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MBA日記 身近なものをもう一度見つめなおす

先日のMBAの授業の内容。
前回の続き。

 時代が進もうとするその先にまなざしを向けるのではなく、むしろその悲鳴に耳を澄ますことや、その変化の中でかき消されそうになる繊細な価値に目を向けることの方が重要。

このフレーズの続きとして以下の内容が紹介されました。

 リ・デザイン =日常を未知化する、デザインのやり直し。
 ごく身近なもののデザインを1から考えなおしてみることで、誰にでもよく分かる庵で、デザインのリアリティを探ることができる。
 ゼロから新しいものを⽣み出すことも創造だが、既知のものを未知化することもまた創造である。

既存のもののうち、もう時代遅れとなってしまったものの価値や使い道をゼロベースで見つめなおす作業のことですね。

この一例として、坂茂さんの
紙管のシェルター
が紹介されましたが、
これは災害時の被災者用の仮設住宅や間仕切りを紙で作ったものでした。

坂茂さんは紙管を使った建築で世界に知られており、
紙という一見脆弱にみえる素材が実際には恒久建築に使える耐久性を持っていることを一つ一つ証明されたそうです。
簡単でローコストな設備で生産できるというフレキシビリティに着目されました。

紙って軽くて持ち運びに便利なので、
災害時の仮設にはもってこいなのでしょうか。
世界各地の災害現場で奮闘中とのことです。

他にも紙でできた住宅の写真もあり、素人目には
紙で家ができるのか?水に弱いのではないか?
と疑問に思わざるをえませんでした。
まあ多分大丈夫なのでしょう。

また、四角いトイレットペーパーも作られてました。
通常の丸いタイプだとスルスルーッと滑らかに紙を供給してしまうが、四角くすることで抵抗が発⽣し「省資源」の効果を⽣むとのこと。
さらに、四角いと運搬やストック時の省スペースにも貢献するのです。

トイレットペーパーは丸いのが当たり前、
という身近なものの当たり前を覆されてますね。

御見それいたしました!
さて、わたしはわたしの身近なものの小さな当たり前を
見つめなおしてみないといけません。

なにがあるだろう。。。

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