すだちの驚くべきパワーとは
こんにちは
料理の脇役として知られているすだちですが、
使われるのはほとんどが果汁で、
果皮は絞ったら大半捨ててしまいますよね
すだちの良さは、いい香りだけではなく
美肌や疲労回復、新陳代謝をUPさせたり
血行促進などの効能のほか、
かぼすの皮に含まれるポリフェノールの一種が
脂質の代謝を改善して体重増加を抑制する効果が
ある事がわかっているそうなのです
すだちとは
ミカン科の果物で
かぼすなどと同じ香酸柑橘類です
名称の由来は食酢として使っていたことにちなみ
酢の橘から酢橘(すたちばな)と
呼んでいたそうですが
現代は、『すだち』の名称が一般的に知られています
主に徳島県で栽培・収穫されています
花期は5月~6月頃、純白の花を咲かせ、
秋頃に果実が実ります
果皮が青い未熟果のうちに収穫し出荷しますが
熟すとみかんと同様に黄色くなります
旬は8月~10月で、
香りも味わいも最も良いそうですが
ハウス栽培の技術が進み、
最近は1年を通じて手に入れることができます
すだちとかぼすの違い
私も調べるまでは、
違いがよくわからなかったのですが
すだちとかぼすの一目でわかる違いは、
大きさだそうです
すだちはゴルフボール程度の小さな果実で
重さは40〜50gくらい、
一方、かぼすの大きさはテニスボール程度で
すだちに比べて大きく、
重さも100〜150gと3倍程度も違うそうです
そして、産地の違いです
すだちは徳島県での生産が、
9割以上も占められているそうで
それに対してかぼすは、
大分での生産が9割以上も占めているそうです
そしてそして、
『香りのすだち、酸味のかぼす』ともいわれるそうで
すだちは独特の香りがあり、
ライムのような香り高い酸味があり
一方、かぼすは香りは控えめで
爽やかな酸味があります
こう比較してみると
全く別物の柑橘類だということが分かりますね
すだちの栄養素
ビタミンCやクエン酸などが豊富で、
果汁を搾るだけではなく、果皮料理に
使うことができます
すだちの皮には、
他の柑橘類にはない栄養成分が含まれているそうです
スダチチンというポリフェノールの一種が
脂肪を代謝する働きを持つ成分なのだそうです
すだちの皮を摂取することで、
脂質の代謝を改善し、
体重増加を抑制する効果が期待できるそうです
スダチチンは皮に多く含まれるため、
すだちは皮ごとすりおろし、
料理にトッピングするといいそうです
ほのかな苦みとさわやかさがプラスされ、
さらにおいしくいただけます
一方、果肉の栄養成分といえば、
ビタミンCやクエン酸が豊富ですが、
すだちにはレモンの2倍のクエン酸が
含まれているそうで
1個分の果汁で、1日の摂取目安量を
まかなえるほどだそうです
また、ビタミンA、カリウム、カルシウムも
多く含まれる優秀な柑橘類の一つです
ミネラルの1つであるカリウムも多く含まれ
塩分の排泄効果があるので、
むくみや高血圧が気になる方にオススメです
その他にも、
エリオシトリン、ヘスペリジン、ナリルチン
というポリフェノールが含まれているため、
肥満の予防に役立ったり脂肪の吸収を抑えたり
血行を良くしてビタミンCの吸収率を高めたり
アレルギー体質の人にも嬉しい成分が
含まれているそうです
アロマテラピー効果も
日本では馴染みの深い降参柑橘類ですが、
アロマテラピー界では、
まだあまりメジャーではありません
リモネンというストレスなどに有効な成分が含まれ、
爽やかな香りで、
鎮静作用により気持ちを落ち着かせ、
リラックス効果があります
不安や緊張、ストレス、うつ、不眠などに対し有効で
前向きな気持ちにする効果が期待できます
また、リモネンにより
血行促進作用による冷え性や肩こりなどを改善する
効果も期待できるそうです
主な芳香成分は、
モノテルペン炭化水素類の
リモネン(80%以上)、γ-テルピネン(5~10%)、
ミルセン(微量)、α-ピネン(微量)、
β-ピネン(微量)などで
モノテルペンアルコール類の
リナロール(微量)などです
注意点は、
柑橘類に含まれているフロクマリン類の光毒性です
そのため、オススメの使用法は芳香浴です
他にも、柚子や文旦など
『和』な柑橘類の精油が年々増えています
従来からあるオレンジスイートやマンダリンや
レモンなどとは違った
どこかホッとする香りに出会えたら嬉しいですね◎
すだちの食べ方
すだちを横に二つ切りにして、
刺身,焼き魚,豆腐料理などに搾りかけたり
よく水洗いしたすだちを皮のままこすり
つけ汁に加えたり、わさびに混ぜても
風味が出ておいしくいただけます
ちなみに切り方ですが、
ヘタの部分が横にくるようにしてカットするのが
正しい切り方だそうです
ヘタを縦にしてカットすると、
中の薄皮が邪魔して果汁を十分に搾ることができません
横カットすることで、房の断面がきれいに出るので
余すことなく果汁を搾ることができます
そして搾り方ですが、
カットした断面を下に向けて搾ると
種がたくさん落ちてしまいます
上に向けて搾ると
皮の栄養や風味も搾ることができ、
より美味しく味わうことができるそうです
すだちを使うことによって、
酸味で醤油など塩分の多い調味料を
控えることができます
これはとても意外だと思ったのですが、
乳製品との相性がいいそうで、
バニラアイスにかけて食べると
ほどよい酸味と香りが加わり、
ヨーグルトのような風味になるそうです
ちなみに私は、無糖炭酸水に加えて飲むのが好きです
使い方はいろいろですね
すだちの保存方法
風通しのよい冷暗所、または冷蔵庫の野菜室で
保存しましょう
冷蔵庫に入れる際はラップで包むか
ポリ袋などに入れておくことをおすすめします。
また、ジップロックなどの密閉できる袋に入れ
空気を出してから冷凍保存が可能だそうです
果汁を絞って製氷皿などで凍らせると、
とても便利だそうです
果皮は薄くむいて冷凍し、
使うときに細かく刻むと香りが広がり
これもオススメの保存方だそうです
すだちは冷凍すると
風味が飛んでしまうと思われがちですが
すだちは冷凍しても、
風味も香りも失われることはないそうで
冷凍保存で3~4ヶ月は保管が可能なのだそうです
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます
すだちとはどういうものなのか、
栄養素や食べ方、保存法など
調べれば調べるほど興味深いすだちです
普段捨ててしまうすだちの皮ですが、
健康効果に注目すると
捨ててしまうのがもったいないですね
是非まるごと美味しく食べたいですね
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