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カレッジツアーinアメリカ

#毎日note !とか書いてる割には毎日書けていない私💦特に今週は息子の学校が春休みなので、色々と忙しすぎて。。。実は今も某州のホテルのベッドで寝ころびながらこのnoteを書いています。

皆さんは「カレッジツアー」と言うのをご存じでしょうか。文字通り訳すと「大学見学」です。具体的に書くとアメリカの高校生が、早い子は2年生、遅くても3年生になったら自分の行きたいと思う大学に親子で実際に見に行き、在学生による学内案内ツアー等に参加し大学の特色や大学の周りの環境などを実際に確認する、と言うもの。アメリカは広いので、飛行機や車で移動、なので春休みや夏休みの間に数日~1週間位かけて見学して回ります。

私は関西で生まれ、親からは「女の子なんだから、家から通える大学しか行かせへん。」と言われ、東京の大学に行きたかったのですが断念し、自宅から通える大学を受験し、そのまま進学しました。家の近くの大学への進学ですから、正門などは見たことがあったけど、実際にキャンパスに行った事もなかったです。合格してからは見には行きましたけど。

私の高校の時の友達とかもどんな感じだったか聞いてみたら、当時は自分の模擬テストの結果とかから、A判定~C判定位までの大学を数校選んで受験し、実際に合格してからゆっくりとそのキャンパスを見に行った、というパターンが普通でした。(今の日本の大学受験はどうなんですか?)

そんな私は、数年前に「カレッジツアーに娘を連れて行かねば!」と夫から聞いた時は「まだ合格していない大学にどうしてわざわざ飛行機乗って、ホテルに泊まってお金を掛けて見に行くの?」って不思議に思っていました。

しかし、行ってみて、ずいぶん印象が変わりました。アメリカは本当に色々な意味で差の激しい国です。経済格差、環境格差、気候格差、本当に実際に行って、目で確かめておかないと「え?田舎の大学って言うのは聞いてたけど、マジ何にもない、ドドド田舎やん。。。」ってなってホームシックになったり、「都会とは思っていたけど、危険な街だから怖い。。。物価も思ったより高いよ。。。」ってなったり、「こんなに寒くて冬の長い所とは思わなかった。。。冬季ウツになりそう。。。」ってなったりする。「パーティスクール(飲んだり、パーティをよくする学生の多い大学)」とか呼ばれる大学もあればアカデミックな大学もある。学生数が多いマンモス校もあれば、少人数制の大学もある。そして大学によっては学生の雰囲気も随分違います。これも自分に合うか合わないか、と言うのは親はわからないけど、本人はその微妙な差もキャンパスを歩いている学生を見たら何となく感じるものがあるようです。

娘の時も、最初は東海岸の大学を色々見に行ったのですが、結局選んだのはシカゴの大学。決め手はやはり学生の雰囲気がとてもアカデミックで娘に似ていた、と言う所。寒いのは大変なのですが、今もシカゴで気合と根性で何とか頑張っています。

と言う訳で今回は息子の大学を色々見に行くために夫と交代で運転をしながら大学を回る旅を続けています。今晩はかなり田舎に泊まっているのですが、本当に田舎で何にもなくて、周りも静かで真っ暗で、ちょっと私にしたら怖い、って感じる場所です。息子もまぁ、街育ちの子なので「ちょっとこの雰囲気。。。嫌かも。。。」と言っています。せっかくここまできて「嫌かも。。。」って言われた親の気持ちは「がっくし」なんですが、でも入学してから「嫌かも。。。」って言われる方が困るので、「そうだね、それがわかっただけでもここまで来て良かったね。」と話しています。

アメリカでは大学生になったら家を出て一人暮らしをする子が殆どなので、大学選びはとても重要です。私も大学でたくさんの友達と出会い、今でも多くの友達と連絡を取り合っていて「学生時代の友達は一生続く大事な縁だな」って思っているので、息子にも自分にぴったりの大学を見つけて欲しいです。