医療法人メディカルビットバレー/エールホームクリニック/エールホームクリニック長岡

医療を通じた街づくり、仕事づくり、そして人づくり-地域医療を変え、社会を変えていく- …

医療法人メディカルビットバレー/エールホームクリニック/エールホームクリニック長岡

医療を通じた街づくり、仕事づくり、そして人づくり-地域医療を変え、社会を変えていく-  2020年4月、新潟県長岡市で創業し、「好きな仲間と、好きな場所でワクワク仕事して、サイコーの業績をあげる!」をテーマに、地域医療の医師偏在問題をはじめ、社会的課題の解決に全力を尽くします。

マガジン

記事一覧

愛犬との出逢い

今回は愛犬について書こうと思います。 我が家には3歳の黒いトイプードルがいます。 知り合いのブリーダーさんから譲り受けて、まだ生後間もない頃に一緒に新潟へ引っ越し…

笑顔が運をはこんでくる -チョロQ理論のすすめ-

いつも、ありがとうございます。 オリンピックが終わり、日本が海外大会最多のメダル数を獲得したニュースは私たちにたくさんの感動や笑顔を与えてくれました。 私の身の…

認知拡大のための種まき

「金曜日の志事人(しごとにん)」に出演 いつも、ありがとうございます。 長岡市では8月2日、3日に長岡まつり大花火大会が開催されました。日本有数の花火大会と称され…

当科の分子標的薬使用状況

当院は、エールホームクリニック、エールホームクリニック長岡の両院ともに、日本皮膚科学会の乾癬分子標的薬使用承認施設(以下、承認施設)認定を受けています。本コラム…

「疑う」ことから始めよう

当たり前を疑う外部の視点 いつも、ありがとうございます。 先日7月12日に当法人初めての試みとなる「MBV未来を語る会」を開催し、職員一同が集まるほか、ご来賓の皆様に…

次なる一歩への布石

半年ぶりの更新に寄せて いつも、ありがとうございます。 2020年10月に内科医2名で診療を開始した「エールホームクリニック」。2023年10月6日には、長岡駅前の米百俵プレ…

光老化について

夏本番が近づき、ますます暑くなる日々が続いています。この季節、特に気をつけなければならないのは紫外線です。 私たちが普段太陽の光として浴びている紫外線は、身体に…

2024年度にむけて

遅めの桜の開花を迎え、子どもたちと一緒に花見を楽しんだと思ったのも束の間、あっという間に葉桜へと移り変わり、すっかり新緑の季節となりました。 色鮮やかな若葉を眺…

最近読んだ本について

最近読んだ本で面白いと思った本の一つが『成功者の告白』(神田昌典著)です。 最近、ほとんど仕事と趣味のボルダリングで日常生活が完結しているので、テーマがあまりな…

組織化せよ

今、当医療法人では「組織化せよ」という標語を掲げています。 昨年10月に長岡駅前にエールホームクリニック長岡(駅前)を開院し、もう少しで半年が経ちます。 信濃川の…

子宮頸がんワクチンとキャッチアップ接種~接種開始するなら、9か月以内に~

子宮頸がんは、女性がかかりやすいがんの一つで、年間約11,000人が子宮頸がんを発症し、約2,800人が亡くなっています。好発年齢は、30歳代から40歳代ですが、近年は20歳代…

節目の年を迎えて

長岡市下柳でエールホームクリニックを開院し、早くも3年が過ぎました。 内科・皮膚科・小児科がチームで日々の診療に携わらせていただき、おかげさまでクリニック業務も…

今年を振り返って

早いもので、今年も12月になりました。 月並みですが、一年を短く感じます。 年齢を重ねるに連れ、時間を短く感じるといいますが、本当にそうなんだなあと思っている次第で…

皮膚科医としての使命と患者さまへの寄り添い

この度、初めてコラムを担当させていただきます皮膚科専門医の田中真百合です。 メディカルビットバレーが掲げる長岡の地域活性への熱意に心動かされ、2023年10月のエール…

雨降って地固まり、初心に帰る。

いつも、ありがとうございます。 MBVでは、9月30日にエールホームクリニック長岡の竣工式・内覧会を行いました。 竣工式では各界を代表する精鋭のゲストから激アツのエール…

疥癬の診断・治療と感染予防策

院内勉強会で疥癬についてお話しました。本コラムはその内容を覚書としてまとめたものです。一般的にはあまり馴染みのない疾患かもしれませんが、医療福祉関係のお仕事をさ…

