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「好きを仕事に!」という言葉はありふれているが、それ自体の毒に気づいている人はあまり多くない、という話。

こんな記事がTwitterに流れてきた。

今回はこの記事についての個人的見解を述べたいと思う。

「好きを仕事に」に潜む罠。

これって結局旧来の価値観を焼き直しを押し付けているでしかないと思う。
その根拠としては、結局我慢を美徳としているからである。
「努力は必ず報われる」とよく言うが、
それは正しい方向に努力をした場合であって、
その向きが間違っていれば一生かかっても報われない。

そんな状態で発された「好きを仕事に!」等という言葉は、
単なる苦しめるだけの言葉にしかならないだろう。

少なくとも今は昭和ではない。令和だ。
社会情勢も技術も何もかもが様変わりしているにもかかわらず、
成功体験に囚われてそれを基準に語りがちな中年世代、
それをベースとした幸福モデル、成功モデルを押し付けてくる
高年世代とは、生きてる世界線が違うのだ。
これをわかっていないから優秀な人材が集まらないだの、
すぐ転職するだの、人手不足がどうだのという話になるのである。

労働者は経営者の奴隷ではないという一般的な話が
理解されていない現状がある。

この国はいつまでそういった昭和型成功体験モデルをベースとした
ロールプレイを続けるつもりなのか?

中高年老年世代超優遇のツケを払わされるのは誰か。
それをしっかりと考えるべきだ。

マスメディアの害と政治不信はつながっている。

テレビや新聞、ラジオなど、いわゆるマスメディアはよく、
若者のOO離れというが、本当にそれは若者が離れているのだろうか?

たとえば、政治。
自分の保身のためだけに選挙のときだけ綺麗事言って、
コロっと騙された頭数の多い世代がどことは言わないが与党に投票する。
若者世代が何を言おうが、もはや中高年優遇、逃げ切り世代を手厚く保護、
そうしておけば自分たちの身は安泰。と思っていないだろうか。

そんな思想だから何やってもうまく行かないのだ。

表では綺麗事並べて実効性皆無の公約をだすが、実現したものは少ない。

ほぼ結果ありきの出来レースでしか無いものに投票させる。
結果は入れたところで何も変わらないから、縁故投票が横行する。
だから時間割いてもそれに見合う結果が帰ってこない
ということを知ってしまった奴から順次政治と距離を取り始める。

だから世論調査をすれば無党派層が半数程度いるという結果が出てくる。
結果として政治の国民離れなんだと思う。国民の政治離れではなく
口が裂けてもメディアはこれを言えないだろうが。

従うと思っている政府
vs付き合ってられない国民
vs媚びときゃ利益を得られる利害関係団体等
という構図の問題点。

今猛威を奮っている疫病の対策なんかがいい例だ。
わたしはこの疫病の蔓延を人災だと思っている。
第2波までは最初に発生した国の失態による拡散、
3波以降については、全て我が国政府の失政と、
利害関係者のために執った各種施策
(GoToとかまさにそれ)による人災だと思う。
オトモダチ企業を守って目先の利益を追った結果、
すべての対策が後手後手の後手となり感染爆発が起きたんだと思う。
主権者不在の施策が理由の人災だ。

そもそも、今の政府は憲法の性質を正しく理解していない。
それが大きな問題だ。法律は国民を縛るものだ。
憲法は法律の上位互換であるが、
基本的な性質は国民を護り権力者側を縛るものだ。
それすら理解していない者に政治を語る資格はない。

社会を良くしたいという発言の真意を意訳する。

これは結局の所、
若者が中高年世代(及びそれらが維持管理している現行社会システム)から
様々な物を搾取されていると感じていることを意味しているのではないか?

そして、文句があるなら投票しろ、
政治に参加しろと言われても、現状何も変わっていない、
何も変えられないことが身に沁みてわかっているので
興味をそそられない、知る気すら湧かない、
どうせ変わらないから優先度最低でいいにつながっていると思う。

若者の1意見より、
オッサンオバハンジジィババァの意見を聞いておいたほうが、
自らの地位も確保できるのでそっちを優遇する。

だからいつまで立っても生産性が上がらない、
就業時間に給与が見合わない。謎マナーが増える。
迷惑クリエイター(マナー講師)が量産される。
はっきり言って、大量のロートルによる壊国が進んだ結果が今だ。

若い世代からしばしば聞こえてくる「社会をよくしたい」という声も、
裏を返せば「社会がよくなさすぎて絶望している……」というのが本音らしい。

自分が何か頑張ってよくなる程度ではないくらいに、
彼ら彼女らの目に映る社会は見るに耐えないし、
自分たちがその一員だと思うには疎外感が強すぎるようだ。

上記の引用は最上部のURLから引用したものだが、
本音らしいのではなく、これが本質なのだと思う。
昔からずっとある企業やJTCにいえることではないか ?

若い世代がその古いシステム自体、自分たち向けとは感じられないのであれば、
そのシステムの中で成功している企業にも、そのシステムを維持するための仕事にも、
魅力を感じられないのは無理もないかもしれない。

との指摘も上記の記事にはあるが、
今の社会システムは、
昭和の社会システムを維持することで将来の利益を失い続けている。
失われたXX年とは失い続けているXX年と同義だ。
ジジババ利権のために若者の命や未来は食いつぶされている。
これは中高年による環境的虐待だ。社会的虐待と言っても良いかも知れない。

学生の各種行事や成人式など一生に1度しか無い物はどんどん奪って、
4年に1度あるオリパラはやっていい。
節目のイベントは金が出ていくが、
オリパラは金が入ってくるので利害関係者が喜ぶから。
という縁故理由によってオトモダチ優遇によって。

カラオケや大規模イベントはダメ、フェスやコミケはダメ。
そんな二枚舌だから信用されないのだ。

世代交代が必要だ。
ジジイどもだらけでは何も善転しない。

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