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【#11】仕事が「上手くいっているようにみせていた」フリーランス1年目

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いまだから正直に言うぞ!!フリーランス3年目くらいまでは「仕事順調でーーーーす」ってSNSでは見せてましたーーーーーでも本当は、めっちゃ不安だしうまくいかないことも多いし、感情は常にジェットコースターでした。つよがってましたーーーーー。という話を書きます。

3か月で50人にできなかったら辞める。と決める。

 友人10人に協力してもらい、脳科学のテストを使ったコーチングを受けてもらった。テストの精度があまりにも素晴らしいので、モニターの感想はとても良かった。先に10人のモニターをやったのには信頼性のためだった。つい最近までブログを書いていた人が、いきなり脳科学を使ったコーチングをやります!と言っても怪しすぎるからである。
 まだ駆け出しなので、最初は無料でやろうときめていた。3か月で50人のセッションが出来なかったら辞めることも同時に決めた。それくらい断崖絶壁に追い込まないと、きっとこれからも頑張れないと思ったからだ。そしてドキドキしながらSNSで50名の無料モニターを募ることにした。

「誰も見てくれなかったらどうしよう。」
「出来なかったらきっと才能がないってことなんだ。」
「何回も告知したら、しつこいって思われるかも?というかお申し込みが来ないから、この人ってば必死に告知してるのかしら?って思われたらどうしよう!?」

 そんな風に思う気持ちがこみ上げてきて、毎日お申し込みフォームを開くのが怖かった。あまりにも怖すぎて、待ちの姿勢でいてもたってもいられず影響力がありそうな人の講座やセミナーに出かけて行っては、話しかけて逆営業(というか、無料なので受けてください!)とお願いしたりもした。SNSにはそんなこと書いたりしないけれど、何とかしないと!!と必死だった。

脳科学テストのおかげで、命拾いした3か月

 

2016年4月19日のブログより引用

石橋をたたいて渡らない、もしくは、たたき壊す この性格は、先天的なものでしたー( ̄▽ ̄)ゞ他の診断結果も、ほぼ自覚がある内容。筋道立てたい、通がきかない、繊細な神経、不安感を抱きがち…その性格がほんと厄介で、「イヤ、治したい、見たくない」と、ここ最近、自分の中で格闘してました。自分の取ろうとしていた対策は、逆の性格の人をマネしようとするもの。自分の気質や性格を閉じ込める感じ。
がっ!まゆなさんのセッションを受けて、その気質や性格を強みとして自覚できただけでなく、対処法もわかりました。不安がつのるタイプのアタシには、特にこの対処法を知れたことが感動的!なんだか、とってもキモチがラクになり、涙が出そうでした( ;∀;)。今後の進む道に光が見えた感じ。まゆなさん、ホントにありがとうございました!

2016年4月18日のブログ「お客様のご感想」より引用

 脳科学テスト・・・すごいぜぇ・・・。私のコーチングスキルはさておき、テストが本当に素晴らしいおかげで、ほとんどの人がとても喜んでくれた。このテストの素晴らしいところは、「人は生まれながらにしてみな違う性質を持っている」というのが科学の力で視覚的にわかるところ。自分がどんな人かわかるからこそ、人が違う考えを持つことが許せるんだな・・・(逆を言うと、あの人なんでわからないのかしら!と怒ったり、悲しんだりすることが減る)というのが身にしみてわかるところだ。

 とてもインパクトのある結果のため、セッションの感想もたくさん書いていただき、それをその人がSNSで口コミしてくれたおかげで次々とお申込みしてくれる人が増えた。なによりも自分のできることで、目の前の人の役に立てたということが一番嬉しかった。こうして人の役に立てる仕事なら、もっともっとやりたい・・・。自信はまだまだないけれど、人が元気になるのを目の前で見るって、すっごくうれしいことなんだな・・・。としみじみと仕事の醍醐味を感じていた。そしてなんとか3か月で50名の無料モニターの予約が満席に。ほっとしたのもつかの間、2つの不安が私にのしかかってきた。

 1つは、有料化したら人は来てくれるのかな?無料だから喜んでもらえてたんじゃないか?という不安。もう1つは、自分の貯金がほとんどなくなりかけていたことだ。実は、モニターで受けてもらう脳科学のテストは私の自腹で提供していた。1名につき数千円の費用が掛かる。はじめのうちは実績を作るためと思って、赤字覚悟でやっていたけれど、テスト代以外にも交通費やカフェでの飲食代もかかるのをすっかり忘れていた。失業手当も受給していたものの足りなくなりそうなのは明白だった。

 そこで20代前半から積み立てていた生命保険を解約することにした。それで何とか経費をねん出することに。夫には「好きにやってみたらいいよ」と応援してもらっている以上、あとは自分で何とかしなければ!と不安に押しつぶされそうだった。とにかく行動することで逃げ切っているようだった。

 次第に、SNSには「うまくいっていることやポジティブなこと」しか書けなくなっていた。自分に自信がないから、少しでも良い状態であることを自分に対しても周りに対しても演出しないと「あの人はダメな人ね・・」と思われるんじゃないか?そんな風に考えてしまって、怖くて仕方がなかった。セッションが終わった後は、人の役に立ててよかった~と、とても幸せな気持ちになり、次の日になると「これからどうしよう」という未来の不安でモヤモヤしていた。心の中が落ち着かないのが、とてもしんどかった。

そしていよいよ、50名の無料モニターもおわり、コーチングサービスを有料化にふみきることにした。
 
 


#創作大賞2023 #オールカテゴリ部門 #エッセイ部門

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