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ひとりの食卓から

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料理は誰かと食べたいからつくる。ひとりだったらわざわざつくりたくなんかない。そうは思っても、だんだんとひとりで食べるために台所に立つことが増えてきた。ひとり食卓に向かって思うこと…
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2021年4月の記事一覧

大根葉は、きらいじゃないんだけど

コロナのおかげで、大学生の息子が家にいることになった。この春、私の母、つまり彼の祖母の家…

まつもと
3年前
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豆腐にたすけられる

週に1回の割でたのまれる実家の母の買いものでは、基本的なアイテムはほぼきまっている。卵、…

まつもと
3年前
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卵料理はひかえめに

卵はひとり暮らしのつよい味方だ。ひとり暮らしにかぎらない。一品たりないときのサブメニュー…

まつもと
3年前

小松菜はむずかしい

庭にしょっちゅうまくわりに、小松菜を収穫することがすくない。芽がでないわけではない。大根…

まつもと
3年前

莢豌豆とスイトピー

ここ10日ばかり、1日おきぐらいに莢豌豆をたべている。これも不断草やアスパラとおなじく、実…

まつもと
3年前
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アスパラガスをあきるほど

アスパラガスは比較的高価な野菜だ。もちろん、1束にしたら安ければ百円台であるからけっして…

まつもと
3年前
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不断草の日々

ここのところ、毎日のように不断草を食べている。いろとりどりの不断草はサラダにしても見栄えがいいし、しっかりゆでこぼしてアクをぬいたら菠薐草ににた味がしておひたしになる。竹輪やごぼ天のような練り製品、油揚げや鶏肉と煮物にしてもいい。菜っ葉としては使い勝手はわるくない。ただ、そこまでうまいかといえば、アブラナ科の菜っ葉ほどの汎用性はないし、菠薐草のやわらかさもない。レタスのような歯ざわりもなければ、三葉や芹のようなさわやかさもない。どこまでいっても「そこそこ」の味でしかないのが不

はじめに

料理の本をかきたいとおもってきた。レシピ本ではない。だいたいが、私はレシピをうまくつかい…

まつもと
3年前
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