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この1年で私が戦災復興や支援について考えたこと

ウクライナ侵攻をきっかけに2022年3月25日に立ち上がった、一般社団法人戦災復興支援センター(WDRAC/ワドラック)の活動に関わっています。
早いもので設立から1年が経ちました。

そしてWDRACでは設立1周年を機に、3/18にオンラインシンポジウムを開催しました。
当日のシンポジウムに私は参加できなかったのですが、顔なじみのメンバーの参加がほとんどだったこともあり、シンポジウムでは、
「WDRACで寄付をはじめとする様々な活動をする前に、ここにいるあなたがどんな考えを持っているか、この1年で目にした事、見聞きした事があなたにどんな影響を与えたか、知りたい」
という、代表でもある彰さんの問いにそれぞれが意見を述べる場となったようでした。

彰さんからの問いかけは3つあったのですが、これらはWDRACのオンラインの活動場所で引き続き、それぞれが意見を発表し、共有していく予定です。

ということで、私もこれらの問いについて、ここでまとめてみたいと思います。

①この1年、あなたは戦争についてどんなことを考えましたか?

もし自分の生活の身近なところで戦争が起こってしまったらどうしよう。と、よりリアルに考えるようになりました。
具体的には、戦争自体の良し悪しというより、もしものことがあったら、どこに避難しようか。海外へ行くのか、どうか。というようなことです(基本的に戦争なんて嫌だしなくなってほしいのですが)。

その中で、WDRACの活動に関わるようになったこともあり、やっぱり「人と人との繋がり」は大事にしておきたいなと思うようになりました。
それは互いに頼れる存在になり得るし、そういうものが今後戦災のみならず、災害、自分や家族(とくに子供)の人生におけるピンチのとき、一番救いになるのかも知れないと今は感じています。

②いま、戦災復興に関してあなたが興味を持っていることは何ですか?

単純に、その領土を支配するために街やそこでの暮らしを破壊してしまったあと、その土地はどうやって再生していくのだろう。ということが気になっています。
前例もありますが、今生きる自分と同じ時間の中でのこれからについては、まだあまり現実味がありません。
悲しみや憎しみが多く残りそうな土地がどうやって復興していくのか、どういった人がそこで暮らすようになるのか、何ができるのか。具体的なアイデアはまだ湧きませんが、そこに人間の生きるエネルギーみたいなものを試されているような気もしています。

③あなたはアンサングヒーローたちにどんなことを伝えたいですか?

いつも現場で動き続けてくれてありがとう。
あなたたちの行動のお陰で、私も新しい繋がりと経験を、そして支援や寄付について、新たな気づきを得ることができました。
今は皆さんの活動を支援する形で繋がっていますが、そういった形を越えて実際に会ったり、こうして出会えた人としての繋がりを大切に、関係を築いていけたら嬉しいです。
まずは安全第一で。お互い、目の前のやれることを頑張りましょう。

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