しらたきに味を染み込ませるコツ
こんにちは
しらたきは、おでんやすき焼き、肉じゃが、
煮物など、幅広い料理に合う食材です
低カロリーなので、
減量中の食材としても人気があります
ただし、しらたき自体には味がありませんよね
しっかり煮込んだつもりでも、あまり味が染みていない…
という経験はありませんか？
今回は、しらたきの味を染み込ませて
おいしくいただくコツをお話しいたします
しらたきとは
しらたきの原料はこんにゃく芋で、
こんにゃくとは形状が違うだけです
約97％が水分なので、エネルギーは少なめです
また、食物繊維のグルコマンナンが
含まれているので満腹感を得られやすく、
便通改善も期待されるので、
減量食としても人気があります
しらたきと糸こんにゃくの違い
しらたきも糸こんにゃくも、生まれは江戸時代だそうです
原材料は同じこんにゃく芋ですが、
しらたきは関東で、糸こんにゃくは関西で
作られたものだそうです
しらたき
しらたきが生まれたのは江戸時代の関東で
固まる前のこんにゃくを筒の穴からところてんのように
押し出し、お湯で茹で固めて作ったものです
こんにゃくが穴から出てくる様子が、
まるで白い滝のように見えたことから
しらたきという名前が付けられたそうです
糸こんにゃく
糸こんにゃくが生まれたのは江戸時代の関西で
当時は、固まった板こんにゃくを細く切り
糸状にしたものだったそうです
現在では関西でも細い穴にこんにゃくを通して
製造しているそうですが
昔からの名残で糸こんにゃくと呼ばれているそうです
結局何が違うの？色の違い？
当時はしらたきと糸こんにゃくの製法の違いから、
太さの違いがあるそうです
しらたきの太さは2～3mmぐらいで
糸こんにゃくの太さは4～8mmぐらいのものが多いそうで
『太さの違いが名称の違いなのかな？』と思っていました
また、色の違いも関係あるのかな？と思いました
白いものがしらたきで、黒っぽいものが糸こんにゃくだと
思っていらっしゃる方も少なくないかもしれませんが
黒いしらたきも白い糸こんにゃくも
販売されているのが現状で、
製造方法も同一になった現在では、
しらたきも糸こんにゃくも基本的には同じもので
江戸時代からの呼び名だけが残っているのだそうです
アク抜き不要と書かれていても、独特のえぐみや匂いが気になる場合は塩と湯でアク抜きしましょう
市販のしらたきは水洗い後にアク抜きせず、
そのまま調理できます
しかし、独特のえぐみや匂いが気になる場合は
アク抜きを行うとよりおいしくいただけます
しらたきのアク抜きのやり方
1. しらたきに塩をまぶしてよく揉み込み、
しばらく置きます
2. 出てきた水分を水洗いします
3. 沸騰した湯に入れて1分ほど煮こぼし、
ザルにあげて水分を切ります
味を染み込ませるには脱水がポイント
しらたきは、調理時間に比例して
味が染み込む食材ではないそうです
味が染み込みにくい原因には、
元々含まれる水分の多さが関係しているそうです
しっかりと味を染み込ませるためには、
調理前に水分を飛ばすことがポイントです
水分が抜けたところに隙間ができるので
調味料が入りやすくなるそうです
・塩または砂糖を使う
浸透圧の働きを生かし、塩または砂糖を使って
水分を出します
ポリ袋に入れて揉み込むと作業しやすいでしょう
しらたきに塩または砂糖を揉み込み、
水分が出てきたら、さっと水洗いします
ザルにあげ、ペーパーなどで
水気をしっかり拭き取りましょう
・乾煎りする
煎ることで水分を飛ばすのもOKです
しらたきが焦げないようにヘラで絶えず混ぜます
フッ素加工のフライパンなど、
素材によっては乾煎りに向かない調理器具があります
しらたきは食べやすい長さに切り、
鍋またはフライパンにしらたきを入れ中火にかけ、
木ベラなどで混ぜながら3～5分煎り、
キュキュッと音がしてきたら火からおろしましょう
・電子レンジで加熱する
電子レンジを使って水分を飛ばす方法もあります
耐熱容器は深さがあるものを使いましょう
耐熱容器にしらたきを入れ、
ラップはせずに電子レンジで2分ほど加熱します
しらたきの保存方法
開封したけれど、使い切れない場合の保存方法を
ご紹介します
しらたきは水と一緒に袋詰めされた状態で
売られていますが、
この水はアルカリ性で、殺菌作用があります
この水を密封容器に入れ、
余ったしらたきを浸して冷蔵保存します
水は、普通の水でもOKですが、
その場合は毎日交換しましょう
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます
おでんや鍋物など、いつものお料理に一手間加えれば
ダイレクトに味が染み込むので、
おいしくいただけます
『煮込んでもしらたきになかなか味が染みないなぁ…』
とお悩みの方は、ぜひ試してみてください◎
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