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ワタシが求めるもの、そして自身に求めるもの




先日、母を誘ってずっと行きたいと思っていたカフェに行ってきた。

たまたま通りかかり見つけたそのカフェは、気づかず通り過ぎてしまうようなひっそりとした隠れ家の様なカフェで、偶然見つけた時にドキドキし、いつか必ず行こうと心に誓っていた。

そして、先日念願叶ってやっと行けたのである。
ひっそりとしたカフェの扉をドキドキしながら開き店内を見渡した瞬間、こじんまりしたひろさと木の温もりを感じる小洒落た雰囲気に気持ちが高揚した。
そして、テーブル席に座り店主がお水を持ってき声を掛けられた途端、高揚していた気持ちはだだ下がりした。

本当に失礼なお話しだけれど、店主の見た目がワタシの生理的に受け付けないタイプ。
エプロンのポケットは破れていて、愛想はなし。
小洒落た雰囲気のカフェにまるで合っていない。
店主から完全に温かみを感じない。



でも、せっかくきたのだからとケーキとコーヒーを注文。

出てきたケーキもコーヒーも本格的。
だけど、相変わらず店主は冷めた感じ。
サバサバしていると言えば聞こえがいいが、冷ややかなのである。

美味しく本格的なケーキやコーヒーも、小洒落た隠れ家的雰囲気も店主の冷ややかな態度で虚しく感じる。

残念ながら、余程の理由がない限りこのカフェに来ることはもうないだろう。


改めて、お店にとって店主の人柄は大切だと実感する。

ワタシがお店に求めるものを優先順位で書出してみる。
①店主や店員の温かみある接客。
②お料理の美味しさ。
③店内の雰囲気。
この3点が全てパーフェクトのお店は理想的。

ただし、妥協点もある。
お料理が不味いのは論外だけれど、そこそこのお味で、きたなシュランなお店でも、温かみある接客を受けれるならば満足出来る。

ワタシにとって、温かみのある接客というのが、必要不可欠なもの。
別にベタベタに接客して欲しいとは思わないけれど、最低限来て良かったと思える温かみは欲しい。

ここで、頭に浮かんだのは #田中泰延 さんの著書、 #読みたいことを書けばいい


これを飲食業に置き換えてみる。
行きたいお店を作ればいい。
受けたい接客をすればいい。

自分が求めるものは、自身に求めるもの。
残念な店主のカフェに出逢えたお陰で、自分のすべきことが明確になった気がする。
やはり、色んなお店に行くことは勉強になる。

そして、この様にアウトプットすることが決意表明であったりもする。

ワタシは、店長でもオーナーでもないただの一社員でしかないけれど、働かせて貰っているお店を自分のお店と意識し、自分が求める理想的なお店になるように努めたい。




#エッセイ #自分と向き合う

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