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お金は大切!資産形成や危ない投資から身を守る方法

こんにちは

日本においてバブル経済崩壊から、
失われた30年とも言われるようになってしまった
この混沌とした状況で

個人一人一人が、お金についての問題がつきまとい
どうしたら増えるのかと奮闘し
増やそうとしてもなかなか増えていかない、
プロの言う通りにしたのにむしろ減ってしまった

なんてこともよくある話です

定期預金に預けているだけで
勝手にお金が増える時代もありました
それはバブルが崩壊する前までの話です

それらの定期預金でお金が増えていたことが
当たり前だった世代の方々にとっては
資産運用や投資というと
一攫千金のようなギャンブルという
ネガティブなイメージを持つ方が
まだまだ多い印象があります

今回お話しするのは、
あくまで老後などの将来に備えておこなう
資産運用のことであり
誤解を避けるために、"資産形成"という
表現をさせていただきます

資産形成は、
収入の中から生活に必要な支出をした後に
残るお金のうちの一部は貯蓄、
また一部はお金を投資するといった程度の話で
決して大きなリスクをとって
短期間で大金を稼ごうという話ではありません


老後2000万円不足問題が注目される

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2019年に、
老後2000万円不足問題が注目されました

これは2017年におこなわれた
総務省の家計調査から、

高齢世帯の平均収入と
平均支出を抜き出した差額の
月約5万5000円×12カ月×30年を単純計算し、

「公的年金だけでは2000万円不足する」と
指摘したものでした

しかしこれらはあくまでも平均値であり、
高齢になれば支出が減ることなどは
まったく考慮されておらず
一つの指標にすぎないと思います

数字だけが独り歩きしてしまい
投資の必要性をアピールするために
利用されてしまいます


昔は高金利、今は超低金利

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バブル崩壊前の1991年頃は金利が高く、
ほぼノーリスクの定期預金で
お金が増えていた時代がありました

年利6%とは、約12年でお金が倍になる水準です

当時を知らない若い人は、この利回りを聞いて
信じられない!と思うでしょう

大手銀行の普通預金は0.001%の超低金利時代、
定期預金でもメガバンクで0.002%、
ネット銀行でようやく0.20%

銀行に預け入れするままでは
昔のように増えることはありません

なので、『投資で増やしましょう』ということが
盛んに言われるようになりました


これからは投資の時代?

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オンライン投資セミナーなどのweb広告が
SNSなどでよく見かけるようになりましたし

投資は必須と語る専門家も多いです

昨今のコ ロナショックなど
現代は先行き不透明ですし予測不可能です

リスクのある投資で
大切な老後資金を失わないようにしなければなりません

特に騙されやすいセールストークの裏側を
考えていきましょう


騙されやすいセールストークの裏側

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その1:『分散投資で、リスクは回避できます』

分散投資はよく卵にたとえられます

ひとつのカゴに入れておくと
落ちたら全部割れてしまいますが
いくつかに分けておけば
落ちるカゴも残るカゴもあるから安心だ、
という理論です

しかし、リーマンショックのような危機があれば
分けたカゴすべてが落ちてしまうこともあります

また、価格が変動する商品について
常に一定の金額で定期的に購入していく
ドルコスト平均法という手法もあります

後から述べますが、投信自動積立もこの方法のひとつで
長期投資に向いています

私は長期投資分は毎日積立分と毎月積立分、
それぞれを複数の異なるインデックス投信に
振り分け、それぞれを積立額を設定しています

毎日・毎月無理のない金額で投資をする仕組みを
作っておくと、
いちいち相場をチェックしなくてもいいですし
上がった・下がったと一喜一憂しなくなり
精神的にも楽です

そして、上記で述べた"卵"を守りたければ
落ちても割れないゆで卵にしておく、
つまり、一部は現金化して貯金しておくことも大切です

分散投資が100%守られる、絶対、という言葉は
無いと思います


これは余談ですが、
電子マネーやQRコード決済などの
キャッシュレス化が進んでいますが
もしインフラが停滞してしまった時のことを考えると
やはりキャッシュがいちばん強いのです


その2:『あなただけの特別な高金利商品です』

今の時代、高金利商品には注意が必要です
1%以上の金利がつく商品にはカラクリがあり、
3%以上ならインチキ商品だと疑う目を持ちましょう

たとえば、定期預金金利が1%という商品があります

ほとんどが同時に抱き合わせで
投資信託を契約することが
条件になっていることが多いです

つまり、投資信託と定期預金のセット商品です

しかも、1%の定期預金金利は
1カ月だけということも多いです

100万円預けて利率1%なら利息は1万円ですが、
それは1年物の場合で
1カ月物なら利息はわずか800円余りで、
2カ月目からは通常の金利に戻る…

これがカラクリです

そして抱き合わせの投信は、実は高い手数料を取られ
結局マイナスだった、なんてことも多いです

退職金特別ご優待などと
金融機関で勧められることがあると思いますので
勧められるがまま、その場で絶対に契約しないように…


その3:『保険のご相談は無料です』

保険の契約にも罠があります

ショッピングモールなどにある保険ショップは
相談無料が売りのようですが、

その実態は、相談ではなくセールスです
そう考えると無料は当然ですよね

保険ショップはボランティアではありません
無料相談の人件費や、保険ショップの店舗費用
相談するだけでもらえるノベルティグッズなど、
多くのコストを、無料相談でまかなえるはずが
あるわけないのです