愛犬との出逢い

今回は愛犬について書こうと思います。 我が家には3歳の黒いトイプードルがいます。 知り合いのブリーダーさんから譲り受けて、まだ生後間もない頃に一緒に新潟へ引っ越してきました。 三人兄弟で1番大きく真っ黒なトイプードルでした。 出産前から譲り受ける約束をしていたので、手のひらサイズで目が開かないうちからブリーダーさんのお宅に通って、我が家の仲間入りをする日を待ちわびていました。 その後スクスクと成長してくれているのですが、吠え癖が治らず、悩んだ末にしつけ教室に通ったりトレー

笑顔が運をはこんでくる -チョロQ理論のすすめ-

いつも、ありがとうございます。 オリンピックが終わり、日本が海外大会最多のメダル数を獲得したニュースは私たちにたくさんの感動や笑顔を与えてくれました。 私の身の回りでも、4年に一度のオリンピック周期ではありませんが、昔お世話になった方と急に再会する運命的な出会いが続いています。互いに人生が一転も二転もし、新しいステージに進んでいるのを感じ取り、嬉しさとともに、大きな刺激を得ています。 大変なときこそ笑顔になろう 私は「笑顔」が大好きです。笑顔で人と接し、一日を過ごしてい

認知拡大のための種まき

「金曜日の志事人(しごとにん)」に出演 いつも、ありがとうございます。 長岡市では8月2日、3日に長岡まつり大花火大会が開催されました。日本有数の花火大会と称されるこの花火大会は空襲で亡くなられた方々への慰霊、復興に尽力した先人への感謝、恒久平和への願いを込めて打ち上げられるもので、今年も地元長岡が大いに賑わう熱い2日間となりました。 さて、少し前の放送になりますが、6月21日にBS11の報道番組「報道ライブ インサイドOUT」のミニコーナー「金曜日の志事人(しごとにん

当科の分子標的薬使用状況

当院は、エールホームクリニック、エールホームクリニック長岡の両院ともに、日本皮膚科学会の乾癬分子標的薬使用承認施設(以下、承認施設)認定を受けています。本コラムでは、当科における分子標的薬による乾癬、アトピー性皮膚炎の治療実績について報告したいと思います。 分子標的薬使用承認施設近年、乾癬やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患に対して、新規治療薬である分子標的薬が次々と認可されています。これら分子標的薬の登場によって、既存の治療でコントロールすることが難しかった患者さんに対して治

「疑う」ことから始めよう

当たり前を疑う外部の視点 いつも、ありがとうございます。 先日7月12日に当法人初めての試みとなる「MBV未来を語る会」を開催し、職員一同が集まるほか、ご来賓の皆様にもお越しいただき、これまでの法人の振り返りやこれからの未来について目線を合わせる機会を設けました。クリニックを半日お休みにさせていただきご不便をおかけしましたが、職員は貴重な講演を頂戴し新たな気付きを深めることができましたし、改めて地域の皆様のお役に立てる医療を提供するべく志を新たにしたところです。 さて、

次なる一歩への布石

半年ぶりの更新に寄せて いつも、ありがとうございます。 2020年10月に内科医2名で診療を開始した「エールホームクリニック」。2023年10月6日には、長岡駅前の米百俵プレイス北館1階に「エールホームクリニック長岡」がオープンしました。おかげさまで、長岡から新しい医療のカタチを全国に届けたいという、私たちの思いは着実に前進しているのを感じています。 事業や組織が拡大すると、やることが増えて手が足りなくなるものですよね。現場スタッフの業務もそうですが、法人の経営者でもあ

光老化について

夏本番が近づき、ますます暑くなる日々が続いています。この季節、特に気をつけなければならないのは紫外線です。 私たちが普段太陽の光として浴びている紫外線は、身体にとって良い面と悪い面の両方があります。 まず良い面としてはビタミンDの生合成があります。ビタミンDは骨粗鬆症の予防に必要ですが、これはあえて日光を浴びなくても日常生活で知らず知らずに浴びてしまう程度の紫外線で十分まかなわれ、食物からも摂取できるため、まず不足することはありません。 一方、紫外線を浴びすぎると肌にとっ

2024年度にむけて

遅めの桜の開花を迎え、子どもたちと一緒に花見を楽しんだと思ったのも束の間、あっという間に葉桜へと移り変わり、すっかり新緑の季節となりました。 色鮮やかな若葉を眺めながら、2024年の辰年はどんな年になるんだろうとぼんやり考えていたとき、ふと12年前の辰年は何があったのかなと思い、調べてみることにしました。 2012年、国内では自民党が3年3ヶ月ぶりに政権を奪還、第2次安倍内閣が発足し景気回復、外交、安全保障政策などに注力しました。 京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞研究で

