美術系に進もうと決めた、昔話。
デザインに関する話をするとどうしても美大時代の話に行き着く。
それだけ、今の私の考えの大元となっているし、
当時考えていたことと今考えることもさほど変わりはない。
アート、デザインということを自分の
将来的かかわるジャンルとして、
プロになる!と意識するようになったのは
美術系の進路へ進むということを決めた、
高二の冬から始まったことだと思い出したので、少々昔話を。
当時全然進路なんて先のことだと思っていて
ただ部活をしてるだけの毎日。
サードを守ることだけが私が高校に通ってる意義みたいになっていた。
勉強も目的がなくなって全く興味を失っていて、
授業はただ寝るだけの時間だった。
そんな高二の冬に、急に進路面談がやってきた。
事前のアンケートみたいなのを元に進めていくのだけど、
5教科と実技4科目が「・」で区切られて丸をつけられるように並んでいて、
担任の先生に、この中でどれが興味ある?と、
かなりレベルを下げて話を始めてもらったのをとても覚えている。
丸をしたのは体育と美術。
体育は好きだったけど、職業に結びつくイメージが無かったのと、もっと運動神経や体力・体型に恵まれている人を見るとそこで競っていくことがつらいと感じた。あと部活で相当身なりに関して厳しかったので、高校卒業したら自由な服を着て化粧をしたり髪を染めたりオシャレを楽しみたい、自由な格好ができる仕事がしたいと心から思っていた。
一方美術は小さい頃から絵をよくほめられてきて、謎の自信があった。
デッサンも超初心者だったけど、
昔から好きな漫画を真似て紙に描くことが好きで、
その画力が役立ったのか、予備校に通い始めるのは周りより遅かったけれどなんとか現役で入れた。
(セーラームーンとるろうに剣心のおかげで私は美大に行けたと感謝している。)
この丸をつけたところから、
急に「これから先美術系に進むんだ」という道が目の前に現れ、実際に歩むことになったのだが、不思議と躊躇がなかった。
やっと私の好きな、得意な、一番能力を発揮できることを専門的に思う存分学べる!と嬉しくなったし、
やっぱ昔から絵が好きだったり、得意意識があったのはこっちに進むことになる流れだったんだと心の中では納得していた。
未来から今に向かって情報がやってくるとか、
人は全部知っていて、それを思い出しているとかよく言うけれど、
本当に人間は知っているのかもしれない。
進路を決めた時のことを回想してみて、
自分の中で確信を持てる直感のような感覚を少し思い出しました。
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