それらは保険ショップの売り上げ、
つまり契約した方の保険料から捻出されるのです

無料につられると、
本当に必要な保険料にそうしたコストが上乗せされた
高い買い物をさせられるかもしれません

『よ〜く考えよー お金は大事だよ〜♪』

なんていうCMが昔やっておりましたが
まさにそれです笑

タダなものほど怖いものはありません


その4:『貯金するより保険で増やしましょう』

上述しましたが、
大手銀行の普通預金は0.001%の超低金利です

それに対して、貯蓄性保険なら
運用利回りは0.3%、
普通預金の300倍ですから

"お金を増やすなら、銀行預金より貯蓄性保険"
というセールストークがあります

しかし保険の場合は契約者が支払う保険料から
事務手数料など保険会社の経費を差し引いた残金が
運用に回ります

保険料を資産形成の元金と考えると、
手数料が引かれたマイナスからのスタートに
なってしまいます

それだと、先程のセールストークを
本当に信じていいのか、私は『?』です

ちなみに国内生保勤務の友人がおり、
人助けのつもりでお小遣い程度に
付き合いで入っている個人年金保険がありますが
資産形成の期待は全く持っておりません


資産形成は3つの基本を大切に

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いざ資産形成を始めようとしても
一体何から学べばいいかわからない、
という声もよく聞きます

そういった方には、
つみたてNISAの活用をオススメします

資産形成には3つの基本があります

1.長期投資

1つ目は長期投資です

短期で儲けた・損した、ということではなく
10年、20年という長期目線で
複利効果を効かせて投資をするものです

つみたてNISAを活用すると
非課税で保有できる期間は20年間ですから
まさに長期投資にピッタリの制度です

2.分散投資

2つ目はざっくり上述もいたしましたが、分散投資です

たとえば1つの企業の株式に
全額投資するのではなく、

複数の企業の株式、または債券や
不動産などのさまざまな資産、

日本だけでなく欧米や新興国などの
さまざまな地域に分散投資することで
リスクも分散するということです

3.コツコツ積み立てる

3つ目は、底で買って天井で売るといった
タイミングを計って投資をするのではなく
毎月定額で淡々と積み立てることです

積み立てる投資のための便利な制度があります
つみたてNISAを活用していますか?


つみたてNISAについて

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つみたてNISAは
投資可能な商品が限定されているから、と
否定的な意見をされる方もいるようですが

投資未経験者や初心者さんには
是非ともオススメしたい制度です

投資なんてやったことない、という方は

3500社以上の上場企業や
2000本以上ある投資信託の中から
手数料や業績など、
さまざまな条件を見極めて
適切な投資対象を選ぶ、
なんてことは不可能でしょう

まず、その手間が圧倒的に削減されます

どの銘柄が良いとは、
私からはここではお話しませんが

これらのランキングを見て参考にすると良いでしょう


ちなみに私は楽天証券を活用しております

楽天証券のおすすめポイントは、

NISAの手数料無料
楽天証券のNISA口座なら、
120万円まで手数料が無料
2550本以上の投資信託を無料で購入できることも
楽天証券のNISA口座の強み

NISA口座開設数76万で業界第トップクラス
一般口座も絶大な人気を誇る楽天証券だが、
NISA口座の人気も高い
迷ったら開設しても損はない証券会社

外出先でもスマホで取引可能
使いやすさNo.1で有名な楽天証券の株アプリ
「iSPEED」が利用可能
最短3タップからいつでもどこでも取引ができる


NISA口座を活用したうえで
一般の証券口座で投資することも可能ですので、

まずはつみたてNISAを活用して投資を覚えて
知識や経験を積む一方で
資金的な余裕も出てきたら
その資金を株式投資に充てる、
というような方法を実践しても良いと思います

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勉強するより、実践する

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投資に関するさまざまな書籍や
web上にたくさん情報が転がっており

それらを見たり読んだりして
知識を増やそうとする方も多いと思いますが
実践こそが最高の学習であると私は考えます

物事何でもやってみないとわかりませんし
失敗も成功も勉強です

それに勉強だけを積み重ねていたって
その間はお金が一円も増えません

それよりも、月1000円でもいいので
とにかく初めの一歩を踏み出すことが重要だと
私は思います


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

実は、私は数年前まで銀行員でした

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今回はお金についての話をさせていただきました

老後資金問題や、
まさに青天の霹靂ともいえるコ ロナ騒動

給料カットや売り上げダウンで
家計は火の車状態…という方も多いと思います

そんな状況の中で
焦って投資や保険に手を出すのは悪手かもしれません

表面的な言葉だけで信用すると、
あとあと痛い目に遭うかもしれません

セールストークの裏側にあるカラクリを
見逃さないようにし、
手堅くお金をコツコツと増やしていきましょう

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