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USB-PD対応 Type-C変換アダプタを選ぶならこれ!HDMI、Power Delivery急速充電対応、LANポート欲張りタイプCアダプタ決定版

MacBook使う人なら必需品、タイプCの変換アダプタ、今ではWindowsでも標準装備でタイプC装備、しかもWindowsでも、Power Delivery急速充電対応(PD対応とも言う)のものも多くなり、昔ながらのACアダプタを持ち運ばなくても良くなってきた良い時代になりつつあります。

はじめに今回の目的

私の使っているMacBookも、Windowsも、PD対応になっていて所持しているPCごとにACアダプタをつながなくても良く、PCに繋ぎ変え出来るのは非常に便利です。という事で今回は、PD対応のタイプCひとつで、あれもこれもケーブルを一つにまとめられたら良いな。という妄想を叶えるアダプタが2021年の昨今登場してきたので比較して使ってみた結果をまとめます。

USB Power Deliveryとは

まず肝心な基本となるUSB Power Deliveryとは何ぞやですが、USB PDは、USB Type-Cに対応した給電規格です。

スマートフォン周辺機器として現在使われているUSB端子 (USBのコネクター部分) には大きく分けて、USB Type-A、Micro USB、USB Type-Cという3種類の形があり、USB Type-AはノートPC、Micro USBは一部のスマートフォンやデジタルカメラ等に多く採用されてきました。その中で最も新しい端子の規格が2014年8月に登場したUSB Type-Cです。USB Type-AやMicro USBと違い、USB Type-Cは上下対照の形でリバーシブルに使える構造となっており、最新のスマートフォンやMacBook等に採用されています。

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USB PDの給電パワーは従来の20倍

標準的なモバイルバッテリーやUSB急速充電器と比べると、最大100Wの給電能力をもつUSB PDは20倍ものパワーを持っている。

USB PDのパワフルな給電能力を発揮させるためには、充電するデジタル機器、充電に使うモバイルバッテリーやUSB急速充電器・その2つを繋ぐケーブルの3点全てが、USB PDに対応した製品である必要があります。ひとつでもUSB PDに対応していなければ、その性能は発揮されません。

アダプタに変換コネクタの種類

PC側はもちろん、PDタイプのコネクタがひとつ必要です。これに対して何を繋げられるかの変換先にどんなものがあるかピックアップしてみる。

(1)PD対応 USB-C 充電ポート【必須】※60W以上

PC側からPDポートを一つ使ってしまうことになるのでさらにここから充電するためのPDポートが必要になりますので必須でほしい。ただこれは何ワットまで使えるのかそのPCは何ワット必要なのかもよく見ておく必要がある。たとえば、MacBookは29W、MacBook Airは30W、MacBook Pro(13inch)は61W、MacBook Pro(15inch)は87Wと必要なワット数が異なってくる。持ち運び用として活用したいので今回は最低でも13インチの60Wは必要になる。Windowsも13インチのノートだとこのくらいが目安になります。

(2)USB-Cポート【任意】

これは(1)のPD対応があればなくてもあまり困らないかもしれない。あったら便利。PDポートは充電で使ってしまっているのでタイプC接続デバイスが使えないことになるためである。MacBook Proの場合タイプCがふたつあるので問題はなく、ひとつは充電用、ひとつはデバイスとか他の変換器に使うことができるが、タイプCがふたつあるWindowsはかなり少ない。あったらほしいところです。でややこしいのは同じタイプCでも規格が違うので、例えば高速タイプであれば、5Gbpsの高速データ転送などある。

(3)HDMIポート【必須】※4K対応

HDMIとは、「High-Definition Multimedia Interface」の略で、映像・音声・制御信号を1本のケーブルにまとめて送ることができる通信規格のことです。今までは音声・映像信号ごとに色分けされたケーブルが何本か束になったオーディオケーブルを使用していましたが、HDMIでは映像・音声の両方を1本のケーブルで送ることができます。
今では映像接続、PCならばディスプレイ接続と言えばHDMIが主流だと思います。(出力側もタイプC接続というのも一部あります。)また規格も複雑ではあるが、今なら最低4K表示ができれば問題はなさそうです。

