PERFECT DAYS/ヴィム・ヴェンダース

私が敬愛する方々(母含む)が絶賛されていたのと、ヴィム・ヴェンダースの映画ということでずっと気になっていた映画
「PERFECT DAYS」をやっと観に行ってきました。(2024,2,18 観了)

ヴィム・ヴェンダース監督の作品は二作目。
前回は「ベルリン・天使の詩」を観て映像の美しさと、じんわり染みるストーリーに感銘を受けたのでした。
そして今回の「PERFECT DAYS」




もうね…言葉にできない。
言葉にした途端にチープになってしまいそう。ともかく私は今この作品を観るべきだったと思いますし、こんな素晴らしい作品が観れる今を生きていることに感謝したい。
そしてあまり関心のなかった70年代頃の音楽に俄然興味が湧いてきました。
70年代頃の音楽といえば唯一ピストルズだけは好きだったのですけども、他の音楽も素敵だということを今更知りました。



更にもう一点。
役所広司という俳優さんの素晴らしさを改めて痛感しました。ほとんどセリフがないのにも関わらずこんなにも観ているものを魅了するなんて。感動のあまり後半ほぼ涙流しながら観ていた私です。

it’s a new life for me

きっと今の私にとって大切な言葉。
帰宅後Nina Simone「Feeling Good」を聴きながら余韻に浸り、また涙が溢れでるのでした。

とても静かで、時折チクッとなるところもありましたが穏やかに時間の流れる作品です。
ところが、一瞬静けさを打ち破るような声を上げてしまいそうになりました。なんとか我慢して声を出さずに済みましたが。


だって、予想もしていない方がかなりチョイ役ででてきたのですもの！
翻訳家の柴田元幸さんがまさか出てくるなんて思わないでしょ？
しかも福岡に柴田元幸さんが朗読会でいらっしゃるというのに諸事情で行けなくてお会いできずしょげていたところに。こんなサプライズがあるなんてー。泣くでしょこれ。←感動ポイントがズレてる




PERFECT DAYS
何度でも観たい。

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