私から見た狂った世界

なんでだろう、嫌だと思うのに気付いたらその嫌だと思ってた位置に自分が立ってる、事があまりにも多すぎる。
Mとか偽善とかそういう話じゃなくて、なんでか気付いたらみんなが嫌がる位置に自分が居る。嫌な事を押し付けられて、利用されただけなのに「ありがとう」「やるじゃん!上手いじゃん!」「さすがだわ〜」「助かった〜君が居てくれて本当に良かった」「次も頼むね、君才能あるよ」そんな言葉で全部無理矢理チャラにしてきた。無理矢理。いや、全然チャラになんてなってない、泣いて泣いて泣き散らかして、目を腫らしながらそれでも明日は休まずスピードも落とさずに必ずやって来るからその波に乗るしかなかっただけ。

学生の頃は毎度奇数に悩まされ、3人という構図で2.1の1に必ず自分がなる。ていうかならざるを得ない。
遠足のバスに乗る時や先生から言われる「ペアになって〜」で「私1人でも大丈夫だよ〜」って笑いながらその場から遠ざかる。部活もそれだけじゃないけどそれも原因の1つで辞めざるを得なかったし、勿論クラスでもこれ。廊下とか道を歩く時も。どこに行っても奇数奇数。そんなに群れたいか?そんなに誰かを省きたいか?1人になりたくないが為にそこまでの労力を使える暇があるならもっとやる事あるだろうに。と思ってるにも関わらずこんな茶番に一丁前に振り回されるし、イライラだってするし、ちゃんと傷付きもする。そんな自分が本当に情けない。

12年間の学生生活をひとりでも充実させようと努力してきたつもりだった。
友達が要らないとかそう言う事ではなくて、友達が居ない場合のひとりの時間こそ充実させてやろうって。と言いつつ結局は色んな気持ちを紛らわす為って方がしっくりくる。ひたすら本を読んで集中力が切れたら机に突っ伏して寝るか、寝れない時はただただ突っ伏するだけ。教室が息苦しい時はトイレに篭る。周りの楽しそうな声で耳がぐわんぐわんなって、今じゃ夢かもと思うけどめまいがした事すらあった。耳鳴りがして、大した事でもないのに保健室に行って、ベッドでまた本を読んで、先生が様子を見に来たら寝たふり。大して心配もしてない癖に来んなよ、と思う。
体育もペアになれと教師がうるさいので「生理痛が重い」で保健室へ逃げる逃げる。体育が1番好きだったのに。私が居なければ偶数、全部がまあるくおさまる。そう、またこのパターン。私が居なければ、みんなが平和になる。
学校よ、そんなに偶数に拘るなら、ペアを作らせたがるんなら、全クラスの女子の合計を頼むから偶数にしてくれよ。私みたいな気持ちの子を出さないように。頼むから。どんどんどんどん自分の存在価値を見出せなくなるじゃあないですか。それでも担任は言う、「どうしてお前はみんなの輪に入らないんだ?」私「去年の持ち上がりみたいなクラスでもうグループも出来上がっているのに、私が入れる所なんてそもそも無いですし、入りたくも無いからです。友達ごっこなんてする気はありません。」担任「そんなキツい事言うなよ、みんなお前と仲良くなりたいと思ってるぞ、何もそんな余計な事考えずにそこに入って行けばいいだろ、どうせみんな入れてくれるに決まってるんだから。どうしてそんなに面倒臭い事ばっかり考えて突っかかってくる?素直になれよ。」私「先生には絶対に分からないので、もう私の事そうやって馬鹿にするの辞めてもらっていいですか。私がこうしたくてしてるので別にいいですよね、虐められている訳でもないですし。私が誰と連もうがひとりで過ごしていようがあれこれ言われる筋合いないですよね、何か先生は私の行動で今の所困ってますか?関係ないですよね?」担任「そんな事言ってないだろう、お前ってほんと頭硬いなぁ、早くみんなの輪に入れるように上手い事頑張れよ〜」そのまま無視して教室を出た。ふざけんな。テキトーな事言って来んなよ、何も考えてない癖に。考える気も分かろうとする気もない癖に。偉そうに言ってくんなよ。私が見てきた教師達はこんなんばっか。まともな人はおらんのか?これからの日本を創り上げていく子ども達を育てる教師がこんなかよ、ふざけんな。これがいつも私が思ってた事。
世の中の教師全員を叩くつもりは勿論ないしきっとこんな私ですらいいと思える教師もいるんだろうけど、やっぱり学校っていう組織は狂ってるなぁとつくづく思う、よくあんな地獄に何年も居られたなぁって。

今は働いてるけどそれでも結局は同じなんだという事に気付いてしまった。また奇数に悩まされるし、女のネチネチ、気の利かない無神経男に振り回されて押し付けられて良いように利用されて、このざまですよ。気付いたら私のせい。他の人がやり忘れた事、出来てなかった事、私のミス。なぜか?私は悪くないです!この人のミスです!私はこんなに出来ています、やっています!ちゃんとやる事やっています!と自分で堂々と言える程の自信も無ければ誰かさんみたく口が上手い訳でも無いし、周りを下げてまで図々しく自分を上げようなんてそんな事出来ないし。結局は仕事が大して出来なくても、偉い人に好かれる努力を怠らず、自分を大きく見せるのが上手い人が上へ上へ行ける世の中なのよ。って親が言っていたのを思い出した。アピールする力。
世の中本当に狂ってるとは思いませんかね。
どうしてやな奴が好かれるか、それはそういう事なのですよ。あ、私はそんなに仕事が出来る訳でも無ければ性格が良い訳でもないけど、最低限の人を思う心はありますよそりゃあ。
挨拶とか礼儀、やってくれたらありがとう、ミスしたらごめんなさい、それぐらいのもんですよ。まぁ私を評価するのは私じゃなくて周りがする事だと思ってますが。

どうして皆んな遠くに行くんだろう、いっつも自分だけ何歩も置いて行かれてる感覚に襲われる。嫌なもんばっかりが集まってきて。自分だけが特別が良いのに。思えば思われるってよく聞くけど、自分なりに相手を想ってるし、大事にしてるつもりでも気付いたら裏切られた、と思っちゃう出来事が既に起こってる。
無いものばかり数えるなって言うけど、無いものしか数えられないからさ。視界は気付けばモノクロ世界で、色なんか知らなきゃ良かったのにって、あったかい感情なんて最初から知らなきゃ良かったのに。最近はそんな事で頭がいっぱいです。まぁそれでも明日は休まず、スピードも落とさず、必ずやって来るのだけれど。
この感情、共感してくれる人、居てくれたらいいな。もし最後まで読んでくれた人が居たなら奇跡!

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