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マッキンゼーでなにを学んだか。そして年収1500万を稼げるコンサルタントへなぜ成長したか。Up,or Outで常にUpUpを続けてこれた理由。またそのスキルを使って、年間投資利益5000万円をキープしてきたやり方

野望を持つ

私には野望がありました。日本をよくする、というのがマッキンゼーに入ってくる人の大多数の野望です。ですが、私の場合違いました。

大学を期に東京へ上京すると、なんと皆さんクールな人が多いと感じました。しかしこれはよく言えば。。ただ私が感じたのは電車の中では会話せず、朝の通勤ラッシュ時には死にそうな顔をしている人もいるくらい窮屈な生活を強いられているように、当時大学1年生の私は考えました。

このとき大学1年生であったからよかったものの、たとえば小学1年生が通勤ラッシュ時に乗っていたとしましょう。私であれば、こんな電車乗りたくない。みんな辛そうな顔をして、電車に乗っている。会社ってそんなにつまらないところなの?仕事をするって辛いの?って思うと思います。これにより、小学生の夢から会社員は消えます。

こんな日本社会ってよくないなぁ、って私は思いました。これがまず私が大学一年の頃に思い描いていた社会人の印象です。

私はこの印象を抱いたときに、現実に世界を戻しました。4年後は私は就職をしている。この辛い顔をした人たちの仲間に入ることを意味する。絶対に入りたくない、と思いました。これが私の就職活動する前の考えです。

では、電車通勤しなければこの仲間には入らない。という条件がクリアになってきます。さて死にそうな顔をしているのは電車の中だけでしょうか。いえ、違うと思っていました。会社でも同じ顔をしているのではないかと。もしくはしていなかったとしても、表面的には嘘をついてその姿を隠しているのではないかと。

このような生き方って本当に正しいの?って思いました。

ふと、私の幼少期に戻ります。私の地元は都心とは大きく異なり、サービス業を始め、第3次産業に携わる人がほとんどいません。漁師であったり、農家の人がほとんどです。そのため電車すら使いません。「山本さんのうちで大量に白菜とれたみたいだから、もらちゃったよ」というような会話が多いです。また小学校帰りに、川へザリガニを取りに行ったり、川釣りをしたりしていました。それで一日のご飯が食べれるくらいでした。

収入は東京に比べて、少ないと思います。しかもはるかに。ところがみんな幸せそうに生きています。テレビでよくこの人ほんとうに90歳なの?若いね、って思うような人が私の地元には多く、収入は少ないながらもみんな楽しそうです。お金を使うという文化より、お互いを支えあって、お互い得をする、幸せになるというような生活をしています。

私は東京もこのような街ではないかと思っていました。しかし現実はさきほどの電車の例から明らかなように、つらそうな顔をして仕事をして通勤するのが当たり前の世界でした。

私はこの東京、または辛そうに働く人を救いたい、もしくは私の地元のように楽しめる世の中、また小学生が電車に乗っても不安を感じさせないような世界に変えていきたいと思いました。

これが私の野望です。

野望をかなえるために受けた企業

この野望をかなえるための就職活動が私の実行した就職活動です。
以下に出願しようと考えて、当時ピックアップした企業を書いています。

多くの人の人生観を変えるためには
まず
①それ相応の訴求力のある会社
②自由にやらせてくれそうな会社
③企業体力がある会社
④成長を応援してくれる会社
の4つは最低限求めたいなと思っていました。

そこで絞った就職活動業界が
①それ相応の訴求力のある会社

・テレビ局(アナウンサー:キー局5社、総合:日テレ、テレ東、TBS)
・広告代理店(総合職:電通、博報堂)
・新聞記者(購読者数の多い全国紙:読売、日経)

②自由にやらせてくれそうな会社

・ITメガベンチャー(DeNA)
・独立のための勉強(リクルート)
 ※配属希望は現在のリクルートホールディングス社かリクルートマーケティングパートナーズ社

③企業体力がある会社

総合商社(上位5社)
IBD(野村証券、大和証券、日興証券)

