【蚊除け対策に】蚊を寄せ付けない植物と植え方
こんにちは
夏になると蚊などの虫が気になりますね
特に蚊は、
いつのまにか部屋の中に入り込みますし
不快な音を発しイラっとしますし
刺されたらかゆいですし
夏の大切な安眠を妨げる憎き害虫です
蚊が活動するのに適した温度は
約25℃〜30℃だそうで
10月頃まで血を求めて活動します
蚊は汗や二酸化炭素など
特定のニオイを好んでやってくると
言われていますが、嫌いな匂いもあるようです
虫除け対策をしたいけれど
できれば自然なもので、虫除けしたい…
そんなときにおすすめしたいのが、
虫除けハーブを植えて対策をすることです
人間にとっては爽やかで良い香りを放つハーブには
虫が苦手な成分を含むものがたくさんあります
玄関やベランダ、キッチンの窓辺に
蚊が嫌う香り成分を放つ植物を植えてみましょう
今回は虫除けハーブのおすすめの種類や
育て方・植え方についてお話しします
蚊除け対策に！ベランダや窓辺に植えたい植物
ラベンダー
アロマテラピーでおなじみのラベンダーの香りは
癒しの香りで使い道も豊富な人気のハーブで
人間にとっては気持ちを落ち着ける作用があります
リラックス効果抜群のラベンダーの香りは、
蚊や、衣類などを食べる蛾(ガ)トコジラミなどの
害虫が嫌う香りです
ラベンダーにはリナロールという成分があり、
蚊をはじめハエや蛾(ガ)を寄せにくくする効果が
期待できます
庭先やベランダにラベンダーを植えておけば、
家に寄せ付けたくない
さまざまな害虫対策にオススメです
ラベンダーは品種によって
育て方が多少異なるので、
環境に合うかどうかを良く確認して選びましょう
基本的には日当たりや風通しがよく、
水はけのいいところが適しています
梅雨の雨に当たると蒸れてしまう場合があるので
鉢植えは屋根の下へ移動させるようにしましょう
バジル
イタリアンでもお馴染みバジルの香りに含まれている成分シネオールは、
蚊が嫌う匂いとして知られています
ドアや窓の近くに置いておけば、
蚊だけでなくハエの侵入も防ぐそうです
もちろん、食材としても幅広く使えます
バジルは日当たりのいいところで栽培しましょう
日が差し込むキッチンの窓辺に置けば、
料理と虫除けに役立ちます
背丈が20cmくらいになったら
一番上の部分を摘んで、わき芽を成長させましょう
これを繰り返せば、たくさんの葉がつきます
キャットニップ（イヌハッカ）
キャットニップの精油には、
猫を興奮させる物質が含まれているので
西洋マタタビとしても知られています
ミントのような香りのするこのハーブは、
蚊やネズミ除けにも効果があります
アメリカ化学会によれば、
キャットニップに含まれているネペタラクトン
という成分に、
市販の防虫剤などに使用されているディートの
約10倍もの蚊よけ効果があるそうです
夏の期間中咲いており、
蚊の侵入をしっかりと阻止するそうです
ニンニク
ニンニクの香りは、蚊などの害虫も嫌います
窓辺にニンニクを吊るしておけば、
ドラキュラ除け効果以上のものが見込めそうです笑
タイム
殺菌と防腐作用があるのがタイムです
魚料理に使われることも多いハーブですが
チモールという成分が含まれていて
殺菌効果や消毒力、防腐作用もあるため、
昔からお肉の保存にも利用されてきました
蚊やハエ、ナメクジなどのほか、
ゴキブリの虫除けにも効果が期待できるそうです
歩道のグランドカバー（地被植物）としても
最適で、葉の香りが蚊を遠ざけます
ちなみに鎮痛効果などもあるため、
エッセンシャルオイル(精油)は
風邪予防や痛み止めとしても利用されてます
タイムはとても品種の多いハーブですが、
育て方にあまり変わりはありません
丈夫な性質で寒さにも強く、冬越ししやすいので鉢植えでも地植えでも比較的簡単に育てられるでしょう
ゼラニウム
ゼラニウムの精油に含まれる成分が
害虫避け効果抜群です
育てやすいこの植物は、
窓辺やベランダに吊るしておくと
一年中花を咲かせます
ヨーロッパでは昔から窓辺に
ゼラニウムを植えているのは、美しいだけでなく
蚊除け効果があったからかもしれません
ローズゼラニウムやレモンローズゼラニウムなど
が人気です
カレンソウ（蚊連草）・サザンウッド（カよらず）
蚊に効果があると言われているハーブのひとつが
カレンソウです
カレンソウは、蚊連草とも書き
遺伝学者ファンリーニ氏が、
シトロネラ草とゼラニウム
(ローズゼラニウムとレモングラスの交配種)
を、遺伝子レベルで掛け合わせて完成させた
蚊対策に特化したハーブです
ちなみに、ここで掛け合わされている
シトロネラ草とゼラニウム単体でも
蚊除け効果があるといわれています
サザンウッドは蚊よらずともいわれ、
オーストラリアでは蚊除けハーブとして知られています
