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台風接近時の窓ガラス対策【窓ガラスに養生テープは意味がない?】

こんにちは

台風が頻繁にやってくる季節が到来しました
台風が接近すると天気予報で知ると、
どんな備えをされていますか?

私が住んでいるマンションには
雨戸がついていないので
養生テープをクロスして貼っていましたが
ガラスメーカーの方曰く、
あまり効果がないということを知り
愕然としております笑

窓ガラスにテープを貼るだけという備えは
本当に意味がないのでしょうか?

また、台風対策として
他にどんな対策をすればいいのでしょうか


「窓ガラスに養生テープ」SNSで拡散

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2019年9月に台風15号が上陸し
屋根瓦の飛散や電柱の倒壊など
千葉県を中心に、強風による大きな被害が出ました

その頃、
窓ガラスに×印、または*のように
養生テープを貼ることで
強風により窓ガラスが割れてしまうのを
防ぐという話がSNSで拡散されていました

一時期養生テープや防災テープが
品薄になった通販サイトもあるそうで
大きな反響があったそうです


「窓ガラスに養生テープは効果があるのか」ガラスメーカーによる解説

窓ガラスなどを取り扱うYKK AP株式会社曰く、

台風対策として、
養生テープでガラスが割れるのを
防ぐことはできません

!!

また、これまで
「ガラスの飛散防止に多少の効果があるのでは?」
と言われてきましたが、

近年の大型化する台風を想定した試験では、
養生テープを貼っていたとしても
飛来物が衝突するとガラスが割れ、
その破片が室内に飛散してしまうことが
確認されています


なのだそうです

あくまでも、養生テープを貼ることは
ガラスの“強化”ではないので
貼ったからといって過信は禁物ですね…


どんな対策をしたらいいの?


台風の時、「こうすればガラスが割れない」
という対処法は、基本的にないそうです

まずは、窓の外側でガラスを守ることができる
シャッターや雨戸を閉めるなどの対策をし、
直接、飛来物が窓ガラスに当たることを
防ぐことが第一なのだそうです

それでも、
万が一ガラスが割れてしまった場合に備えて、
割れたガラスの飛散を少しでも防ぐために
室内のブラインドやカーテンを
閉めるようにしたほうが良いそうです

また、
現在窓が壊れている、建付けが悪くなっている、
隙間が空いている、という場合は
隙間を作らないようにし、

不具合や異常を発見した際には、
建築会社、工務店、管理人(管理会社)、
または販売店に相談しましょう


ちなみに、YKK APは

シャッターや雨戸が設置できない場合、
飛来物が当たっても貫通しにくく、
割れても破片が飛散しにくい
防災安全合わせガラスの設置を
推奨しているそうです


防災安全合わせガラスとは:
[2枚のガラスの間に60mil(約1.52mm)以上の
厚さの強度と柔軟性に優れた
樹脂中間膜を挟み込んだ合わせガラス]


やはりそれでも、そのガラスの設置が難しければ
気休めでもこのようなフィルムを貼るだけでも
安心できそうですね


また日頃から台風に備え、
窓の下枠やバルコニーの側溝、排水溝の掃除をし
水はけをよくしておくことや
台風接近時には、網戸が強風で飛ばされる
可能性があるので
網戸のはずれ止めがセットされているか
確認しましょう


やっぱり養生テープを貼りたい…その場合は

大掛かりな工事なんて、今更無理だよ…

私もそう思います

では、すぐにできる対策といえば

ガラスに養生テープを貼る

外側と内側にプラベニヤかダンボール等を貼る

というものが
一番よさそうです

飛来物による衝撃に備えつつ、
万が一ガラスが割れたとき破片が室内へ飛散するのを
防ぐ効果も期待できるそうです

外側からプラベニヤ等で囲うことが
難しい場合もありますが、
部屋内からできる対策としては
養生テープを貼るだけでなく、
養生テープを貼った上にプラベニヤかダンボール等を
貼る方が飛散防止効果の点でより有効なのだそうです




万が一ガラスが割れてしまったら

また、ガラスが割れ、穴が空いてしまうと
暴風が室内へ一気に流れ込み、
その風圧で屋根が吹き上がってしまうという
被害もありうるそうです

破片の飛散を防ぐためのカーテンは
厚手の物を選んだり、
風が吹き込んでこないように
テープや家具などで床にしっかりと
固定するとさらに効果的だそうです

なお、気象庁のデータによると
屋根瓦などが剥がれ始めるのが
平均風速15~20m/sほどだそうで

それらが飛散するのが風速20m/s~、
さらに家の外装などが飛散し始めるのが
風速35~40m/sなのだそうです



まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

今できる台風対策をまとめてみると、


・窓ガラス割れの対策としては
飛来物が直接窓ガラスに当たることを
防ぐのが第一


・そもそも窓ガラスは
ある程度の風圧に耐える強度を備えているため、
強風だけで割れてしまう、ということは少ない
ガラスが割れないようにするには、
飛来物がガラスに当たるのを防ぐこと

しかし、これはシャッターや雨戸を閉める、
あるいはもはや昔ながらの窓枠に
木材を打ち付ける…という他は
ほぼ対処法がない


・まずは、窓の近くに飛びやすいものがないか
確認し、シャッターや雨戸を閉めることで、
それら自体が強風で飛ばされないように
最後まで閉めてしっかりとロックする

それでも万が一ガラスが割れてしまった時に備え
室内のブラインドやカーテンを閉める


接近する台風から命を守るため、
今備えができることを対策して
安全第一で過ごしていただきたいものです

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