見出し画像

ラベンダーのお話


こんにちは

最近気まぐれなお天気が続いていおり
折り畳み傘が手放せませんね

気圧の変化などにより、
体の不調を訴える方も多いと思います

そんな時は、
是非アロマを活用していただきたい…

そんな思いで今回はアロマの代表格、
ラベンダーについてお話しいたします

ラベンダーはあまりにも有名なハーブの一種で
アロマの精油でも親しみやすい香りと
使用方法や使用量を正しく守れば禁忌がなく
とても扱いやすい精油です
使用頻度が高いのも、これらが理由で
万能精油とも呼ばれている程です

ラベンダーは非常に多くの効果が期待でき、
心と体の両面に、効果的に働きかけます

今回はリラックス効果や安眠効果などでも
とても有名なラベンダーの効能や種類などお話します

そして最後の方には
今回のクラフトレシピ
手作りバスボムのご紹介です
結構簡単に作れてしまうんです♪

是非最後までお読みいただけると幸いです

因みに、こちらの記事で
安全にアロマテラピーをお楽しみいただける
方法をお話ししております

併せてお読みいただけたらと思います


ラベンダーとは

画像6


ラベンダーは地中海沿岸原産の、シソ科の植物です

紫色の可憐な花と清楚な香りで
誰もが親しむポピュラーなハーブです
ハーブの女王とも呼ばれ、
ヨーロッパでは古くから薬として使われたり
香水の原料としても幅広く使われてきました

ラベンダーの語源は、
ラテン語で『洗う』という意味のlavareに由来し
古代ギリシャ・ローマの時代では
心身を浄化するハーブとして
沐浴などに利用されていたそうです


ラベンダー精油について

画像7

ラベンダーの葉と花(または花穂)を
水蒸気蒸留して得られるのが、ラベンダー精油です

フローラル調のリナロールや
果実用の甘い香気を持つ酢酸リナリルという芳香成分を多く含み
フローラルな甘さの中に、ハーブ調の爽やかさを感じる
柔らかな香りが特徴です

ラベンダーの産地や抽出部位、蒸留技術により
微妙に香りは異なりますが
酢酸リナリルの含有量が高いほど
甘い香りになります

多くの精油との相性がとても良く、
ブレンドのまとめ役・つなぎ役としても大活躍します

アロマテラピーではとても有名な香りですが
好き嫌いが分かれる精油でもあります
ラベンダーが苦手な方は、柑橘系や他のフローラル系など
他の精油と組み合わせるとマイルドで癒される香りが楽しめます


ラベンダー精油の種類


ラベンダーアングスティフォリア

画像1

ラベンダーの代表種で
ラベンダーといえば、これ!です
このnoteで使っているラベンダーと表記しているものは
全てアングスティフォリアを使用しています

鎮静作用のあるエステル類の酢酸リナリルを多く含有し
甘味のあるフローラル調の香りが特徴です
リラックス効果のほかに、
美容に風邪予防に、痛み、痙攣に、安眠にオススメです
刺激が少なく、お子様からお年寄りまで
使用するのにも適しています
フランス南東部のプロヴァンス産のものが最高品質です


ラベンダースピカ(スパイクラベンダー)

画像2

標高500m前後の低地に生息します
精油成分はアングスティフォリアとは異なり、
酸化物類の1.8シネオールや
ケトン類のカンファーを含むため
スーッとした爽やかな香りで
皮膚疾患のケア、かゆみ、呼吸器系にオススメです
刺激が強いので、妊娠中や乳幼児への使用には注意が必要です


ラベンダースーパー

画像5

ラヴァンドゥラグループのコモン種とスパイク種の交配品種です
すっきりとした香りです
リラックス、筋肉痛、肩こり、腰痛などトリートメントにもおすすめです

精油の効能はアングスティフォリアに近いです
神経の鎮静作用はアングスティフォリアの方が勝りますが、
筋肉弛緩が期待できる精油です



ラベンダーストエカス

画像3

フレンチラベンダーとも呼ばれています
フェンネル様でグリーンな印象を持つ、
ラベンダーの中までは特徴のある
少しツンとするフレッシュな草様の香りです
1.8シネオールが含まれているので
呼吸器のケア、ケトン類が含まれているので
ダイエットにも効果が期待できます


ラベンダーレイドバン

画像4

アングスティフォリア種とスピカ種の交配種で
ラバンジンとも呼ばれます
両者の中間的な特徴を持ち、栽培量が多いため
価格は比較的安価です
フローラルの甘さと、シャープさを併せ持つ香りで
アングスティフォリアと似たような使い方ができます
実際に香料業界では、アングスティフォリアの代用として
使われることが多いようです
無気力症の改善や呼吸器のケアなどに効果が期待できます

ラベンダーの産地・開花時期・花言葉

画像8

主な産地は、
フランス
イギリス
ブルガリア
タスマニアなど

北海道の富良野も有名ですね

高温多湿の環境を苦手とする植物なので
カラッとした環境の地で多く栽培されています


ラベンダーの種類によっても
開花の時期が少し違うようです

アングスティフォリア系は4月下旬~6月下旬
ラバンジン系は6月上旬~7月下旬
ストエカス系は4月下旬~6月下旬


花言葉は、
清潔・沈黙・許し合う愛・不信感 だそうです


ラベンダー精油の効能・効果

画像9

ここでは、『万能精油』と呼ばれるほど多くの使い方ができる
ラベンダー精油の期待される効能・効果をご紹介します


●ストレス軽減・心身のバランスを整える

酢酸リナリルやリナロールの
心を落ち着かせる鎮静作用を持つ成分を多く含み
心身のリラックス効果に優れ、
ストレスによる緊張や不安
怒りや興奮を和らげ
安定した精神状態へと導くことが期待されます

