!

どうもmigiです。

1年前に友人と2人ではじめたPodcast「d2d(ディーツーディー)」が100回目の配信を迎えました(2021/12/17現在)。

「なんか面白そうだから10回でいいからやってみよう」とノリではじめたのですが、案外続けることができ、そろそろ自己紹介の趣味欄に書いても良いのではと思えるようになりました。

「継続すること」が最重要だった自分たちにとって、100回配信したことよりも1年間続けられたことは嬉しい限りです。
せっかくの機会なので、続けられたコツを振り返ってみようと思います。これから配信始めたい人にとって何かしら参考になれば嬉しいです。

4,000字弱あったので先に結論を書いておきます。
気の合う友人と2人で、とりあえずやってみる』が続ける最大のコツです。

0/ どんなポッドキャストなの

伝統的な某日系大手IT企業に勤める会社員・30代前半の2人がテーマを決めて雑談する番組です。

仕事、趣味、副業、読書、IoT、MaaS、ヘルスケア、データ分析、UX、プログラミングなど普段の雑談を切り取っています。テーマは決めていますが、とくに台本は用意せず、気ままにしゃべるスタイル。

お互いに所属を明かさずに運営していて、特にPRをしていないのにもかかわらず、リスナーも増えていて、再生回数も数千回になりました。(とてもありがたいです…!!!)

10人くらい聞いてくれたらすごいよね、って期待値を下げてはじめたので、予想外に聴いてもらっていることが嬉し恥ずかしい気分です。

よければご笑覧ください。


1/ やっててよかった準備編

1-1/ さっと始めて、ずっと続ける

コロナが流行る少し前からPodcastを聴くようになりTakram CastやFREE AGENDAなど、いろんな番組をつまみ食いしていました。

人の配信を聞いているうちに、話している人が楽しそうだし、文章を書くよりも圧倒的に楽ちんなアウトプットなのでは?それなら自分もやってみたい、という気持ちが生まれました。が、もともと何かを始めるときに熟考してしまうタイプで、半年ほど二の足を踏んでいました。

そんなあるとき聴いたドングリFMでNarumiさんのお話に心を動かされます。ドングリのこの回を聞いていなかったら、おそらく今でも聴いているだけで満足していたと思います。

もしこんなことやったら面白そうだなぁって思うことが自分の中にあるのなら、

「さっさと始めて、ずっと続ける」

これだと思うんです。

ドングリFM 640話

改めて聴いても頷きしかないです。まだ聴いたことない人は聴いてみてください!


1-2/ 2人ではじめること

いざはじめるにあたっては『2人でやること』にこだわりました。

リモート収録の特性で会話が錯綜しているのはリスナー観点で聞き苦しいなというのがあったことと、3人以上だと日程調整がストレスになることが想像できたためです。(飲み会の予定が3人以上になると爆発的に面倒になることを知っていたため)

一方で、1人だと情報を淡々と伝える感じになってしまい、台本がなければとてもではないけど話せない、、、準備めんどくさそう、、、配信2回目くらいで心折れそうだったので回避しました。

また、『誰と』『どんなテーマ』でやるかも重要だと考えました。

日々の仕事や読書、生活の中で考えたことのアウトプットにもなり、せっかくなら誰かにとって役に立ったなとか、そういう考え方もあるのかと思ってもらえる内容になることをめざしました。あと、単純に自分が話してて楽しい人と話したいと思っていました。

せっかく一緒にやるなら彼しかいないって友人(Hara)に声をかけたら、「収録してみよう!」と、トントン拍子で話が進み、気づいたら30回くらい配信できていました。

当時快く話に乗ってくれたHaraには頭が下がります。彼のようになんでもすぐやってみようという姿勢にいつも助けられています。

(相談前にあらかじめ30個くらいテーマ案をもっていったのもよかったかもしれません。相方にやりたさが伝わったと思います。初期にネタを捻り出す必要もなくなりました。)


2/ 配信をはじめてからの工夫

2-1/ 自分たちが楽しんで継続すること

公開ボタンを押す前に、発信が炎上したらどうしよう・・・と外の人の目が気になりました。

しかし、そもそも趣味だし、素人がいきなり質が高いコンテンツを世に出せるわけでもないので数字は気にせず(集客や収益化は考えず)、とりあえず50回は続けてみようと2人の間で意識が合っていたのはよかったです。

