意外と知らない運転免許証のアレコレ

こんにちは

お車を運転する際に必要な運転免許証ですが、
意外と知られていない事がいろいろあるそうですよー！

運転免許証の写真の背景色

運転免許証の写真は、
運転免許センターや警察署などで撮影する際に
背景が青色であるケースが一般的であるため、
青色でなければならないという決まりがあるのでは
ないかと思っている方がいらっしゃるかもしれません

しかし、実はこの背景の色に関しては
特に決まりがないそうです

運転免許証の写真は、写真サイズや撮影方法など
一定の条件を満たしていれば
自分で撮影した写真を持参して使用することが可能です

警視庁の公式サイトでは、

申請用写真及び持参写真のご案内　警視庁

免許写真の判断基準として、

道路交通法施行規則の基準を満たしているもの
・縦3センチメートル×横2.4センチメートル
（国外運転免許証申請時に添付する写真サイズは、
縦4.5センチメートル×横3.5センチメートル）

・無帽
（宗教上又は医療上の理由がある場合を除く）、
正面、上三分身、無背景

・申請前6か月以内に撮影したもの

個人識別が容易にできるもの

運転免許証が適正に作成できるもの

という条件があります

この条件を読んでみると、
背景色に関して指定がないため
人の後ろにカーテンや壁の模様などが
写っていない無背景のものであれば
背景の色は好きな色を選ぶことができる、ということです

最近では、青色以外の背景色を
選ぶ方も少なくないようで、
ピンクやオレンジ、白色などの背景色を選んでも
問題ないようです

ただし、背景が顔の輪郭や衣類などと同化している場合は
不適正な写真と判断されるため
自分で写真を持参する場合には
撮影の注意点をよく確認しておくことが重要ですし、
最寄りの警察署では手続きができないために
運転免許試験場などに直接手続きに行かなくては
ならないなどの手間がかかる場合があるようです

手間がかかっても、
更新したら3〜5年は使うものですから、
せっかくならご自身の納得のいく写真を
使ってみたいですよね◎

免許証に書かれた12桁の数字

免許証の真ん中より下の部分に、
番号と書かれた項目があり、
そこには12桁の数字が書かれています

これら12桁の数字から、
実はいろいろなことを読み取ることができます。

・最初の1、2桁目

最初の1、2桁目は運転免許を初めて取得した
都道府県です

北海道

北海道10、函館11、旭川12、釧路13、北見14

東北

青森20、岩手21、宮城22、秋田23、山形24、福島25

関東甲信越

東京30、茨城40、栃木41、群馬42、埼玉43、千葉44、神奈川45、新潟46、山梨47、長野48、静岡49

北陸・中部

富山50、石川51、福井52、岐阜53、愛知54、三重55

関西

滋賀60、京都61、大阪62、兵庫63、奈良64、和歌山65

中国

鳥取70、島根71、岡山72、広島73、山口74

四国

徳島80、香川81、愛媛82、高知83

九州・沖縄

福岡90、佐賀91、長崎92、熊本93、大分94、宮崎95、鹿児島96、沖縄9

東京都なら「30」、大阪府なら「62」などと
地域によって番号が決まっています

・3、4桁目

次に、3、4桁目は運転免許を初めて取得した
西暦の下2桁を表しています

たとえば1992年に免許を取得していれば「92」、
2011年ならば「11」といった感じです

5から10桁目は各都道府県公安委員会が管理している
免許の交付年ごとの一連番号です

・11桁目

11桁目はチェックデジットと呼ばれる数字です
特定の計算式で算出されるため
免許証の偽造を防止する目的があるといわれています

最後12桁目は運転免許証の再交付回数を表しています
免許証を1回紛失して再交付されると、
数字が「0」から「1」に変わります

学科試験の点数は関係ない

ちなみに、
学科試験の点数を表している、と
聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが
これについてはまったく根拠のない噂です

免許証の裏面、備考欄

引っ越しなどで住所に変更があった場合、
免許証の裏面にある備考欄に

令和○年○月○日
新住所：◎◎～～
▲▲公安委員会

のように住所変更を届け出た日付と
新しい住所が記載されるほかに
変更手続きをした都道府県公安委員会の
判が押されます

・備考欄がいっぱいになってしまった場合は

次回の免許更新までの数年の間に
引越しを繰り返して
免許証の備考欄が埋まってしまった場合は
新しい備考欄のシールや紙が上から貼られ、
新しいシールや紙に変更事項が書き加えられます

さらに、さまざまな事情から
前住所の記載が必要な場合には、
手続きの担当者に申告すれば
新しい備考欄に前住所と新住所を
併記してもらうこともできるそうです

これら一連の手続きは運転免許センターや
管轄の警察署で簡単におこなえるため、
たとえ備考欄が埋まってしまっても
心配する必要はありません◎

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

『へぇ〜〜！』と思えるようなことばかりでしたか？

ご自身の免許証をじっくり見てみると
ほかにも何か発見できるかもしれませんね