ラベンダーの香りを嗅ぐと
リラックス状態で増加するα波が増えたという実験結果もあるそうです
心身がリラックス状態になると
副交感神経が活発に働くため
自律神経のバランスを整えたり
免疫力を高める効果も期待できます


●安眠効果

副交感神経(リラックス状態)を優位にする他、
気分を安定させるセロトニンや
睡眠ホルモンと呼ばれているメラトニンの分泌を促すと言われ
不眠の改善や良質な睡眠に役立ちます


鎮痛効果

痙攣を抑える作用、鎮痛作用、筋肉を緩める作用など
頭痛・肩こり・筋肉痛・ストレス性胃痛など
筋肉の痛みや痙攣にも効果が期待できます

ラベンダー精油を用いたアロママッサージで
生理痛が軽減したという実験結果もあるそうです


皮膚トラブルの改善

殺菌や抗炎症作用のほか
はん痕形成、皮膚組織再生など
傷を癒す作用があり、
軽い火傷・日焼け・手荒れ・かゆみなど
幅広い肌トラブルにも効果が期待できます

また、虫刺されやニキビ、水虫やあせものケアにも役立ちます

痛みが治まるだけではなく、
傷跡も残りにくくなるそうです


美肌効果

肌の新陳代謝を促す効果が期待でき
シミ、シワ、くすみなどを予防するエイジングケアにも効果が期待できます
心身をリラックスさせる効果もあるため
ストレスによる肌荒れや大人にキビなどに
お悩みの方にもオススメです

刺激が少なく、全ての肌質にお使いいただくことができますが
敏感肌やアレルギー体質の方は
あらかじめパッチテストを行うと良いでしょう


●健やかな頭皮へ

肌荒れを起こしにくいラベンダーは
頭皮の炎症や痒みを抑える効果も期待できます

また、皮脂分泌を整えますので
頭皮のベタつきでお悩みの方にもオススメです


●その他に期待できる効果として

抗菌・抗ウイルス作用が期待でき
風邪やインフルエンザなどの感染症予防や
カビや雑菌の繁殖を抑えたり
防虫やデオドラント目的での使用も効果が期待できます

また、交感神経による緊張が緩むことから
血圧を下げる作用も期待できます


シュワ〜っと良い香り!バスボム

画像10

今回のクラフトレシピは、
LUSHでお馴染みのバスボムのご紹介です

実は、クエン酸と重曹で
とっても簡単に作れるのはご存知ですか?

重曹やクエン酸は、
市販の入浴剤にもよく入っている成分です

残り湯は、お掃除にも使えます

今回はラベンダーを使ったバスボムの作り方をお話しいたします

※ 妊娠初期の方は念のため使用を避けましょう
低血圧の人は、使用後に
眠くなってしまう可能性があります


材料

重曹 30g
クエン酸 15g
重曹とクエン酸の分量の割合は2:1にし、
食用のものを使用しましょう

塩(または片栗粉やコーンスターチ) 15g
ラベンダー精油 4滴

私が実際に使っている精油です

食用色素(お好みで)
食用色素はスーパーの製菓売り場などで
100円前後で販売されています
少量で色がつくので少量で大丈夫です


作り方

塩(または片栗粉やコーンスターチ)に食用色素を加えて混ぜます


ラベンダー精油を加えます
皮膚トラブルを防ぐため、
1度の入浴につき滴量を守ってください


重曹とクエン酸を加えます
竹ぐしなどでムラが出ないように混ぜます


霧吹きで水を少しずつスプレーします
水分を一気に加えると
反応が進んでお風呂に入れる前に
炭酸ガス(二酸化炭素)が発生してしまうので、
1吹きずつ様子を見ながら、
きゅっと握りやすくなる程度に湿らせてください


型に詰めます
型がない場合は、ラップで包んで
おにぎりのように丸く成形をしてもOKです

ガチャガチャのカプセルも使えます
その場合は等分にきちんと詰めて
平らに慣らしてから1つにくっつけましょう


柔らかいうちに型から取り出し
風通しのよいところで1日乾燥させます


ジップロックなどの密封できる容器に
シリカゲルなどの乾燥剤と一緒に入れ
光の当たらない冷暗所に保存してください

アロマオイルの香りは徐々に飛んでしまうので
香りを楽しむためにも早めに使い切りましょう


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

因みに、

『この精油とこの精油の組み合わせで変な香りにならないですか?』
という質問を受けることがあります

香りの相性というと、
フローラル系と柑橘系、
ウッディ系とハーバル系などの
組み合わせが知られていますが、
考えすぎず思うままにブレンドしてみるのもオススメです

精油には「混ぜるな危険!」がありません

しかしそれぞれの禁忌事項はありますので、
確認しながら使ってくださいね

色々な精油ブレンドを試して、ぜひお気に入りの香りを見つけてくださいね

この記事が参加している募集

スキしてみて

最後までお読みいただきありがとうございます! なにかのお役に立てられたらとっても嬉しいです いつもサポートいただき、 誠にありがとうございます🙏 いただいたサポートは、 今後の活動費として活用させていただいております