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タイミングと繋がり。

今年も残すところ数週間となってきましたが、 思い返してみると別れや離れるといった
言葉としてみるとネガティブかもしれませんが…色々な意味で新たな始まりをバタバタと感じながら2020年はスタートしていたな。と。

仕事面では独立して進もうとした矢先、
コロナで動くにも動けない状況になりました。
自分よりも周りの人たちがタイミング悪かったなぁ…とか、大丈夫?って心配してくれて、
そんな風に思ってくれる人がいるってありがたいなって改めて実感できたりもしました。
本当ならこの先の自分の仕事について考えたり動けない中でもやらないといけない事や出来る事があったのかもしれないけれど、自分でもビックリするほど考えないし焦らない笑
なんなら他人事みたいな感覚で、いつまで続くかもわからない休みを貰えてラッキーじゃないかと驚きの楽観的志向が発動されておりました。基本的にはネガティブ志向の持ち主なんですが。
どうやらこのタイミングでのステイホームは性に合っていたみたいです笑

そんなステイホーム中にこういう時間がなかったら興味を持ってたのだろうか?と思う事をいくつかやりました。
今でも続いてるのが

まさかの 本を読む ことです。

意外です。はい。

もっと映画とかテレビとか映像をたくさん観るんじゃないかと思っていたし、観たかった映画もいくつかあったはずなのに、映画なんて数本しか観なかった。
そのタイミングではなかったみたいです。
物心ついた頃からあまり本を読まずに35年という歳月を生きてきて、
無性に気になって買ってしまった…みたいな
本が数年に1冊存在したら良いくらいの日々を過ごしてきてました。
まさかココで活字にハマっていくとは…
色々と考えてしまう中で私が必要としたものは本から得られる言葉だったのかもしれません。

タイミング 

とはこういう事なんだな。と
2020年はさまざまな タイミング を実感した1年でした。

本が面白いものなんだと知ると、10代からもっとたくさん本を読んでいたら良かったなぁとか、もっと知識ある賢い大人になれてたんじゃなかろうか…とか…思ったりするわりに、
10代20代のわたしには本は必要なかったんだろうな、きっと。
だって【音】ばっかり聞いていたし。と
活字と向き合ってこなかった自分に後悔もガッカリも出てこない。
取り戻そう!って躍起にもならない。
それが良いのか悪いのかもわからないけれど
これが わたし なんだとこの文章を書きながら再認識する12月。

そんなわたしは本に興味はなかったけれど昔から【言葉】の使い方に長けてる人には凄く興味を持っていて

なんかイイな〜

面白いな〜

素敵だな〜

好きだな〜

って思う人達はだいたいその人のもつ言葉の表現だったり語彙力だったり自分の思いや考えをうまく言語化出来る人だったりで。
自分が苦手で、そんな風になれたらな、なりたいな、って思うところがあるからより魅力を感じるんだろうな。
言葉を巧みに操っている人は頭が良いな。センスが良いな。って年齢・性別関係なく尊敬と憧憬の念を抱きがちです。

そんなわたしが糸井重里さんの本に興味を持ったのは装丁がステキだなぁ〜っていう完全に見た目から。糸井さんの名前も顔も知っているしことばを使う仕事をしてる人。コピーライターしてた?くらいのなんとなくの浅い認識で詳しくは存じ上げず、
この本たちに出会うまでは正直興味を持っていた人ではなかったという、とても失礼な話なのですが…

この本は糸井重里さんが、ほぼ日刊イトイ新聞に書いた1年分のコラムから、心にのこることばを厳選して、まとめた本。のシリーズ。
他にもいくつかあってまだコンプリート出来てませんが、

そっと背中を押してくれたり
クスっと笑えたり
その発想はなかったな…とか
小さなヒントや気づきをくれて
あったかい気持ちになる言葉がたくさん詰まっています。

こんな言葉を人に優しく投げられる余白みたいなのをもった人間になりたいな。。

その時々の心情や状況で引っかかってくる言葉は開く度に変わるかもしれないけれど、ずっとそばに置いておきたくなる大事な本になりました。

この本を通してほぼ日の存在も知り、そのほぼ日イトイ新聞ユーザーになってビックリ。
好きだなぁと思ってる方々との対談や特集を結構組まれていて対談ってその人の話す表現が顕著に出るから大好きなんですが、面白い。


色々な本を読み出すと自分の好きなモノや人は案外繋がっているんだなという事に気づかされましたし、やっぱり自分はこういうモノや人が好きなんだなと気づかされています。
無意識に自分が選んでいてたまたま重なっていっているだけなのかもしれないけれど、
起こるべきタイミングがあってそれに付随してくる繋がりや縁っていうのはなんでも大事にしていきたいなと思いました。

この数ヶ月で読んできた他のオススメ本たちはまた後々書いていこうと思います。
ただ、忘れて書かない可能性もなきにしもあらず。

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