スパっと決められないのも自分の能力

毎週水曜日21時から、YouTubeチャンネルで生配信している「おSENTOロックショウ」シーズン2。

この配信では、私が伝えている「インドの伝統医学・アーユルヴェーダ」の理論を用いて、ゲストの本質を分析し、今の状況や自分の能力の活かし方など、そして季節に合わせた心と体の健康の話をしている。

そして配信後に、noteでその振り返りをテキストでまとめているのだ。

今回のゲストは、Excelで統計学を教える講師、米谷学さん。

米谷さんは、だいたい同じ時期にライブ配信番組を始めた配信仲間。

自らMCをしてゲストをインタビューする「自分TV」と言うライブ配信スタイルをビジネス活用する方法を教えている、水越浩幸先生の門下生仲間なのだが、本当に親切で面倒見が良いので、自分TVの中でもめちゃくちゃ信頼されている。

そんな米谷さんの本質は、私もなかなか興味深かった。


アンケートのチェックの数が少ない

まず、ゲストにお願いするアンケートには、かなり多めのチェックリストがあるのだが、そこにチェックが少なかった。

チェックは迷わないように、「矛盾していても両方あればどちらもチェックして可」としているのだが、それでもチェックが少ないと言うことは、かなり自分について分かってない部分が多いと考えられる。

あまり自分の体調や心の動きについて省みないと言うこともあるだろうし、あるような、ないような、と迷って決められずチェックできないという優柔不断さがあるとも言える。

そんな中でも、一番多かったのが「水のエネルギー」

水の人はおっとりとして緩慢なので、思考もゆるやかで物事をスパっと切れないとも言える。

そうとも言える。
でも、こう考えるとこうとも言える
ただし、こういう場合はこんな判断をしよう…

ゆるゆると思考しているうちに、どれでもあってるような、どれでもないような気がしてきて、決められない…そんな風なイメージ。

米谷さんはこのアンケートを開いては閉じて、と迷って悩んだ様子。このチェックの少なさは水のエネルギーの多さを語ってるような気がした。


子どもの頃には風の特徴も

一方で、子どものころは痩せていて小柄だったと言うことで、風のエネルギーもありそうな感じがした。

聞けば、子どもの頃は気分が高まると急にテンションが上がったりして、変な目立ち方をしていたともいう。

そして、あれやこれやと興味を持って始めたことも、割と飽きっぽく、すぐにやめてしまっていると言うことも多かった。

また、20代の時は今でいうブラック企業的な会社で働いていたそうで、その頃はやや風優勢だった様子も。


そこで出てきたのが、あまり怒らない米谷さんが「イラっとしてゴミ箱を蹴ったりしたこともあった」というエピソード。

実は「生き方向上委員会」の質の良い視聴者の皆さんには風タイプが多い。

ちょっと前に「電話でイラっとしたら受話器を投げがちなのは風」と話をしたところ、風タイプの人はこぞって同調し、以来「受話器は投げるもの」「ゴミ箱は蹴るもの」と言う風常識が爆誕した。笑

火の人も悪化してると激昂することがあるので投げることもあるだろうが、怒りのレベルが違う感じ。

風の怒りは勢いなので、収まるのも忘れるのも早い。

20代の頃の米谷さんは、仕事の環境によって風のエネルギーが増えていて、風っぽい一面が強く出ていたのかも知れない。


今はゆったり水ベース

30代で仕事が変わり、今の仕事につながる「統計学」を始め、仕事への向き合い方も変わり、独立することとなった米谷さん。

米谷さんが水ベースだなあと感じながら、私は一つの疑問を持った。

「統計学と言うのは、数字からあれこれ分析することのはず…スパっと斬るのが苦手そうなのに…?」


でも、はたと気づいた。

米谷さんは、統計から分析するのが仕事ではなく、「統計学を教える」、つまり「統計の見方や分析の仕方を教える」のが仕事なのだ。

これに、スパっと斬る力はなくてもいい。

むしろ水ののんびり、ゆったり、おだやかに向き合う姿勢で、生徒のペースに合わせられる優しい先生なのではないだろうか。


無意識に自分に合ったポジションを選んでいた

米谷さんは、いろんなものに手を出しつつも飽きっぽい一面があったが、この統計学は30才過ぎに出会ったにもかかわらず、ずっと続けてこられている。

これは、あっているんだろうなと感じた。

しかも、統計を分析する人ではなく、それ教える講師というポジション。
これは向いている。

もちろん、先生にもいろんなタイプが求められるので、人によっては切れ味鋭いものや、スピード感のある教え方を求める人もいるだろう。

だから、米谷さんの教え方にマッチした生徒さんが来てくれるようにすることが大事なのでは?と言う話しもした。

きっと統計学を教える講師は他にもいるだろうから、何を教えるかより、どんな風に教えるかを知ってもらう。

その相性は重要で、そこがマッチすれば教える方も教えられる方もストレスが減る。

そのためには、自分がどんな人間でどういう教え方をするのかが、授業を受ける前に分かるように人となりを伝えていくことも一つだろう。


何事も切れ味鋭く、スパッと斬れる方が一見、すばらしくすごいようにも見えてしまうが、そうじゃないものを求めてる人もいる。

自分がどっちを向いているかだけ。それで見える景色が変わるのだ。

自分の持っている力を必要とする人へ使おう。

持って生まれたものは、すべて自分の才能。

言ってしまえば、受話器を投げるのさえ、その人に与えられた能力なんだよ。笑


こんな感じのアーユルヴェーダ・カウンセリングはこちらから。

それを元に、あなたの魅せ方を考えるパーソナル演出はこちら!


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