置いているだけでは効果がなく、
葉をこすりつけたり、葉っぱを煮出したものを
スプレーしたりするなどの工夫が必要です
カレンソウ(蚊連草)は
蚊が嫌いなシトロネラールを含む
ローズゼラニウムとよく似た見た目をしています
虫除けハーブ同士をかけあわせて
作られた品種なので、まさに最強ハーブです
カレンソウ(蚊連草)は日当たりがよく、
水はけのいい環境に良く暑さにも強いので、
夏の日差しが当たる場所でも元気に育ちます
しかし、寒さには弱いため冬は室内に入れましょう
花がらや枯れた葉はこまめに摘み取っておくと、
新芽が育って虫除け成分も出てきます
ローズマリー
ローズマリーの防虫効果は昔から知られていて、
ローズマリーの成分は実際に防虫剤としても
使われてきました
窓辺やベランダに植えておくだけでも
蚊を寄せ付けない効果が期待できますが、
煮出してスプレーとして使ったり、
お香のように室内で焚いて使うこともできます
トマト
意外かもしれませんが、
トマトの香りも蚊が嫌う香りのひとつだそうです
ベランダのドア近くなどを選んで鉢植えしておけば
室内への蚊の侵入を防ぐ効果が期待されます
ミント
ミントにも種類がありますが、
どれも蚊が嫌がるシトロネラという成分を含んでいます
肌を撫でるだけでも効果が見込めるようです
清涼感のある香りも人気です
ハッカ（ミント）は
スーッとする香りが特徴のハーブです
この清涼感ある香りはメントールという成分で、
ゴキブリや蜂、アリなどの虫除けに
効果があるといわれています
ハッカはたくさんの品種がありますが、
特にメントールの含有量が多いのは
ニホンハッカという種類です
ミントはとても繁殖力の強いハーブです
どんどん増えるので、
地植えの場合は他の植物との兼ね合いも
よく考えましょう
増えすぎると困るなら鉢植えがオススメです
プランター1つにつき1種のミントを植えると
植え替えも楽です
レモングラス&レモンバーム
レモングラスのエッセンシャルオイルは
昆虫忌避剤（虫除け用の薬品）として使われており、
特に蚊に対して絶大な効果があるのだそうです
さらに、
敏感肌の皮膚炎にも効果があると言われています
ミントの仲間で、
前述したシトロネラが含まれています
レモンに近い香りが特徴で、
柑橘類の香りを嫌う蚊を自然と遠ざけます
育ったハーブは料理、お茶、お酒にも使えます
レモンの香りのするハーブの精油には
蚊が嫌う成分が含まれています
レモングラスやレモンバームは、
葉っぱを潰して出た汁を肌に塗っておくだけでも
蚊除け効果があるそうです
天然の蚊除けローションになります
熱帯植物のレモングラスは、
暑さに強く寒さに弱いのが特徴で
寒くなったら、地植えの場合は葉っぱを
刈り込み、鉢植えは室内に取り込んで冬越しましょう
また、葉が茂り過ぎると蒸れるので
生育期でも適度に剪定しておく必要があります
ハーブとして使う時は
必要な量だけ根元でカットしましょう
レモンユーカリ
甘いレモンのような香りがするレモンユーカリは
蚊が嫌がる成分であるシトロネラが含まれています
しかも、同様の成分を含むシトロネラを含む
ハーブよりもその含有率が高いところが
ポイントで、虫除け効果が期待できます
レモンユーカリは日当たりのいい場所を好みます
寒さに弱いので、
冬は鉢植えを室内に入れましょう
乾燥には強いため、水やりは控えめでもOKです
水の与えすぎによる根腐れに注意しましょう
植え方ワンポイント
ハーブ栽培を始めるなら、
苗から育てる方が簡単でオススメです
種から育てるよりも失敗が少なく、
生長させる時間を短縮できます
苗を選ぶ時は茎がひょろっとしていないか、
土に苔が生えていないかなどをチェックしましょう
葉色のいいしっかりした株を選んでください
せっかく虫除けハーブを植えるなら、
オシャレな寄せ植えにして玄関に飾りましょう
ハーブを寄せ植えする時は、
それぞれの品種の性質をチェックし、
水やり頻度や日当たり具合などが
似たようなもの同士で寄せ植えにすると
うまくいきやすいです
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます
虫除けハーブは、
虫にとって嫌な香りでも
人間にとっては良い香りのものがたくさんあります
寄せ植えにすれば
華やかなガーデニングになります
毎年害虫に悩んでいる人は、
この機会に是非、虫が嫌がる成分を持つ
ハーブを植えてみてはいかがでしょうか
虫除け効果のある彩り鮮やかな
良い香りの植物を
窓辺やベランダ、玄関、キッチンなどに
素敵な寄せ植えを置いて
良い見た目と良い香りを楽しんでみてくださいね◎
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