④成長を応援してくれる会社(※卒業後も繋がり続けるという意味で)

・戦略コンサル(すべて)
・総合コンサル
・投資銀行(外資系すべて)

という企業をピックアップしました。

この中で優先度をたてると、④⇒②⇒①⇒③の順でした。

そのためここからさらに受ける企業を選定しました。

④は絶対!!
ただし総合コンサルは当時戦略コンサルと投資銀行の後であったため、出さず。。

②はほぼ確実!ただ、公募が公にされていないルートでないと④の時期に間に合わず、④が仮に内定出た場合、おそらく受ける前に選択肢から外れるので、裏での選考ルートを探りました。十数年前になりますが、当時は人伝手で紹介してもらい、選考をオープンしてくれました。(※いまはわからないです)

①は受けたい!なにより自分の口から現状を伝えたい。ただビジネスで世の中成り立っているところもあるので話す・読む・聞くだけでは人は動かないとも思っていたため、優先度は落としました。

③は最初の期間は勉強だ、と思っていたのでしっかりとした貴重な経験を学ばせてくれるところならいいか、そして資産や動かせる金額もでかいほうが見れる世界も広く、自分の自信にもつながると思っていました。
しかし有力な根拠はなかったので、投資銀行を受けるついでに日系IBDも受けようとしましたが、投資銀行より内定が出たため、受けず。

結論、④と②のみ受けました。

このように戦略を立てて、受ける目的を決め、受ける順位をつける、またそれぞれの企業はなぜ受けるのかをざっくりと明確にしたほうがいいです。

内定実績が気になると思うので、書いておきます。

内定先:
・戦略コンサル:マッキンゼー、ローランドベルガー
・投資銀行(IBD):モルガンスタンレー、シティ
・DeNA、リクルート
・三井物産(⇒OBから紹介で受けてほしいといわれて)

上記のような企業より内定をいただきました。

実際、OB訪問もしましたし、各社の研究も行いました。それについてはどのような形で行っていたか、後日書いていこうと思います。

内定をもらうためにはある程度の戦略があります。ただその前になぜその会社を受けようと思うのかを明確にすることで正確な人生設計になるのではないかと思っております。

最終的になぜマッキンゼー??

私が迷った企業はモルガンスタンレーと迷いました。理由は収入です。

オファーレター記載の年収が明らかに異なっていました。

マッキンゼーが初年度650万円(当時)前後であったのに対して、モルガンスタンレーは初年度850万円(当時)でした。まずここで開きがあります。

また勤めてからも収入に関してはいろいろと考えたことがあります。在籍したのは5-6年ほどでしたが、最終年収は1500万前後でした。しかしもしモルガンスタンレーにいたとすると、年収3000万はいっていたんじゃないかとおもっています。

これくらいコンサルと投資銀行ではもらえる額が異なります。ビジネス起因でもらう金額の差によるものです。契約形態が成功であるか否かなど、セクションごとの出す金額にも大きな違いがあり、これらが絡み合った結果年収の差異に結果が現れてきます。

このような状態であっても、私がマッキンゼーを選んだのが当初からあった野望を実現するためです。

お金はたしかにもらえる、しかしそれは規模の経済であって、自分の力が付くとは言いにくいのではないかと思いました。最終的に出すアウトプットがM&Aの場合、証券取引所とのやり取りなどは会社を介することでしかできないことも多々あります。

しかしマッキンゼーのコンサル領域においてはビジネス上お金をもらえる企業に入るものの、情報の仕入れ方や加工の仕方、相手への伝え方などソフト面のスキル全般において、モルガンスタンレー以上に身につくところが多いのではないかと思っていました。

またこれだけではなく、卒業生の輩出者数と、その経路の異なり具合です。私のように地方出身の田舎者もいれば、東京育ちでエリート出身の人もいれば、半年で辞めて起業する人もいる。しかしみんながみんな仲がいい。これがマッキンゼーでした。少なくとも、大学時代の私にはそう見えていました。入社してからもこの印象は変わりません。男女関係なく、言いたいことはいう、自分の考えは最後まで言い切る、そして相手の話は最後まで遮らずに聞ききる、このような雰囲気が私にはとても好きでした。

モルガンスタンレー(IBD)を選んでいたらどうなっていたか?

