AEAJ機関誌より「嗅覚障害」について。
先日、私が所属する(公社)日本アロマ環境協会(以下AEAJという)の機関誌が届きました。
いつもこの機関誌が届くと、幸せな気持ちになります。だいたいお昼ご飯のお供になるかな。
全体的にとてもおしゃれだし、様々な専門家のお話やレシピ、精油のデータや研究についての情報などすごく充実しているんです。
今回の表紙はこんな感じです↓
写真が素敵ですよね!
中身もチラ見してもらいたいところですが、著作権侵害になるといけないので控えますー
嗅覚外来に携わる医師の記事
さて、今回1番興味を持って読んだのは、「嗅覚の謎と向き合う」東京慈恵会医科大学の森恵莉先生の記事です。
同大学耳鼻咽喉科教室講師である森先生は、同大学に2009年に開設された「嗅覚外来」の立ち上げにも携われ、
2013年にはドイツに短期留学され、嗅覚の大家といわれるトーマスヒュンメル教授に学ばれたそう。
嗅覚専門のDrによるお話は、アロマセラピストとしてもコロナ後遺症を持つ者としても興味深いものでしたので、
簡単な内容と感じたことを書いてみますね。
嗅覚はまだまだ謎が多い
森先生が学ばれた当時の生理学の教科書は、嗅覚について書かれていたのは視覚や聴覚の10分の1程度だったそう。
嗅覚受容体は396種類見つかっているが、無限と思われるほどある香りをどのように伝達しているのか、
においの情報をどう処理しているのか、解明されていないことも多いそうです。
30年前というと平成が始まった頃でしょうか。そう考えるとまだわかってきて間もないという印象ですね。
アロマの勉強で仕組みについては学んでいましたが、匂いのキャッチの仕方などは分かってきていても、
香りの違いによる脳における処理の仕方などは、まだわかっていないのですね。
なぜ嗅覚の研究が進みにくいか
視覚や聴覚に比べて嗅覚の研究が進まないのは、患者さんが困ることが少ないから。
嗅覚に問題が生じても、行動を制限されにくく生活への影響が少ないということ。
確かに、目が見えなかったり、耳が聞こえないよりは、大きな不便はないですが、
嗅覚に異常を感じるのは、生活全体にモヤがかかったような、息がしにくいような、そんなつかみづらい不調なんじゃないかと思います。
私はコロナになってから、そんななんとも形容しづらい状況を感じることがたまにあります。
コロナで嗅覚障害に注目
森先生によると、このコロナ禍で嗅覚への関心はかなり高まったそうです。
コロナ関係なく以前から嗅覚に異常を感じていた人が、コロナと関連しないことを示すために受診されるケースも増えたとのこと。
元々耳鼻科のなかでと嗅覚障害に感心のある医師は少なかったが、コロナでクローズアップされたことで注目され始めた。
最近多いのは、私もおそらくこれなのですが、異嗅症という症状で、別の匂いを感じたり、焦げ臭く感じたり、自分の体臭が気になる等だとか。
私の症状は、以前に焦げ臭い時期がしばらくあって、ここ数週間は玉ねぎやニンニクの匂に敏感になり強く感じます。
耳鼻咽喉科に行きたいのですが、私が行きたいところがすごく人気があって7時半に予約が始まり10分くらいで予約が50人を超えるんですよね。
気合いを入れて、まずは早く行きたいです。
嗅覚トレーニング
嗅覚トレーニングは私も時折しています。
私の過去記事でも紹介しています↓
嗅覚というのは、意識して嗅ぐことで感度の低下を防ぐそうです。
私はアロマを使いますがアロマでなくても、食べ物や飲み物など日々の匂いを「この匂いはこんなだ」と意識して嗅ぐ。
そうすることで、嗅覚トレーニングになるんですね。
私は、散歩していても花や草の匂いを嗅ぐようにしています。先日も白花沈丁花が綺麗でした!
嗅覚を刺激することで、認知症予防になるかもしれないし、老化を防ぐことにもなるかもしれません。
何より香りを感じるって楽しいことなんですよね!本能に直結しているとも言われる嗅覚。
お気に入りの香りを試すだけで、一瞬のうちに思考の入れ替えができることもすばらしいと思います。
新学期、新年度、ストレスフルになる方も多いと思います。私ももれなくそうです。
香りで自分を癒していきましょう♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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