大寒
こんにちは
本日2022/01/20は、
二十四節気の、大寒(だいかん)です
大寒は二十四節気の最終節で、
最も寒い時期という意味で
一年の最低気温も
この時期に記録されることが多いようです
2022年の大寒は、1/20〜2/3だそうです
二十四節気の最後が大寒
二十四節気において、
冬の最後を締めくくる約半月が大寒です
毎年、だいたい1/20~2/3頃です
大寒の前の半月は小寒(しょうかん)で
1/5~1/19頃です
大寒と小寒を合わせて、
寒の内(かんのうち)と呼びます
寒の内は、1年でもっとも寒い時期で
各地で最低気温を記録するのも、この頃です
寒の内は合計約30日間で、
小寒に入ることを寒の入り(かんのいり)、
大寒が終わることを寒の明け(かんのあけ)と
呼びます
大寒が終わると、暦の上で春の始まりである
「立春」を迎えます
まだまだ寒い時期ではありますが
冬の極みは過ぎ去り、春への準備が進む季節です
2021年~2052年までは1月20日が大寒の初日
現代の日本では、国立天文台の観測によって、
「太陽黄経が300度になった瞬間が属する日」を
大寒の日(初日)としているそうです
2021年の大寒の日は、1/20で、
2052年までずっと1/20が大寒の初日、
というのが続くそうです
ちなみに翌2053年は1/19になるそうです
大寒の七十二侯について
二十四節気をさらに5~6日間ずつ、
3つに細分化した、
七十二候(しちじゅうにこう)という
季節の呼び方があるそうです
七十二候は自然現象を詩のように表現したもので
元々は中国生まれだそうですが
日本の実情に合わせ
何度か呼び名が変化したそうです
●款冬華(ふきのはなさく)
初侯 1/20〜1/24頃の約5日間で
雪の下からフキノトウが顔を出し始める季節と
いう意味だそうです
凍てついた地面に蕗の花が咲き始める頃で
地面には雪が積もり、
強い寒さが襲ってくる時期ですが
草花は春に向けて着実に動き出しています
●水沢腹堅(さわみずこおりつめる)
次侯 1/25〜1/29頃で約5日間で
流れる沢の水も凍り付く厳寒の時期、
という意味だそうです
沢の水が氷となり、厚く張りつめる頃で
この時期に一年での最低気温の記録が
出ることが多く、
氷点下に達する地域も多くみられます
●鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)
末侯 1/30〜2/3頃の約5日間で
大寒も終わりに近づき、
ニワトリが春の気配を感じ
小屋に入って卵を産み始める、
という意味だそうです
ニワトリは自然な環境で飼育すると、
日照時間の短い時期は産卵しない習性があるそうです
日照時間が長くなるにつれ、
産卵率が上がっていくため、
春から夏にかけてたくさん卵を産むそうです
寒の内(小寒~大寒)に行うこと
寒稽古など、
耐寒のためのさまざまな行事が行われます
また、寒仕込みといって
凍り豆腐、寒天、酒、味噌などの
寒気を利用した食べ物を仕込むのに
最もよい時期とされているそうです
●寒仕込み(寒の水)
厳冬期である寒の内の間に汲む水を
寒の水(かんのみず)」と呼び
この時期の水は、雑菌が少なく
体にも良いとされてきたそうです
また、長期保存に向いているとされ
寒の水で作られた味噌、醤油、酒は
腐らないといわれているそうです
中でも、寒の入りから9日目に汲んだ寒九の水は
薬にもなるといわれるほど良質とされ、
酒造りにおいて最高の酒ができると
いわれているそうです
この水で仕込んだお酒や、味噌、醤油は
美味しくなると信じられてきて
不純物や雑菌がもっとも少ない時期であることを
昔から伝えられているそうです
特に日本酒の場合は「寒仕込み」、
または「寒造り」と呼ぶそうです
この時期に仕込んだお酒は
低温下でゆっくり発酵することで
上質のお酒になるそうです
●寒垢離(かんごり)
寒の内の30日間、心身を清めて修行することを
寒垢離と言うそうです
冷水を浴びたり、滝に打たれたりなどの
禊(みそぎ)をすることもあるそうで、
そこから「寒の内に始めた習いごとは上達する」
という考えも生まれたそうです
武道における「寒稽古」や
長唄や三味線など芸事の「寒復習(かんざらい)」
など、寒さが厳しければ厳しいほど
良いと言われ、あえて早朝に行われるそうです
大寒の旬な食べ物
●恵方巻き
大寒の最終日、立春の前日のことで、
季節を分けるという意味があります
これは昨年書いた記事ですが、
節分についての記述もあります
二十四節気においては、立春が1年の始まりなので
大寒の最終日は大みそか的な日でした
今も残る節分の豆まきなどの行事は、
新年を迎えるための行事です
季節の変わり目には鬼がでるといわれたことから
「鬼は外、福は内」と豆をまく慣わしや、
柊と鰯の頭を玄関に飾る習慣ができたそうです
節分の食べ物として根付いてきたのが、恵方巻きです
起源については諸説があるようですが
大阪の花街では大正時代には
すでに縁起担ぎとして食べられていたと
言われているそうです
恵方からは年神様がやってくると考えられ、
かつては初詣も毎年、恵方の方向の神社に
出かけていたそうです
●水菜(みずな)
水菜は京菜とも呼ばれ、代表的な京野菜の1つで
寒くなればなるほど美味しさを増すと
言われているようです
耐寒性が強く、寒さが厳しい折に旬を迎えます
独特の芳香があって、鍋物の具材にオススメです
かつて大阪・船場では、
元旦(旧暦だと寒の内前後)には
味噌仕立てと根菜の雑煮、
2日はすまし汁仕立てで水菜の雑煮と
献立を変えるのが定番だったそうです
●赤貝(アカガイ)
江戸前のにぎり寿司では
代表的な冬のネタの赤貝は
大寒頃に旬を迎えるそうです
日本での名産地は、
宮城県名取市閖上(ゆりあげ)で
新鮮な赤貝を使った赤貝丼が味わえるそうです
小寒との違いは
大寒は最も寒さが厳しい頃であるのに対し
小寒は寒さがだんだん厳しくなっていく頃、
という意味があるそうです
ちなみに小寒に入った頃から
年賀状の返事が遅れてしまった相手や、
喪中などで年賀状のやりとりができなかった方に
寒中見舞いを出せる時期でもあります
ちなみに松の内(1月7日)が明ければ、
いつ出してもOKだそうです
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます
今日も暦通りとても寒いですね
寒いのは苦手ですが、
1年でもっとも寒い時期「大寒」を楽しみながら
春の訪れを心待ちにしてみようと思います
まだまだ寒い日が続きますから
みなさまもご自愛くださいませ
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