最近の気になったニュース1

こんばんは、ももんがです。
ここのところのニュースについて私見を垂れ流していきたいと思います。

中教審の答申について「0点」というニュースがありましたが、自分的には当然現場の教員の意見なんてなにも「答申」の中にないだろうとおもっていました。現場の教員がもとめているのは、「給特法」の存在なのです。教員が、普通の労働者とは比べられない職種だということは、おそらく教員採用試験の段階あるいは、採用後すぐに気づいていると思います。

その教員という特殊な職種なのにもかかわらず、その職種の業務内容について、無責任であるということが根本にあるにも関わらず、中教審の答申では「うわべ」の体裁を整えるためだけの「10%以上の手当支給」となっていることに「0点」だと言っているのだと思います。

正直「教育公務員」が非人道的な労働環境であるのは100歩譲ってしょうがないと思います。あくまで「公務員」は「全体の奉仕者」であるのだから。しかし同種の業務だからといって「私立の教員」が「教育公務員」の労働条件を人質に「不当な扱い」を受けていることが多いことも知ってもらいたいです。

教員という職種の中で「教職公務員」の賃金や労働条件が、「不当に」なっているのであれば、「教育公務員」の労働環境、条件、賃金を率先してより良いものにしないといけないと感じます。

わたしは「元」公立高等学校の教員ですが、勤務しているなかで自分のこころの折り合いがつかなかったのは、「明文化されていないルール、同じ勤務先内で徹底されない校長の勝手なルールの押し付け」と「生徒のために」という言葉で「拒否権のない」仕事の選択。

「拒否権がない」業務ならば「校長による業務命令」をすればいいのですが、それをせずあくまで「管理職からのお願いを教員が聞いた自主的活動」とされるのが、わたしが「20数年の教員生活」で耐えられなかったものです。生徒のわがままなど、わたしにとってはなにも問題ないし、生徒の問題行動も生徒自身が問題と思っていないのであれば、「大きな問題」ではなかったです。それよりも「業務を業務としてみとめない」「生徒をばかにする教員の存在」その方がわたしのこころを蝕み壊していきました。

現在「教員」をしている人たちのなかに、どれだけ生徒たちから「先生」慕われる「人間性」を持った「人」がいるのか。よっぽど「児童生徒」のほうが「すばらしい人間」「人に求められる人」になれる可能性があるのかを考えてもらいたい。

現在の教育現場の教育システム、学習システム、教員育成システムどれをとっても、「改善の余地が多大に残っている」のだと思います。それが改善できないのは、「教育委員会」が自分たちの失敗を認めず、現場の教員にその責任を押し付け、「文部科学省や財務省」も自分たちの失敗を認めないから、改善が全くなされていないのだと思います。

発生してしまった「問題」について、しっかり「原因」と「結果」を受け止めることからはじめ。「建前でない」対策をきちんと「予算と時間」をとって、教育委員会の責任のもとに改善・対応をするべきです。
そこをあいまいにするから、教育現場でなくさなければいけない「問題」が同じように発生しているのです。

「人」は「失敗」から逃れられないのです。だからこそ「失敗」に対して「しっかり対応」することで「次の同じ問題」を発生させないのではないかと思います。

ですので「給特法」の支給額を増やすことだけでは、現場の教員が求めているものがなにも得られないのでしょう。そして文部科学省も財務省も、そして政府も今まで「教員」に「本来の業務でないことをやらせてきた」ということを自覚し、その改善をはかる対応をすることが必要なのではないでしょうか。

いいわけではありませんが、「これは私見です」

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