(4)USB-A ポート【必須】※2つ以上のUSB3.0

ユニバーサル・シリアル・バスは、コンピュータ等の情報機器に周辺機器を接続するためのシリアルバス規格の1つ。PC使っていてこれを知らない人は居ないと思うが、これも規格が複雑ではありますが、他のコネクタが充実してる場合これは、マウスを繋ぐ、カメラを繋ぐとか低速で十分なのであればなんでも良い気がするが、ここではUSB3.0としておきます。
・USB3.0は、最大5Gbps転送速度(理論値)の規格
・USB2.0は、最大480Mbps転送速度(理論値)の規格
・USB1.1は、最大12Mbps転送速度(理論値)の規格

(5)LANポート【必須】※1Gbps対応のイーサネットポート

これは賛否両論かもしれないが、Wi-Fiがあれば基本は要らないもので、最近のノートPCにはそもそも無くなった過去の遺産ともいえるものかもしれないが、実は大事なものでもあります。Wi-Fiだとそもそもそんなに早くない、少なくとも物理的なLANケーブルで直接つないだ方が速いに決まっている。私が使っている自宅のネットワークは700Mbpsを超える回線を使っているが、Wi-Fiにすると、100Mbps以下まで減衰する。なので自宅でデスクに座って繋ぐ分にはLANに繋ぎたいからLANポートは必須となります。ただ高速であるためには、LANケーブルもギガビット対応、ルータもギガビット対応、そして回線自体も高速である必要がある。もし回線が鈍かったとしても欠損が極力少なくなるはずです。

(6)カードリーダー各種【任意】

カードリーダーと言っても、今時主流なカードというと、SDカードだと思うのでこれが使えればいいかなといったところです。ただSDカードにも規格とサイズが多数あってわかりにくい。容量と速度の関係で規格が決められている。サイズは通常サイズのSDカード、MiniSDカード、MicroSDカードと主に3種類、スマホによく使われるのは、MicroSDカードで一番小さいもの、サイズはSDカードアダプタにはめれば小は大を兼ねることができる。
ほか容量とクラスというものがあって、最新の主流だけ説明すると、SDXCカードが、最大容量512GB、スピードクラスがClass10で、読み書き時のデータ転送速度が最低10MB/秒というものが対応していれば十分だ。

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買うならこれ!実際に買ってみてよかったベストバイ

変換ポート(アダプタ)の必要な種類が分かったところで今どんなものがどのくらいで買えるのか、実際に購入してよかったもの、買ってないけど良さそうなもの含めてまとめてみる。

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実際に今手元に持っているタイプCアダプタがこの写真になります(一部タイプCではないものもあります)

【1位】Anker PowerExpand 6-in-1 USB C PD

Anker PowerExpand 6-in-1 USB C PD イーサネット ハブ PD 65W USB-Cポート 4K HDMIポート 1Gbpsイーサネットポート USB3.0ポート搭載 MacBook Pro, MacBook Air, iPad Pro用

価格: ¥4,590

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これが私が使っている一番新しいもの「My new gear!」です。もうこれ完璧でしょう!カードリーダーがないだけですね。通常使わないし使う時だけカードリーダーがあればいい。しかもこのサイズはモバイル用途に最適です。いきなりですが優勝です!2021年ベストバイ!

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1)PD対応 USB-C ポート:最大入力65W、最大出力53W
2)USB-Cポート:5Gbps 高速データ転送
3)HDMIポート:4K 30Hz対応
4)USB-A ポート:USB3.0×2ポート
5)LANポート:1Gbps対応
6)カードリーダー:なし

【2位】USB C ハブ ドッキングステーション 10-in1

USB C ハブ ドッキングステーション 10-in1 多機能 HDMI 4K出力 二つ画面拡張可能/3*USB3.0ポート/87W PD充電/LANポート(1000Mbps)/VGAポート/3.5mmオーディオ/TF/SDカードリーダー usb-cハブ/MacBook Pro/ MacBook Air/ iPad Pro 2018 2020/ Dell XPS 15 13 / Surface Go / Huawei Matebook およびその他のType Cデバイス対応可能なタイプ C ハブ

価格: ¥4,299

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もうこれは、超欲張りセットのなんと10-in1 多機能でこのサイズで収まってるのがすごいっていう優れもの。【1】のものを使う前はこれをメインで使ってました。がVGAはもう家にはそんなディスプレイがないので要らない。ひとつ持っていると何かの役に立てる頼もしい存在ではあります。