金銭面は大きく異なると思います。

また卒業後の進路も違っていたと思います。自分の野望のため、というよりはまず顧客第一。という考えが根付いています。

マッキンゼーも同様に顧客の利益を、というミッションはあるものの、中の人に対しては「正直お前のやりたいことはなんだ?」、「それは本当にやりたいことか?」はよく聞かれました。

このようなやりたい、をかなえてくれる雰囲気はモルガンスタンレーにはなかったように、当時の大学生の私には感じました。実際、モルガンスタンレーを卒業した人に話を後日談として聞くと、意外にもフランクだった。という人は多かったです。

ただ結果オーライで私はマッキンゼーに入社したことで、頭脳精鋭な集団に所属できたこと、5-6年で経験したことは社外に出ても役立つと確信できたことは私の誇りになっています。

マッキンゼーで学んだことは社会で確実に生きる、そう思えるマッキンゼーの時間でした。またマッキンゼーを選択したことに対して今でも悔いはありません。むしろ大成功させてもらったと思っています。

「Up,or Out」

これはマッキンゼーが流行らせたものと思って、間違いないと思います。成果を出せなければ、去れが日本国内では広まっているようです。

しかしマッキンゼーにいた私からすると、それは違うのかなと思います。理由はマッキンゼー社内では成長は常に問われます。しかし退社するのは日本人であれば、進んでなかなかできるものではありません。若い時期に転職や外に出る経験をビビってはいけません。それを強制的に動かしてくれるマッキンゼーはとても素晴らしいと思います。

もしかするとこいつはマッキンゼーではないほうが成長するという人が少なからずいます。そんな人のために、成長するなら若くて早い時期がいい、そのため早期から生き抜くための信念を身に着けろ、という意味で「Up,or Out」は出来上がった言葉なのではないかと思います。

私自身も成長や進化、新しい経験を求めて、社外に出ました。常に人間脱皮と成長が大事です。これを半ば強制的にさせてくれる環境を持っているのはマッキンゼーくらいなのではないでしょうか。

ファーストキャリアの選び方(マッキンゼー編、三菱商事編)

私がマッキンゼー時代・三菱商事時代に、OB訪問を受けていました。

このときによく聞かれたのがファーストキャリアの選び方です。

マッキンゼーの頃は起業を志しているがマッキンゼーはどのような経験を用意してくれるか?

三菱商事の頃は一日の生活スケジュールや、見ている日本の未来について、を聞かれました。

起業を志す人向けのステージはマッキンゼーにはありません。また三菱商事単独では日本の未来を語ることはできません。が、当時わたしが言っていた回答です。

いまでもそれは変わりません。

理由はマッキンゼーの見ているクライアントはベンチャーなど規模の小さい企業は見ていません。そのため、起業のスキルが就くとは言いにくいです。

ただ卒業して起業する先輩方は多くいました。そしていまでも多いです。

理由はコンサルしている中で、このビジネスは儲かる!と思い、クライアントに提案したものの、はじかれたものもあり、それらが募った結果、じゃあ私独立してやるよ!みたいな人が多かった印象です。

私自身も実際いま会社を経営しています。第一産業従事者向けのサービスを展開しており、社員数10名(契約・手伝い込み)もいない中、年商4億稼げています。

簡単に計算すると、一人当たり4000万円以上収益に貢献していただいているところです。

これには秘密があります。

ニッチオブニッチな領域で大手企業は入ってきませんし、いま自社株はエンジェル投資家に数名入っていただいているものの、企業からの出資は受け付けておりません。

4年以内にマザーズへ上場する予定で計画を練っているところです。

競合と思える企業は2社おりますが、狙っている市場が異なるため直接の競合にはなっていません。また大手系でいうと住友林業の一事業なんか近いかなと思いますが、さすがに4億しかかせげていない領域にこれほどの大きな企業が稟議を通し、入ってくるとも思いません。