最近読んだ本について

最近読んだ本で面白いと思った本の一つが『成功者の告白』(神田昌典著)です。 最近、ほとんど仕事と趣味のボルダリングで日常生活が完結しているので、テーマがあまりなくて固い内容になってしまいました。 成功への道のりはいくつもありながら、基本的に生じてくる問題や辿る道のりは似通っていて、どうしてそういったことが起きるのか、といったことを経営学と心理学の観点から、ストーリー仕立てで解説しています。 医療の分野では、経営の成功と医療の成功が一致しないことが多く、自分たちが成功者と

組織化せよ

今、当医療法人では「組織化せよ」という標語を掲げています。 昨年10月に長岡駅前にエールホームクリニック長岡(駅前)を開院し、もう少しで半年が経ちます。 信濃川の西岸のエールホームクリニック(下柳)と併せて、医師10名、スタッフ約70名の規模となり、スタッフは流動的に両クリニックに勤務しています。 スタッフ数が増えたこともさることながら、両クリニックでの物理的な隔たりで、今まで1つのクリニックでやっていた運用方法が通用しなくなりました。 毎日顔をあわせていれば、何気ない会

子宮頸がんワクチンとキャッチアップ接種~接種開始するなら、9か月以内に~

子宮頸がんは、女性がかかりやすいがんの一つで、年間約11,000人が子宮頸がんを発症し、約2,800人が亡くなっています。好発年齢は、30歳代から40歳代ですが、近年は20歳代前半から増加傾向にあり、幅広い年齢層で注意が必要です。 近年はワクチン接種による予防が注目されていますが、まだ接種していない人や、接種を途中でやめてしまった人もいるのではないでしょうか。 公費での接種対象者は小学校6年生~高校1年生ですが、実は、現在高校2年生以上でも公費で子宮頸がんワクチンを接種で

節目の年を迎えて

長岡市下柳でエールホームクリニックを開院し、早くも3年が過ぎました。 内科・皮膚科・小児科がチームで日々の診療に携わらせていただき、おかげさまでクリニック業務も軌道に乗っていること、本当に感謝の念でいっぱいです。 昨年の10月には、長岡駅近くにエールホームクリニック長岡も無事に開院し、新しいチャレンジが続いています。 スタッフも増えて、今年はまた時代が変わっていくなという予感がしています。 一方、新年早々に能登半島での地震があり、被災された方に思いを馳せながら毎日ニュー

今年を振り返って

早いもので、今年も12月になりました。 月並みですが、一年を短く感じます。 年齢を重ねるに連れ、時間を短く感じるといいますが、本当にそうなんだなあと思っている次第です(ジャネーの法則というらしいですね)。 とくに今年は、長岡市内で2箇所目となる「エールホームクリニック長岡」が10月に開院という節目がありましたので、わたしはなおさら一年を短く感じたのかもしれません。大きな変化や節目は、時間を短く感じる理由になると思います。いままでの自分の人生で、職場が急速に成長していくという

皮膚科医としての使命と患者さまへの寄り添い

この度、初めてコラムを担当させていただきます皮膚科専門医の田中真百合です。 メディカルビットバレーが掲げる長岡の地域活性への熱意に心動かされ、2023年10月のエールホームクリニック長岡の開院時から一員となりました。 ご縁あって、歴史あるこの長岡の地で医師として働けることは大変光栄に思います。 すでにたくさんの方に受診していただき、処方薬で治った患者さま、手術で治った患者さま、レーザーで悩みがなくなった患者さまなど、たくさんの方々に出会うことができました。診断から治療まで

雨降って地固まり、初心に帰る。

いつも、ありがとうございます。 MBVでは、9月30日にエールホームクリニック長岡の竣工式・内覧会を行いました。 竣工式では各界を代表する精鋭のゲストから激アツのエールをいただき、内覧会では2時間で500人を超える地域の方からご来場いただきました。 そして、10月6日、なんとか無事にオープンすることができました。 エールの患者さま、支えてくださる多くの皆さま、すべてのスタッフの皆さまのおかげです。ありがとうございます。 今年の目標は内から外からの圧をいなしながら、エールホー

疥癬の診断・治療と感染予防策

院内勉強会で疥癬についてお話しました。本コラムはその内容を覚書としてまとめたものです。一般的にはあまり馴染みのない疾患かもしれませんが、医療福祉関係のお仕事をされている方を対象に最低限知っておくべき内容としてまとめました。お役立ていただければ幸いです。 1.疥癬について疥癬は、ダニの一種であるヒゼンダニがヒトの皮膚(角層内)に寄生することで発症する皮膚疾患です。ヒトの皮膚同士の直接接触もしくは寝具・衣類を介した間接接触で感染していきます。高齢者施設等で流行することがあります