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4年目燃え尽きOLの私が、急遽お休みをもらいひとり旅をし、更に自分を好きになれたお話。

"石の上にも3年。1社目は3年間は続けるべき!"とよく聞くフレーズ。
そんな3年目が気づけば、あっというまに終わる間際の3月に、ついに私の心はポキッと小さく折れる音がした。

3年目が終わると同時に、担当していたプロモーションがなんとか無事にローンチし、それとともに私の心は完全に燃え尽きて廃人に。
そんな私が、一旦すべてをストップしお休みをいただき、沖縄一人旅を行い、そして復活するまでのストーリーをまとめてみました。

正体不明のモヤがかかって先が見えなくなっている人、仕事が大好きで全力でやってきたもののフッて気が抜けてしまい、今後進むべき方向がわからなくなっている人に届き、そして本当の自分と向き合い、自分を大切にするきっかけになると嬉しいです。

5日間のお休みをもらおうと決意した経緯

2023年が明けて、今まで自分も社内の人もやったことがない大きめの案件を担当させてもらい、なんとか奮闘していた私。
だが進むにつれ、自分の能力が足りないが故になかなかうまくいかず、夜の12時以降になってもタスクがあったり、MTGがあったりする日々を送っていた。
作業が多いだけならまだしも、自分のせいで仕事がうまくいかず、むしろ"自分が全くバリューをだせていない"ということが想像以上に私のメンタルに響いていた。
そんな3月は、週の半分以上は泣きながら仕事をし、ただ私が死んだら終わる、という状況の中、とりあえずローンチまでは!と責任感を奮い立たせ、
なんとか周りの人のおかげで無事ローンチ。
駆け抜けた3月プロモのローンチとともに、私は見事に廃人と化し、次は通常の稼働時間内で終わるような仕事でも全然頭が働かなくなった。

もともと「ローンチしたらお休みをもらいます。」と宣言していたものの、3月の仕事がうまくいかなかったことが、私の自尊心を削りに削り、そんな自分が休みをもらってよいのかと、少し躊躇っていた。しかしそんな中で、あるnoteがTwitterで流れてきた。

カミングアウトへの第一声は、とんでもない破壊力を持っています。
大袈裟でなくここが『早めに回復できるか』『地の果てまで堕ちるか』の運命の別れ道なんじゃないか

最近回りで心身ともに体調を崩す知り合いが多かったこともあり、このnoteを読んで、今休まないと、"私は本当に鬱になる気がする"、"エイゾ―さんがかいている「地の果てまで堕ちてしまう」側に行ってしまう"、と即判断し、次の日に上司に連絡(メンタルがやられていることは3月から上司に匂わせていたものの、二つ返事でOKをくれて本当に感謝)。

急遽5日間お休みをもらうことにしたときの上司へのチャット(笑)

そんなこんなで無事5日間のお休みをまずは確保。
勢いで5日間お休みをもらったものの、何もやることはきめておらず。
ただ、ずっと"沖縄"に行きたいなーとここ何年間か想いを馳せていたので、今だ!と思い、それを叶えようと次の日には片道切符のみを購入し、ひとりで沖縄に飛んでみた。

自分のやりたいこと/嫌なことすらわからなくなっていたことに気づいた。

沖縄1日目。
やることは何も決めていなかったけど、予約した泊まる予定のホテルに向かい、その後とりあえず近くのカフェにいってみた数時間後。

"…暇すぎる!やりたいことがわからない!!"

沖縄にきてみたはいいものの、、、私は気づいてしまった。

いざ自由な時間ができると、なにも動けなくなり、自分の心の声(=やりたいこと、ワクワクすること、嫌と思うことすら)が全然わからないじゃないか!と。そして、一人という状況により、なお仕事のことやプライベートのことを考えてしまい、今を全然楽しめていないことに気づいた。
しかも自分の頭の中を深ぼると、自分の心から湧き出る感情ではなく、他者からの評価を気にする感情であったり、自分が変えられないことから発生するモヤモヤである、ことばかりだった。

社会人になると、何に対しても理由や論理的な回答、効率化を求められ、頭をフル回転させることが圧倒的に増える。
そして、いろんなところで我慢が発生する(気がしている)。
より利益になるのはどちらなのだろうと、メリットやデメリットばかりを考えるようになり、自分が傷つきそうなことにはいち早く防衛機制を働かせ、認知を変えて受け取り、自分を守ろうとする(気がしている)。
そして、"自分の機嫌は自分で取る!"私はこの考えを大事に生きていたのだが、ときにはこの考えは気づかぬうちに自分を押し殺す感情を増幅させ、自分の本当の感情を鈍らせるのだと気づいた。(とはいえ、自分の機嫌は自分でとることは、めちゃめちゃ大事)

そんなこんなで沖縄1日目、社会人になって長いお休みをはじめてもらえたことによって、やっと自分が臆病で頭でっかちになっていたことに気づいた。

Don't think,feel!

考えすぎていた自分に気づいたことで、まずはこの沖縄期間、以下の2点を意識することにした。

頭の中で考えすぎない、考えすぎたら考えることをやめること。
●自分の直感・湧き出た感情や思いを叶えるために時間を過ごす。

5日間のスケジュールはほぼ決めず、おなかすいたときに思い浮かんだ食べたいものを食べに行き、行きたいところに行く。
日が傾いてきてその太陽が美しいと感じたら、太陽の方向に自転車を走らせ、浜辺で何もせずにただ夕日を見る。そんな5日間を過ごした。

沖縄2日目に投稿したツイート

まずはそんなちっちゃな心の動きすらも見逃さずに耳を傾けることで、わからなくなりかけていた自分のやりたいことや思い、すきなこと、本当は嫌だと感じていたことが徐々に見えるようになっていった。

そして自分を押し殺すことなく、感情や直感のままに、自分の本当の気持ちに正直に体が動くように意識することで、また新たな感情や思い、ポジティブな未来へのイメージが生まれる。そして小さいと思っているであろう自分の心の声を聞くようにすることで、行動のハードルが下がり、新たな一歩を踏みだすきっかけを作れることに気づいた。

また、自分で自分の足で自分だけの決断で誰にも合わせることなくひとり旅に出ると、私は自分で自分を満たすことができる人間なんだ!って自分をさらに好きになり、自分で自分の幸せを作る一歩になる、ことも確信した。

時には立ち止まることも必要なのかもしれない

もちろん、生き生きして仕事ができて毎日を過ごせていたら、休まず前にどんどん進めばいいと思う。
ただし、少しでも心が折れそうになっていたり、自分がわからなくなっていたりしたら、エイヤ!って休みをとることも視野に入れてみてほしい。そして、少し休んでもだいたいのことはどうにかなる。
本当に立てなくなる前に。そして、本当に自分の感情や本当の気持ちが完全にわからなくなる前に。

一人でも多くの人が暗闇に落ちる機会が減ってほしいなと思い、今回文章にしてみました。

私の投稿をみた友達からのメッセージ

なによりも自分の身体と心を大切にする選択を。
その選択は、絶対にもっと自分をアップデートするきっかけになるから。

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