1)PD対応 USB-C ポート:最大87W(PD3.0)
2)USB-Cポート:なし
3)HDMIポート:4K 30Hz対応
4)USB-A ポート:USB3.0×3ポート
5)LANポート:1Gbps対応
6)カードリーダー:Micro SD/ TFスロット
7)VGAポート:
8)3.5mmジャック:あり

【3位】USB TYPE-Cハブ 7in1ドッキングステーション

usb c vga usb-cハブ7in1 type c hdmi vga 変換 usb type c ハブ usb-c hdmi lan Samsung Galaxy /S9/S8/Note 9/Macbook pro/2018/2019/2020 MacBook Airなど対応

価格: ¥4,080

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【2】のものとサイズも使えるポートもほぼ同じ、カードリーダーがないタイプ、USB-Aがひとつ少ない以外は同じとなります。

1)PD対応 USB-C ポート:最大87W
2)USB-Cポート:なし
3)HDMIポート:4K 30Hz対応
4)USB-A ポート:USB3.0×2ポート
5)LANポート:1Gbps対応
6)カードリーダー:なし
7)VGAポート:
8)3.5mmジャック:あり

【4位】デュアルHDMI交換アタプタ2HDMIポート

USB Type CからデュアルHDMI交換アタプタ 4K解像度 2HDMIポート+USB 3.0高速ポート+USBタイプC PD充電ポート MacBook Pro/iPad Pro 2018/Macbook Air 2018/USB C デバイス対応

価格: ¥4,599

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これはかなり変化急なアダプタで、デバイスに2つのhdmiポート+usb 3.0ポート+PDポートを接続し、4つのポートは同時に動作することができます。Windwosならば、PC側の対応状態もあるが、トリプルモニタも利用できるすごいやつ。

【5位】Tuwejia 60W出力PD充電対応変換アダプタ

USB Type c HDMI アダプタ Tuwejia usb タイプc 4K 解像度 hdmiポート+USB 3.0高速ポート+USBタイプC高速PD充電ポート 3-in-1 変換 アダプタ UHDコンバータ MacBook Pro/MacBook Air 2020 iPad Pro 2020,ニンテンドースイッチ,Samsung Galaxy S20/note 20/Surface Go/ USB C デバイス対応 (スペースグレイ)

参考価格: ¥2,999(セール特価: ¥1,349)

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これはこれまで紹介したものを見てからだと全然多機能じゃないってなるけど、そんなに甘くない。PD対応60W出力ができて、HDMIあって、USBがある3in1タイプの最小構成で通常使う環境では必要条件を見たしてかつ安い。Amazonではベストバイ「Amazon's Choice」にもよく出てくるデバイス。

1)PD対応 USB-C ポート:最大出力60W(充電専用※データ転送不可)
2)USB-Cポート:なし
3)HDMIポート:4K 30Hz対応
4)USB-A ポート:USB3.0×1ポート
5)LANポート:なし
6)カードリーダー:なし

いかがでしたでしょうか、これらアダプターを買ったらケーブルも忘れずにそれ以上の規格のものを購入しましょう。

【USB-Cケーブル】Anker USB-C & USB-C Thunderbolt 3 ケーブル

Anker USB-C & USB-C Thunderbolt 3 ケーブル (0.5m ブラック)【100W出力 / 40Gbps / 高速データ転送 / 4K対応 / 5K対応】MacBook iPad Pro 他対応

価格: ¥2,999

【HDMIケーブル】Hanwha 8K 4K 2K対応 UMA-HDMI10T

Hanwha HDMIケーブル 1m 細線 4.2mm Ver2.0b スーパースリム ハイスピード 8K 4K 2K対応 UMA-HDMI10T

価格: ¥399

【LANケーブル】エレコム LANケーブル CAT6A LD-GPASST/BU20

エレコム LANケーブル CAT6A 2.0m ツメが折れない スーパースリム ブルー LD-GPASST/BU20  Cat6A準拠(10GBASE-T/1000BASE-TX/1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tに準拠)

価格: ¥547(2.0m)


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Webのお仕事、元phpプログラマ、今主にWebディレクタ、たまにエンジニア、UXディレクタ、LTのネタ探ししてます。