幸せの国、フィンランドの出生率低下に思うこと
世界でも最も進んだ高福祉社会、女性進出社会の一つと考えられているフィンランド。世界幸福度ランキングでも3年連続トップを維持するなど、そこに人間の楽園があるようなイメージを抱く人(私も含め)も少なくないはず。
そして当然、子育て支援もトップクラスに充実しているこの国では、少子化とは無縁の社会が実現されていると考えるのが妥当だろうと思う。
しかし現実は違う。フィンランドは少子化とは無縁どころか、日本よりも子どもが産まれない国になっているのだ。2019年の日本の合計特殊出生率が1.