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息子生後2か月と4日。ウクライナでの支援活動レポートを通じて、子供の未来を考える。

2022年3月、ウクライナ侵攻を機に立ち上がった一般社団法人戦災復興支援センター(WDRAC/ワドラック)での活動に関わっています。
代表理事のアキラさんは6月、WDRACとしてもサポートしているSimon(サイモン)とTravis(トラヴィス)のウクライナでの支援活動に帯同し、その時のことをnoteにまとめてくれています。

私はちょうど6月末に第二子を出産したばかりで、そのころからWDRACの活動を追いかけ切れていなかったのですが、ようやく心と体、そして時間の余裕ができてきたこともあり、アキラさんの活動報告を全て読むことができました。

読み終えてみて思ったことは、「たくさんの人にこのレポートを読んでもらいたい」ということでした。
ということでこの活動報告をシェアしつつ思ったことを書いてみます。

ウクライナの普通じゃない日常に触れる

この報告記事にはたくさんの写真や動画も貼られています。日常のささないなものがほとんどですが、そんな映像とともに文章を読むことで、私も一緒に活動拠点のあるポーランドや支援を行うウクライナの街を訪れたような、一緒に旅したような気持ちにもなりました。

普通じゃない状況ではあるけれども、青い空や綺麗な景色もあるし、楽しそうな笑顔のシーンもあるし、美味しそうな食べ物もあるしで、暮らしの中に戦争がありながらも、今のウクライナの人々が過ごす日常(もちろん一部に過ぎないと思いますが)に触れたような気持ちになりました。

そんな中で当たり前に生活する人々がいることに改めて触れると、現在生後2ヶ月の子供を育てている自分にとっては、何とも言い難い気持ちにもなります。

2人育児が始まり毎日バタバタな日々ですが、改めて家族揃って平和に暮らせていることのありがたさも感じました。
子どもが泣いている、オムツ代がかかる、洗濯物が増えるくらいなんなのさ!という感じでもあります。

生きていくうえで大切なことって何だろう

また現在育休中ということもあり、私は今後の自分のキャリアというか、働き方やお金について色々考えては悶々としていたのですが、改めて人と人との繋がりの大切さを感じました。

いつ普通の生活が破綻するかわからない。そんな現実を見せつけられた中でも、人々は助けたり助けられたりしながら生活をしています。

支援を受ける側はもちろんだけど、支援をする側のサイモンやトラヴィスも仕事とか家族とか大丈夫なんだろうか…とかも思ったりします。でも彼らは穏やかな優しい表情で、ウクライナの人々に物資を届ける日々を送っています。

そんな人々を見ていると、お金がかかる、もっと稼がなきゃ。と焦る自分の気持ちも少し落ち着くというか、冷静な気持ちにもなります。

もちろん、子どもたちのためにもお金は必要だし、もっと稼ぎたいけど、自分や家族、周りの大切な人々が何かあったとき、助け合える繋がりがあるかどうか。
本当に困ったとき、生きていく上で大切になるのはそういう繋がりかもしれないな。と思うと、子どもたちのためにも自分ができることはまだまだたくさんあるなあとポジティブに考えられました。

友達の友達を支援する、を改めて大切に

活動報告を読み、そんなことを思い、改めて「友達の友達を支援する」から始まったWDRACの活動にこれからも関わっていこう。と思いました。

ウクライナ侵攻から時間が経ったことや、日本も経済的に苦しい状況などもあったりで支援金を集めることは何年難しくなってきてはいますが、WDRACでの活動を通じて、「困ってる人がいるんだけど、助けてくれない?」と声をかけ、手を差し出してくれる人の繋がり、そういう輪をこれからも少しでも増やしていけたらな、と思います。

実際、私も子供が産まれて、金銭的には寄付をする余力はますます無くなってきたのですが、お金を出す以外にもできることはあり、WDRACはそういう機会を持てる場でもあるので大切にしたいと感じています。

娘や息子の未来を思うと不安になることもたくさんあるけれども、少しでも希望を持てるように。
私ができることはまだまだありそうだな。焦らずできることをやっていこう、と改めて思いました。

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