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経堂本屋案内

ゆうらん古書店

ヘッダー写真、経堂で撮り忘れました…今度行った時に撮り直して差し替えます。

経堂駅の北口から西方面(登戸方面)歩いて数分。今回訪れたゆうらん古書店はあります。

経堂というと、2019年に遠藤書店、2020年に大河堂書店と古本屋が閉店し、隣駅豪徳寺では2021年に靖文堂書店が閉店した地域でした。そこに2022年の9月24日にオープンした新しい古本屋です。

ゆうらん古書店 外観

開店の花には音羽館だけでなく横浜の馬燈書房もありました。
店内に入る。入って右側は外国文学と思想系。後ろは絵本など。『はしれ ディーゼルきかんしゃデー』という絵本を見つけたのですがこれ、3.11の時の磐越西線迂回貨物の話じゃないですか……別の趣味的に刺さる絵本でしたが我慢。
左側に進んでいくと本の本や文庫、CDも売っていました。上がってすぐのところにまとまって植草甚一の本があったのはインパクトありました。奥には写真や詩など。田中長徳の本がありました。個人的には『偽ライカ同盟』が好きです。この本の影響で学生時代に2台ほどLマウントのカメラ(ライカではない)買いましたし……
小田急線沿線、そこまで本屋巡りをしていない(代々木上原の幸福書房すら訪れていない!)ので、今度はきちんと計画して回ってみよう、と思います。

店のツイート等を遡ると、西荻窪の音羽館で5年ほど働いていたことがわかりました。個人的な趣味で書店の系図を作成しているのですが、作成中の高原書店を起点とした系図ではこのような感じになりそうです(今後もっと増えると思いますが、この辺は資料を探してになります。少ないのはまだ資料を見つけていないからです……)。

高原書店を起点とした書店系図(作成中)


今回買った本

今回買った本は『古本乙女の日々是口実』(皓星社)と『関口良雄さんを憶う 復刻版』(夏葉社)の2冊。前者は本当に「わかる」、という一言がことごとく出てくる1冊です。自分の本屋巡りは著者の古本行脚に休憩を引いた形にほぼなってます。公共交通機関の移動中が休憩時間です。
後者は山王書房の関口良雄についての本で、夏葉社からの復刊。夏葉社の本屋本はほぼ全部持っているものの、これだけは持っていなかったと思って購入。個人的には岩森亀一が寄稿していることが買いの決まり手です。岩森亀一は三茶書房の店主。三茶書房といえば関口良雄『昔日の客』の版元(復刊は夏葉社)です。山王書房、今調べてる洲之内徹も訪れたことがあるようなので、昔日の客に改めて行く必要が出てきそうです(今回とは別件です)。


今回訪れたゆうらん古書店のアカウントは↓


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