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子育てしていたら「自分のやりたいことがわからなくなった」方への傾向と対策

コーチングのテーマとしても大人気、好きなことを見つけたいシリーズのお話です。以前好きなことやりたいことを見つけたい!で多くの人が陥る「100点症候群」好きを仕事にしたい人が初めにやるといいことは何ですか?やりたいことを見つけるのと同時に、やっておきたい大切なことという記事などを書いてきました。

「やりたいことがわからない」お母さんは、強くて優しくて、そしてとても頑張り屋さんである

私はプロコーチとして約300名以上の30~50代の子育て世代の女性に出会ってきました。その方の多くが「自分のやりたいことがわからない」「自分に自信がないんです」そうおっしゃっていました。
どの方にも共通していたのが、ご家庭では自分のことは脇に置いて、子育てや家事に多くの時間を費やし、自分のできる限りを「他者」に尽くしてきていました。自分の子供や家族だからとはいえ、自分をいったん脇に置くと決めた覚悟(もちろん後ろ髪惹かれる思いもあったと思いますが)何年も自分の優先順位を下げ、他者の「やりたい」を応援し、「やってほしい」に応え続けてきた。自分の労力と愛情と時間を注いできたお話だけでも、毎回本当に頭が下がる気持ちでした。(また、私も自分が母になってみて、すべてのお母さんには感謝しかありません)

そして、子育てがひと段落したり、少しの余裕が出てきたときに「あぁ、今までは子どもや家庭を優先にしてきたけれど、私もそろそろ何かしたいな。とはいえ、余るほどの時間(またはお金・才能・自信)があるわけではないから、何かするなら自分がやりたいことをしたい。」と思うのです。

原因は「自分のやりたいこと」の歴史が止まったままになっていること

そこでコーチングに来てくださり、「仕事になるとか、才能が必要とか、時間がかかるとかいったん脇に置いて、「やりたい。」と思うことって何かありますか?」とお聞きすると、「それがわからない」となってしまう。
ここにはちゃんと理由があるのです。前述した通り
自分よりも他者の「やりたい」「やってほしい」に応えてきているため、そのスキルはピカイチに伸びている。しかし「自分のやりたい・やってほしい」を何年も何年も置いてきているので、人によっては10代・20代からその歴史が止まったままになっています。
例えるならば、20代の時にお気に入りでよく来ていたお洋服。それをクローゼットから出したとき、生地が劣化していたり、少し時代遅れになっていたり、または体形に合わなくなっていたりするでしょう。
あなたの「やりたいこと」も同じで、あなたというクローゼットの中にしまい込み、アップデートされずにずっと止まったままになっているのです。

やりたいことを見つけるまでのステップ

やりたいことを見つけるには少々のコツと時間が必要です。

①何年も置いてけぼりになっている「やりたい」という気持ちの感覚を呼び覚すこと。
大人は「それをやってどんな意味があるか(うまくいくか、人に迷惑かけないか、本当にやりたいことなのか等)」と頭でそろばんをたたきがち。
頭でうまくいく・失敗しないとわかっていることをやって、それで本当に満足でしょうか。「どうなるかわからないけれど、心がワクワクする。その先を見てみたい。」という不確実性のある世界に推しを踏み入れるんだ!ということを受け入れる必要があります。特に仕事ができる人ほど頭が「メリデメ(金銭面・感情面での報酬)」をすぐ考えるので、ここはとても大切なポイントです。

②そのうえで、たくさんの失敗や挫折も覚悟で「やりたいかも?」と思うものをいろいろ試してみてチューニングすること。
歴史が止まっているのに、いきなり自分のどストライクなものが見つかるのことはほぼありません。試行錯誤してみて、「これ・・・かも???」となることが多いです。どんどん試し、違ったらやめることをためらわないのが大切です。
おすすめなのは、自分の身の回りを変えることから手を付けましょう。例えばファッションやメイクなど、他者に影響することが少なくて、自分でも変化がわかることを着手するのがおすすめです。

③方向性が定まってきたら、今の自分の年代用にカスタマイズした「やりたい」にアップデートさせること。

①②をやっていくと、ようやくしまい込んで埃をかぶっていた自分の「やりたいこと」アンテナが元の輝きを取り戻し始めます。頭ではなく「心」が反応する感覚に慣れてきたということです。自分の身の回りが「すき」「わくわくする」というものに囲まれていると、自然と行動や発見するものも、それに近いものに同調していきます。そうしてはじめて「これは楽しいな。もっとやってみたい。」と思えるものに出会えるはずです。

ひとりで見つけるのは大変だったり挫折しやすい

これらを一人でやるのはとても大変なことです。なので思い切ってその専門家に頼ることをやっていきましょう。先述のメイクやファッションなども、プロのアドバイザーに頼ったり、もちろんコーチングもおすすめです。
自分に合ったプロを見つけるコツは
①フォロワー数ではなく、内容を見て「まさに自分のことだ!」「この人良いな!」と心から引かれる人
②恐怖心や「これをやらないとダメになる!」と煽ってこない人
③自分のサービスをゴリ押ししない人
が個人的なおすすめです。

どうかこれを読んでくれたあなたが、「ほんとにやりたいこと」で心身ともに満たされますように!応援しています。


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