習慣を作ることと、そこから外れることの良さについて
習慣を作ると、脳のリソースを削減できるからいい、という考え方がある。
例えば毎日同じ洋服を着たり、同じ食べ物を食べる。そういう習慣があると、細かい部分で選択をする必要がなくなり、その分脳のリソースを使わずに済むので、仕事とか好きなことに使えるというわけだ。
私も基本的にはこの考え方には賛成で、習慣化できることについてはできるだけ習慣化するようにしている。
例えば朝のスケジュール。朝起きて、すぐに軽く運動して(エアロバイクとヨガ)軽くオートミールの朝食を食べる(これも毎日完全に同じココア味と決めている)。
好きなYouTubeでも見ながらササっと朝食を食べたら、洗い物も洗濯も顔すら洗わず、いきなりこのnoteを書き始める。30分くらいかけてnoteを書いたら、それから小一時間かけて小説を書く。
それが終わったら、いよいよ顔を洗ったり選択したり食器を洗って、そのあとから仕事を始める。
仕事は内容にも寄るけど、ここでも結構一気に終わらせてしまうことが多い。大体おそくとも午後3時にはやることは全部済ませ、後は好きなYouTubeやら本やらドラマやらMリーグを楽しむという流れだ。
こんな感じで、やらなきゃいけないことは朝のうちに習慣として入れてしまうと結構スムーズに一日が運べる。
食事に関しても、私は好きなものならいつも同じものを食べていてもあんまり飽きないので、大体スーパーでは同じようなものを買って、作り置きをして食べることが多い。
選択肢が少ない方が毎日が滞りなく進むのは間違いがなく、この方法は多くの人におすすめできる。行動をミニマルにすることで、自分のやりたいことや大事なことにリソースを投入できるのは間違いがないだろう。
ところで、私は最近ふと「いつもは買わない野菜」を買ってみた。パプリカとほうれん草だ。
いつも行っている八百屋に安く売っていたから買ったのであって、特にこれらを使って何を作ろうということは考えていなかった。買った後は、「あーめんどくさいな、何にしよう」とネットを見たりした。
どちらも好きだから買ったんだけど、実はどちらも料理の幅という意味ではそこまで広くない。緑黄色野菜で味が強いので、何にでも入れられるといった感じのモノでもない。
結局、ほうれん草はナムルにして、パプリカはブロッコリーと玉ねぎと合わせてマリネにした。これが大正解だった。めちゃくちゃおいしくできた。
めちゃくちゃおいしくできたことで嬉しかっただけでなく、久しぶりに料理を楽しいと思った。私はそもそも料理が嫌いではないのだけど、最近は行動を絞りすぎてて全然新しい料理に挑戦していなかった。新しいものに挑戦すると、こんな感じで楽しいんだなという新たな発見があった。
今朝は、卵を食べきらなければいけないタイミングだったのでベーコンを焼いてオムレツを作ってみた。時々このメニューを作ることはあるが、マリネを乗せたらやばいオシャレな感じの朝食になった。
この経験によって、特に深く考えずにいつもと違うことをしてみると、いい結果につながることもあるのかなと思うようになった。少なくとも、その時が旬で安い野菜があったら、何にするかは分からなくても買ってみてもいいかも。
それは野菜に限らず、多くの経験に言えそうだ。習慣化すること自体は引き続き、基本的にはいいことだと思う。ただし、実は習慣というのは自分の意識しないところで根付いてしまっていて、「これは習慣になっているな」と気づいていないことも多いかもしれない。
自分が何かを習慣にするときに、実はこれは習慣になっているけれど、違うことに置き換えてみるとか、別の経験をあえてしてみるとかもいいかもしれない。そんなことを思った。
このnoteの執筆もここ数日は続けているけれど、どうなる事やら。
では、また。
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