加えて、別にネット上のネームバリューがあったわけでもないので、いきなりリスナーが増えることはないだろうとわかっていました。

なるべく簡素に、作り込みをせず、とりあえず配信してみてから考えることにしました。収録がつらくなってくると続かない予感がしたので、録っている本人たちが楽しく収録できれば、おのずと継続のループができるだろうと未来の自分達に期待しました。

予想通り、配信を続けているうちにどんどん楽しくなってきているのが継続を後押ししてくれています。周りの人からも「あのエピソードはよかったよ」とか「空気感がいいよね」とコメントをもらうこともあり、素直に嬉しいです。

また、お互いにそれなりにバタバタしている日々を過ごす中で、30分でいいから喋って、考えをまとめる時間を持つことができるのは嬉しい誤算でした。

文章を書くのは億劫ですが、喋るだけなら楽です。過去の配信タイトルを見返すだけで「この時はこんなことに関心があったなー」と振り返ることができます。


2-2/ やること決めて心理的ハードルを下げる

毎週配信しようとすると、作業が発生するので極力省力化して収録から配信までの心理的ハードルを下げました。

  • 収録した日に次の収録日を決める

  • ネタは思いついたら各自Slackに書き込んでおく

  • 喋るテーマはその日の気分で決める

  • 台本はつくらずにその時しゃべりたいことを喋る

  • 機材にこだわらない

  • 凝った編集もしない

Slackに日々ネタをストックするの図


Anchorがあれば配信できるって便利な時代すぎます。

録音ソフトはずっとZoomを使っています。編集もAudacityで簡単にノイズや咳払いを除外しているだけでOP/EDテーマやBGMは付けずに配信しています(倍速再生時にBGMが気になっちゃうのでなしにしました)。

なお、機材にはこだわらないと書きましたが、途中からリモートワークでどうせ使うよねと自分を納得させて、かっこいいマイク(SHURE MV7)やマイクアームを買ったりして機材を強化していきました。

機材を揃えると収録も楽しくなってくるスパイラル(沼)にハマりました。それを聞いた友人が全く同じ機材を揃えたのは笑うしかない。仲良くやってます。

それっぽい写真が撮れました


2-3/ 多作であること

個人的に強く意識していたのが『多作であること』。

これは、私が敬愛する作家の森博嗣氏の言葉で『とにかく数を書くこと、いかに書くかではなく書くかということ。多作であること。』が創作する人にとっては重要という意味です。

ひとつひとつのエピソードの質を高めようとするより、500回くらい配信したら10個くらい良いこといってる(かもしれない)エピソードが収録できて、それが代表作になって・・・てなれば理想的だなと。

Podastで有名になろうとか稼ごうってモチベーションはないのですが、それでも誰かに響くエピソードが生み出せるといいなあなんて密かに思っています。ドングリのお2人が、自分の行動を変えてくれたような。

3/ おすすめエピソード

せっかくふりかえりしてまとめたので、よければ聴いてみてください。なんなら100回分のエピソードがあるので、おすすめに限らず興味があるものを聴いてみてやってください。

大手あるあるの配属ガチャについて話したエピソードです。2人のキャリア感が出ている気がします。


再生回数順にすると根強く人気がある回で、Haraの仏っぷりが垣間見えます。


Slackを一人で使って情報を集約する方法について話しています。この話を聴いた後にすぐに取り入れてみて、情報整理の効果を実感しています。普段使っているコミュニケーションアプリに集約するのが結局楽。


タイトル通りの話をしています。早く移住したい。


4/ おわりに(カバージャケットなんとかしたい問題)

今は楽をするために最小限のパワーで運営しているので、お絵描きしたカバージャケットを使っているのですが、もうちょっとグレードアップしたいと思い続けて1年経ってしましました笑

なんとかならないものか。。。いいカンジにしてやってもいいよってデザイナーの方(もはやデザイナーの方に限らない)がいたらぜひご相談したいです!

引き続きゆるゆる配信していくのでよければ聴いてみてください〜!
あと、Podcast楽しいので興味がある方は『気の合う友人と2人で、とりあえずやってみる』のがオススメです!


ここまで読んでいただきありがとうございました!

この記事が参加している募集

やってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?