メンズパールはなぜ流行した？オススメネックレス3選も紹介！

2020年8月8日 02:43

欧米のセレブリティの間でひそかに流行していたメンズパールが、2020年、日本にもやってきました！
正確に言うと、日本でも海外のトレンドに敏感な人の間では少し前から注目されていたんですが、今年になって雑誌で男性アイドルがパールをつけているのをいくつか見るようになって、本格的に来たな、と認識しました。

メンズパールはなぜ流行した？

メンズパールブームの発端は、それぞれ解釈によるのですが、私としては
①モードファッションにおけるジェンダーレスの流れ
②ストリートファッションにおけるジュエリーの拡張
というように、エレガントなファッションからの流れと、ストリートファッションからの流れの2つあるように思えます。

理由①モードファッションにおけるジェンダーレスの流れ

モードファッションというのが正しい表現かはさておき、2010年代はメゾンブランドが次々とジェンダーレスなコレクションを発表しました。
DiorやJW Andersonといった歴史あるブランドも、TELFARやYOKEといった新しいブランドも、性別の壁を壊した服の提案をしています。
(写真はJW Anderson 2013AW メンズより)

そんな流れの中で、メンズパール流行のキーパーソンとなったのはGUCCIデザイナーのAlessandro Michele(以下ミケーレ)とGUCCIのミューズHarry Styles(以下ハリースタイルズ)ではないでしょうか。(あくまで個人的見解)

彼は、少女的・懐古的なテイストをカオスに、現代的に組み立てる鬼才デザイナーなわけですが、自身もパールや宝石のついたジュエリーをたくさんつけています。
ミケーレ率いるGUCCIが何度もビジュアルに起用しているのが、元One Directionのハリースタイルズ。彼もよくジュエリーをしていて、ジャケットにパールを合わせてドレッシーに見せたり、Tシャツにパールを合わせてカジュアルに見せたりとメンズパールブームを牽引しています。

誰が最初の火付け役かというのは定かではありませんが、メンズパールの流行が、メゾンブランドたちのジェンダーレスの流れに少なからず影響を受けているというのは間違いないでしょう。

理由②ストリートファッションにおけるジュエリーの拡張

先に挙げたメゾンブランドにおけるジェンダーレスの流れによって生まれたメンズパールブームとは別に、ストリートファッションにパールを合わせるスタイルも確立してきました。

これは誰がキーパーソンだったかもわからないほど、自然に広まっていったように思います。エイサップロッキー、ポストマローン、ファレルウィリアムスなど有名アーティストたちがパールのネックレスをつけています。
（写真はエイサップロッキー本人のinstagramより）

私としてはストリートファッションの人たちがパールをつけるようになったのは極めて自然なことだと思っています。HipHopのラッパーたちがゴールドチェーンのネックレスをじゃらじゃらつけることは、「金稼いでここまで登り詰めたぞ」というアピールであったとも言われますが、元々パールは王様や貴族が富の証として身に着けていたものなので、このアピールにはマッチするものだと思うわけです。

ストリートファッションにおけるジュエリーの存在は、今や富のアピールが目的ではなく、一つのスタイル/文化となっていますが、パールネックレスがゴールドチェーンに並ぶアイテムになる可能性は十分にあります。

この流れから、Tシャツにラフにパールネックレスをつけたりと、エレガンスからの潮流ではないパールの楽しみ方が生まれているともいえます。

メンズパールに学ぶカジュアルなパールの楽しみ方

これは私自身がそうなのですが、これまでパールはフォーマルな印象が強く、日常的にカジュアルに付けることは全くありませんでした。
祖母から成人祝いにもらったパールネックレスも大事にしまってあったのですが、数年前からメンズパールのスタイリングを真似て、カジュアルな服やストリートファッションに合わせて付けるようになりました。

カジュアルにパールをつけてみたい人は、メンズパールのスタイリングを参考にしてみてください。