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そんな簡単なことで! と驚かれる幼児期にやるべきレッスン

幼児のバレエレッスンで一番たくさん練習することは何かご存じですか?

それをしていないとバレエが上達しないばかりか
日ごろの成長にも影響しかねないことが起きるのです。

こんにちは。
バレエを通して社会で必要とされる人を育てる
MCB(モリヤマシティバレエ)代表 やすなみずほです。

幼児期に反復練習すべきステップ

それはスキップなんです。

バレエのレッスンのスキップにはたくさんの効果があります。

①脚力の強化
片足での連続ジャンプから同じ軸足で着地をする跳躍は、大人が考えている以上に脚力が必要なのです。
大人でもスキップができない方がいらっしゃいますが、それは子どものころに脚力を鍛えられてなかったことも一つの理由かもしれません。

②足底筋と足指の強化
日常のスキップとは異なり、バレエでは跳躍の時に必ずつま先を伸ばすことが求められます。そのため、バレエのレッスンのスキップでは片足でつま先が伸びる高さまで飛んだり、空中での滞空時間を長くするために足裏と足指で床をしっかり蹴るチカラが養われます。

③腹筋を養う
バレエのレッスンのスキップでは、ひざを高く上げて維持したり、ジャンプでの滞空を安定するために、上げた脚のつま先を軸足から離れないように維持する腹筋が必要になります。
また、片足で安定して動くために、上半身がブレないように支える体幹が鍛えられることで姿勢の強化にも繋がります。

④動作リズムが養われる
動きの強度を上げる際に、身体の各パーツが連動するタイミングを動作リズムといいます。
バレエのレッスンに限らずスキップの動きは、日常動作ではあまり体感しないリズムだということにお気づきでしょうか?
バレエだけでなくダンスやスポーツでは、それぞれの動作リズムを体感として習得することで、動く際に身体の各パーツの連動するタイミングが技術向上のカギとなります。
ジャンプの時に必要となる腕を振る動作や、腕と足の連動するタイミングがスキップの高さや安定感に繋がります。

バレエのレッスンのスキップの反復練習を少しずつ強度を上げることにより、日常生活におけるスキップ以上の身体機能の向上と効果をバレエでは得られます。


小学生以降に学ぶバレエのジャンプ系のステップは、ほとんどがスキップが基本になっているほど、スキップの効果は高く、スキップが基本に忠実にできていれば、その後に習う片脚で飛んで着地するなどのジャンプ系のステップ習得の基礎となります。
スキップがしっかりとできることで、ジャンプ系のステップに自信をもてることにつながりますので、レッスン以外においても正しいスキップができているかを見てあげることで技術向上が望めます。

また、スキップの動作そのものにおいても、子どもたちが楽しい気持ちやうれしい気分になれるので、メンタル面においても良い効果をもたらします。
そんな簡単なことで!?と思われがちなスキップですが、基礎的な筋力の向上や情操面にも良い効果を得ることができるのがスキップなんです。

実は、ここだけの話、いかに美しいスキップを目指すか。コレ、世界中のバレエ学校の幼児期の目標なんですよ。
モリヤマシティバレエでも重要視しているスキップのレッスンの様子をご覧ください。


MBCのめざすところ

バレエを通して
心と身体に
「しなやかさ」を築く

MBCでは、技術を習得することだけでなく
バレエのレッスンを通して、
なぜその行動をするのかを汲み取る心を育むことにも力を注いでいます。

子どもたちが自らすすんで
他者をおもいやることに気づき、
その思いを行動に表すにはどうすればよいかを
一緒に考えることで
心と身体に「しなやさ」を築くことをめざしています。

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