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スタバの流儀

3連休。5歳次女の体調が微妙な感じで、これは無理をさせると楽しみにしている今週の幼稚園でのお泊まり保育に支障がでるかもしれんと思い家にいることを判断。

とはいえ休日にずっと家の中にいるとこどもたちはすぐケンカするし(体調が悪い時はなおさら)、妻もそれがストレスで不満げになる。しかも運の悪いことに家のインターネット工事が完了するまで一時的に借りているポケットwifiがめちゃくちゃ遅いときていて、アマプラがしょっちゅう止まるのでますますフラストレーションがたまるばかりである。家の中がピリピリした雰囲気で満ちている。

しかし私はこういう時に行くといい場所を知っているのだ。スターバックスコーヒーである。わが家の女性陣(つまり私以外全員)はなにかとスタバに行きたがる。というか世の女性ってみんなスタバが大好きだろう。私も普通に好きではあるがなんとなく女性たちの熱量には及ばないような感じがする。

妻は気になる新作を試したりするし、7歳と5歳のこどもたちはコーヒーは飲めないが甘いフラペチーノが好きだ。子供心すらがっちり掴むとは恐るべしスタバ。オシャレな内装とBGMもあるし周りの人も楽しそうな雰囲気だし、あの空間って人が不機嫌になれないようにできている気がする。つまり逆の発想で、ちょっとストレスが溜まっている人をスタバに連れて行くと気分が良くなる効果があるんじゃないかと私はにらんでいる。

そういうことで、連休2日目の日曜、妻に次女をお願いして長女と2人で出かけることにした。すでに少しイライラしている妻は見送る時にぼそっと「私より娘を優先するんだ」とぼやいてきたがギュッと目をつぶって前を向いた。すまん妻。必ず君もスタバに連れて行くからな。

長女と図書館で本をたくさん借りて、近所のスタバへ。長女はいつも抹茶クリームフラペチーノを頼むが今日はコーヒーフラペチーノにしてみると言った。

どういう飲み方してるんだ

私はイングリッシュブレックファストティーラテを飲んだ。高校生の頃、これがおいしいと友達に教えてもらってからこればかり飲み続けている。ただのコーヒーでもなく、ちょっとスタバわかってます感があってかっこいいと思っている。しかもたまにちょっと小洒落てカスタムでハチミツを2周なんかしちゃってる。自分の流儀を持つ男はモテる。これを読んで私に惚れてしまったら申し訳ない。妻帯者でごめんなさい。まあ流儀も何もそもそも友達の真似なんだけどそれはいいんだ。

そして連休3日目、胸に誓った通りに今度は長女に次女をお願いして妻と2人で出かけた。行き先は本屋とスタバである。また本とスタバかよと思われようがかまわない。映画を観るほどの時間はないし、これがご機嫌への最短ルートなんだと信じる。妻は抹茶ラテを頼んで、私はイングリッシュブレックファストティーラテを頼んだ(かっこいい)。

妻にはチーズケーキが付きます

フラペチーノは飲まないの?とたまに聞かれることがあるが、私はあまり飲まない。正直ペチろうがペチらなかろうがどちらでもいい。いや、むしろ量が多いとお腹を下すので(I am腹弱)家族の頼んだやつを一口もらうくらいでちょうどいい。それが私の流儀だから。

妻が編み物をして私が本を読む。やることは家と変わらないのだけどなんとなく精神が回復していく。スタバにはそんな魔法の力がある。

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