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薬屋のホンネ 〜続4・咳止めって効くの、、、?

前回までで、アスベリンとアストミンの咳止め2剤について、
「どのくらい効くのか」、
「いつ効き始めるのか」
など検証してきました。

「添付文書」と「インタビューフォーム」という、
公的文書を活用しました。

結果は、、、
アスベリンはヒトに関するデータなし泣
アストミンは、7日間も飲み続けたのに、本当に効いているのか不明瞭なデータしかない汗
でした。

正月休みが明けたので、
(気分はまだお正月ですが)
それぞれの製薬会社に確認してみました。

結果は、、、
アスベリンのメーカーは、まだお休み中で、電話出ない泣
アストミンのメーカーは、電話繋がったけど、「7日より短いデータは現状思い当たらないから、もし見つかったら折り返し連絡する」ってことになりました汗

咳止めが流通してなくて、全然手に入らない、このご時世。
X(旧Twitter)でも、
「風邪で処方された咳止めの在庫がなくて、患者さんがたらい回しに合う」
ってポストを見ました。

「医師が処方変更や削除に応じない(面倒だからか、デフォルトで、応じない、と設定してるようなポストもありました、、、)」
とか、
「患者が咳止めを渇望して、聞かない(確かに咳はつらい、、、最悪、夜眠れない、、、)」
とかあるようです。

そんな昨今だからこそ、
まず医師に、
「風邪ひいた患者さんに咳止め飲ませたい気持ちは分かるけど、そもそもすぐには効かんのよー」
そして患者さんには、
「風邪ひいて咳止め飲みたい気持ちは分かるけど、そもそもすぐには効かんのよー」
を自信をもって言えたら、
是が非でも咳止めの処方変更や削除に応じない医師、
咳止めを信奉している患者さん、
を円滑に説得できると思います。

お互いの気持ちはとても分かるのですが、、、
それにしても、アスベリンのメーカー、まだ休みだなんて、羨まし過ぎる!

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