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東京寫眞帖 : 荏原七福神

今年は年明け早々の地震と思いもかけない事故のニュースとで、なんだか新年になったという実感がないままにお正月休みが終わってしまいました。部屋の正月飾りもどことなく浮いて見えていましたが、この三連休、お正月の仕切り直しということで、ようやく初詣に出かけてきました。


法蓮寺(惠比寿様)

まずは自宅近くの法蓮寺へ。

法蓮寺。
お正月らしい立派な門松。

ふだんはひっそりとしたお寺ですが、お正月の時期は荏原七福神めぐりをする人たちをよく見かけます。この日も、七福神めぐりの色紙やご朱印帳を抱えた人を幾人も見かけました。
いつもは閉まっている本堂の扉も開いていて、中でお参りができます。

が、しかし。
どちらかというと、神社派の私。お寺でのお参りの仕方がよくわかりません…

柏手を打たないのは知っていますが、お賽銭のあとはどうするの? 礼をするのが先? お線香を上げるのが先? あれ、お線香って何本あげるもの? 実家の仏壇は3本だけど、祖父母の家では2本だったような。それにここのご本尊が分からないので(←15年も近くに住んでいるのに今さら)、どう挨拶したらいいものやら。

心中で疑問符だらけになってしまい、挙動不審になりつつも、ともかくお参りを終えました。

七福神のボード。
顔を出して写真を撮れるようになっています。

養玉院如来寺(布袋尊)

次は西大井の如来寺へ向かいます。
荏原七福神で駅から近いのは先ほどの法蓮寺と大井町駅の大井蔵王権現くらいで、あとはどこもそこそこ歩きます。

如来寺への道は少しわかりにくく、しかもこのあたりは荏原台地の端で土地の起伏が大きいので、よく知らずに来た人は閉口するだろうなあ、と思いつつ急な坂を降りていると、案の定、ちょっと疲れた顔で黙々と坂を登るご夫婦とすれ違いました。

如来寺自体も高低差のある土地に立っています。
山門を入ればすぐに坂道ですが、それがかえって、東京とは思えない、山寺のような趣きを醸しだしています。

立派な山門
お正月なので参詣客が続々と。
鐘楼。
鐘つき禁止と書いてありましたが、
除夜は鐘つきをするのでしょうか。
境内の松
瑞應殿。
仁王様が迫力です。
筋骨隆々。
こちらも。
2人とも、腹筋が割れすぎててすごい。
瑞應殿には5体の大仏が鎮座しています。
暗がりに浮かび上がる大仏は神秘的に見えました。
5体の大仏は五智如来。
右から薬師如来、宝勝如来、大日如来、
阿弥陀如来、釈迦如来。
宝勝如来の前にはかっこいい毘沙門天がいました。
いや〜ほんとかっこいい。
(踏まれている鬼はビミョウに目が血走っていました…)
本堂。
なにかぶら下がっていますね…
謎の魚。
玉をくわえているのでしょうか。
というか、なぜ魚??
植栽に埋もれる手水。
写真だとよく見えませんが、
白梅と紅梅がもう咲いていました。
境内から山門方面を見たところ。
正面奥には新幹線の高架が見えて、
時々、新幹線の通過するシャーッという音が。

今年の抱負?

如来寺入り口の正月飾り。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
お寺にはふだんほとんど行かない私ですが、行ったら行ったで仏像にテンションが上がる自分を再認識しました。
今年は出かけたらなるべく早くに記事にしていきたいなと思っています。またお付き合いいただければ嬉しいです。
どうぞよい一年となりますように!

近所の材木屋さんのアート。
なかなか粋ですね。

(2024.1.6)

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