見出し画像

喧嘩上等OLの戦い~地獄の花園

編集部のエイミーです。
「映画館で見る映画の良さを多くの人に伝えたい」。
そんな思いで映画と映画館愛を語ります。

「地上最強のOL」を目指し日々、けんかをしまくる女性会社員の姿を描いた映画「地獄の花園」(関和亮監督/バカリズム脚本/102分)を見ました。

グッズ売り場も充実の「イオンシネマ広島西風新都」での鑑賞です。

映画館地獄の花園

花園のような華やかな女性たちの職場。でも裏では、地獄のような社内の派閥争いが繰り広げられていました。腕の立つ強者たちが日々けんかを仕掛け、仕掛けられ、誰が一番強いのかを競います。そんな派閥には全く関係のない普通ののんきな会社員生活を満喫する直子(永野芽郁)は、中途採用で入社した蘭(広瀬アリス)と仲良くなります。ところが、蘭はカリスマヤンキーOLだったのです。蘭の入社をきっかけに、直子の会社が全国のOLたちから狙われることに。果たして素敵でのんきな会社員生活を直子は続けることができるのでしょうか。

冒頭、1分くらいで乱闘シーン突入です。おいしいカフェやダイエットの話をする直子たちの後ろで、殴る蹴るの大乱闘を繰り広げるヤンキーOL。見事な対比。まさに緩急です。ぶっ飛んだ内容で、ぶっ飛んだけんかシーンの連続はすがすがしい。バカリズムらしい斜めの角度から見た場面展開は、エッジが効いていて、観客を別世界へ運んでくれます。全体的に少しコント要素が強い感じがぬぐえなかったので、もう少し映画的要素が加われば、映画界に君臨できるバカリズムワールドになるのではないでしょうか。そして監督もこなして、ぜひ日本のウッディ・アレンになってほしい!

チケット地獄の花園

【映画館の醍醐味】
284席あるシアターの大スクリーンで見る乱闘シーンは格別です。投げ飛ばされてぴくぴくする端っこのOLの姿など隅々まで見ることができます。

(編集部・エイミー)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?