(1)まずは土台から

7月4日、アメリカは独立記念日でした。例年は各地でパレードや花火大会が開かれたり、みんな友達を招いてバーベキューをしたりして過ごすのですが、今年はコロナのせいで軒並みイベント中止。私は山の方へ小旅行しました。地味ですが楽しい独立記念日を過ごせました。

さて、ここからはシリコンバレー就活へのアプローチをひとつづつ、私の体験を踏まえ、時系列の順で書いていこうと思います。

まず、一番最初に大事な事。巷では履歴書を書き直すとか、昔の同僚にコンタクトを取るとか、勉強を始めるとか、書いてあると思いますが、私はそれ以前に一番大事なことがあると思うのです。それは?心です、心。心の準備、かな?仕事探すぞ、と言う気合ですかね。腹を括るというか。それ、すごく大事だと思うんです。

今回の、私の場合、まずレイオフから始まりました。突然で、びっくりして、ショックで悲しかったです。これは本当。仕事の評価は良かったのでその辺は後悔ゼロなのですが、突然みんなに会えなくなる事や、やはりちょっと自信も無くしますし、確か泣かなかったとは思うのですがやっぱり悲しかったです。悲しい中で次の仕事を探さないといけないとか、コロナウイルスで仕事見つかるのか、など不安もいっぱいで混乱していました。

で、決めたんですよ。1週間休もうって。1週間は、何もしないでのんびりして悲しんだりしようって。なぜ1週間だかわからないんですけど、とにかくそう決めて、その間は就活はせず、ハイキングに行ったり友達と電話したり、いっぱい寝てのんびりしました。これ、もしコロナじゃなかったら、日本に1ヶ月くらい帰ってのんびり温泉にでも行っていたかもしれません。でも、あいにく日本どころか家からもろくに出れない状況で(2020年4月あたま)、先の状況、コロナの不況の影響がどこまでになるのか全く見えなかったので、とりあえず期間を短く決めて心に栄養をチャージしました。

そして、休みながらも考えました。今回仕事を突然無くしたけど、このままエンジニアである必要もなくないか、と。キャリアチェンジの良いチャンスだとも思ったのです。マネジメントに行くか、プロダクトの方に行くか、はたまたもう全く違う事、例えば自分でビジネスを始めるとか、もういっそのこと主婦とか。いきなり仕事がなくなった事で、逆にあらゆるチョイスが目の前に広がったわけです。やろうと思えばなんだってできるけど、いったい私は何がしたい、と。

で、色々考えたんですけど結局出した結論が、私はやっぱりもうちょっとソフトウェアエンジニアを突き詰めたいな、でした。まだ辞めたくない、というのが正直な気持ちでした。中途半端だなと。まああんまりゴチャゴチャ考えてもあんまりわからないので、こういう時は心の声を聞くしかないですよね。

心を癒す1週間が終わり、まだエンジニアとして頑張ろうと決めた私には、次にやることが見えていました。さあ、ここから、長い職探しの旅が始まるぞ、なんてね。でも、最初からいきなり失敗しますから!次はその失敗談から、お話しします。

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