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【コッター/組織論】① 8段階の変革プロセス/概要
こんにちは、白山鳩です! クルッポゥ!
マガジン『能ある鳩はMBA② ビジネススキルで豆鉄砲』での、ビジネススキルにまつわる情報の紹介です。
前回の記事はこちらです。↓↓↓
今回の記事では、ジョン・コッターという経済学者の唱えた
「組織変革の8段階のプロセス」
について見ていきます。
1つの記事あたり、だいたい5分で読めますので、お気軽にスクロールしてみてください!
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ジョン・コッターと『カモメになったペンギン』
さて、 組織論やリーダシップ論の大家に「ジョン・コッター」がいます。
コッターは
「企業変革のためには8段階のプロセスを踏むと良い」
ということで、「コッターの8段階のプロセス」を提示しています。
こういうフレームワークを提示するのってかっこいいですよね。
私、鳩もそのうち、自分の意識の高さを示す短文を手軽に作れるフレームワークとして、
「ホワイトマウンテン・ピジョンの7つの構文」
を世に出してみたいなあと常々思っています。
さて、コッターですが、この8段階のプロセスを具体的に示すためのあるおとぎ話として、
『カモメになったペンギン』
という本を世に出しています。
「自分たちが住んでいるエリアの氷がどうやら溶けだしているらしいが、
ペンギンの群れをここから逃がすにはどうすればいいだろうか」
という寓話になって、組織変革のプロセスが紹介されています。
どうでもいいですが、授業中、
「はい、この本知っている人」
と先生が求めたとき、
「知ってる、知ってるゥ~」と鳩は喜び勇んで手を挙げましたが、当てられませんでした。
チッと思って手を降ろしたわけですが、
指名された生徒の説明を聞くうちに、
「あ、自分が知ってるのは『かもめのジョナサン』だ」
とわかり、途端に冷や汗脳内会議を始めた記憶があります。
神に感謝ですね。
企業の過ちと8段階の変革プロセス
さてコッターは、変革できない企業がどんな過ちを抱えているかを8つ指摘しています。
①従業員の現状満足を容認する
②変革推進のための連帯を築くことを怠る
③ビジョンの重要性を過小評価する
④従業員にビジョンを周知徹底しない
⑤新しいビジョンに立ちはだかる障害の発生を許してしまう
⑥短期的な成果をあげることを怠る
⑦早急に勝利宣言する
⑧変革を企業文化に定着させることを怠る
これに対し、『カモメになったペンギン』では、次のような8段階の変革プロセスを経ていきます。
①危機意識を高める
②推進チームを作る
③ビジョンと戦略を立てる
④ビジョンを周知する
⑤メンバーが行動しやすい環境を整える
⑥短期的な成果を生む
⑦さらなる変革を進める
⑧新しいやり方を文化として根付かせる
これが8つのプロセスのフレームワークになっている、というわけですね。
組織論やリーダーシップ論の授業の際には、この8段階のプロセスを知っていると、
「このケースでは、組織はどんな段階にいるのかな」
「今後、どのようにして変革していけばいいのかな」
という道しるべになります。
どうでもいいですが、企業の誤りにおける
「早急に勝利宣言する」
を字面だけで見ると、
「詭弁の特徴のガイドライン」が頭に浮かんでしまいます。
詭弁の特徴のガイドライン
「犬は果たして哺乳類か?」という議論で、
「犬は哺乳類としての条件を満たしている」と言ったのに対し、
否定論者が、
「犬が哺乳類だという論はすでに何年も前に論破されてる事なのだが」
と勝手に勝利宣言をする
勝利宣言をするようなヤツはろくな人間ではないということでしょう。
本当はここから「8段階の変革プロセス」について具体的に触れていくつもりだったのですが、
あまりに遊び過ぎたせいか紙幅を費やしすぎてしまいました。
というわけで、詳細は次回の記事で。
to be continued...
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