そのため弊社は利益率50%を超え、借入金もなく、自己資本と出資により成り立っているため、世間の認める好成績企業です。

中途採用も、新卒採用も全く行っておりません。システム開発はするものの、経営陣含めてみんなでやっています。利用者に対して利用料を取らないビジネスを運営しているため、かなり優れたUIもいりません。むしろ利用者は求めておりません。利用率もデイリー換算利用者の8割が一日のいずれかのタイミングでアクセスしておられます。

システム開発会社に依頼してもこれほどUXが優れたサービスはないのではないかと考えております。それゆえに思うことはマッキンゼーで学んだことはいまに直接は活きません。

しかし活きるものがあります。それは問題解決力と、問題起案力です。

問題解決する力は難局になるほど役に立ちます。このスキルを身に着けられている人はビジネスパーソンのうち、1/15ほどといわれています。

さらに問題起案力こそが私は大事だと思います。このスキルは解くべき問いを立てるということです。

さて、解くべき問いとはなにか?

それはタイミングがあっているか、また優先順位は上位の問題であるかの2点です。解くタイミングが早ければ解決策にはなるものの、効果が薄れてしまいます。多少の改善はありますが、タイミングがずれているゆえに大ヒットの成功まではいかないでしょう。

また優先度が高い問題についてですが、これこそ本当にマッキンゼーで身に着けた本物のスキルです。有限な時間の中で高パフォーマンスを発揮するためにはという問い立てが大事です。これを常に考え、PDCAを回してこれたことは私の財産です。

解くべき問い、解くべきタイミング、そして優先順位の立て方。

それが問題解決力、問題起案力の威力を発するところです。

問題解決力とはなにか?

問題起案力があるとなにができるのか?

私はこのスキルを身に着けたことで以下の4点が結果として出ました。

・人間関係が良くなりました

だれだれさんの下でプロジェクトを回せたことをほこりに思います。また社内で相談してもいいですか?といわれることが増えました。

・お金との向き合い方

マッキンゼーで入社3年目の頃には年収1000万円をこえるようになりました。このころ、お金の使い方をしっかりと学習しました。1000万円を浪費につかうのか、それとも3000万円に増やしてから1000万円つかうのかという分岐点です。私は後者を常に選び続けました。

・仕事での成果の出し方

見違えるように出てきました。メールや電話一つにしてもいまするタイミングか、またやらなくてもいい、もしくは他の代理を立てる、などさまざまなやり方を試みました。自分の時間をもてるようになるだけではなく、ストレスも減り、その分後輩指導に時間を使うことができました。後輩に教育することで最終的に助けられるのは私自身と学んだのもこの経験からです。

・株取引での年平均300%以上での実績

これはかなり大きかったです。最初はリスクが大きい、目標が高いかなと思っていました。しかし買う前に分析と調査を怠らず、買うべきタイミングをはっきりさせることで株価が大体6か月前後で8倍ほどになっている企業が多いです。私の場合は大手企業にはほとんどかけていません。週で売買をするのは大手でやっています。その場合損切りも5%出れば損切る速度でやっています。短期で売買を繰り返すことで大きく負けることをなくしています。これもどの問いをどのタイミングで解くべきかを明確にしているゆえんです。引きつってしまうと、他に買うべき株を買えません。明らかに機会損失はお金の損失以上に大きい。これを知り、すぐに損切りして儲かるところにお金をかける。これが投資で儲ける方法です。私は週ペースで3-5%稼ぎます。例えば100万投資したら、週末には105万になっているイメージです。ただ中には月曜に-20万、火曜に-40万、水曜に+30万、木曜に+20万、金曜に+15万というような勝ち方です。トータルして週に5万円ずつ増えているような形です。ほかにも半年間の投資もあり、これは年間5-8銘柄これらを買っています。大体6-8倍に膨れ上がっています。最高で13倍になった企業もあります。今後、どのような銘柄になぜこのタイミングで投資をしたのか、別の章で書いていきますので以後お楽しみに。


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