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私の中にいる「こんまり流」が家族の心を動かしていく。主人のお片づけ、衣類・本類編。

昨年7月に『こんまり流で片づけをしてみたい』と急に言い出した主人のために「こんまり®︎流片づけコンサルタント養成講座終了生」として習ったばかりのノウハウを活かして伴走した主人のお片づけは、奇跡的に最後のステップである思い出品の片づけを乗り越えて「卒業」までに至りました。その記録をシリーズで少しずつ記録してていきたいと思います。

※長年片づけが苦手だった主人がこんまり流で片づけを始めるきっかけに関する前回の記事はこちら。


もともと主人はモノを捨てることに対しての罪悪感が酷く、その強過ぎる意識が足を引っ張り「片づけ」に対しても昔から極度の苦手意識がありました。

ただし必要と思われるものは購入していくのです。
そのためモノは溜まる一方でした。
見かねた私から「これ捨ててもいい?」と投げかけられれば瞬時に心を閉ざす。
それが何度も続き、気づけば25年以上が経過していました。

今回はよほどの事が心を動かしたのだと思います。

ただし最初は長い年月の積み重ねもあり、そんなに急に人は変われないのでは?という思いもありました。
それでもモチベーションをキープし続け、結局最後のステップまで進めたのは、主人と私の関係の間に「こんまり流」というメソッドが「中立」して存在し、いわゆる「伴走したのは」私ではなく、私という媒体を通して発せられた「こんまりメソッド」だったからだと思うのです。

主人が抱えていたモノたちは魔法のようにすっと消えていきました。
そして主人の心も軽やかになりました。これは側にいて実感しています。

こんまり流の片づけはモノを通して自分と向き合い「過去に片をつける」というメソッドでもあります。家族から言われるのではなく、全部自分との対話によって残すもの、手放すものを決めていく方法。

こんまりさん自身もその著書『人生がときめく片づけの魔法”2”』のなかで、10年間片づけを頑なに拒んでいらしたこんまりさんのお父様が一念発起されて、当時「片づけのプロ」として頭角を現し始めていたこんまりさんにレッスンを申し込まれ、あれよあれよという間に部屋が片づき、片づけを終えたお父様の顔を見た時に最高の親孝行ができたと思った…というエピソードを綴られていますが、かかった期間こそ違えどほとんど同じ事が我が家でも起こった、という訳です。

こんまりさんがおっしゃていることや作り上げられたメソッドはあの可愛らしいふわふわっとした雰囲気とは対照的に、しっかりとした根拠に基づいています。


では実際の様子を少しずつ振り返ってみましょう。洋服の片づけシーンは以前も書いていますが、今回はもう少しコアに。

※本人の気持ちを汲み画像処理でぼかしている写真もあります。少々見づらいですが了承ください。

ステップ①衣類の片づけ

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トップス、ボトムス、ジャケット類とカテゴリ別に仕分けをしながら持っている服を出していきました。ハンガーラックにかかっているもの、引き出し形式の収納ボックスに入っているもの、全部です。
こうしてこのメソッドでは本人が「自分が実際どれだけの量を持っているか」を視覚的に捉える事に大きな意味があると言っています。
主人もこの量を見て一言「すげえ量!」と驚いていましたし、どうやってこれがクローゼットに収まっていたのか不思議だとも。
長年着ていなかったものに手で触って「起きて、起きて!」と声をかけると、本当に眠っていた洋服たちが息を吹き返してくるような不思議な感覚を体験したり、服の気持ちになって考えてみたり...そうこうしているうちに傍で見ていて、主人がどんどん片づけの世界に引き込まれていく様子も手にとるようにわかりました。
そして捨てる罪悪感から開放された「ときめく手放し方法(上記リンクの関連ブログに詳細あり)」と、やり終えた爽快感をこのファーストステップで経験したのです。

こんまりさんの著書のなかでも多くの人が片づけられない原因として「モノの多さ」を指摘していらっしゃいます。そして自分が持っているモノの量を把握できていないまま片づけをしてもいずれリバウンドする…そんなことをおっしゃっていますが、まさにその通り。

モノ別に全部を一箇所に出してから片づけを始め、最終的にそのモノの住所=定位置を決めてあげる。

全体量の把握ができて、二度とそこには戻れない=戻りたくない気持ちになりリバウンドは起こりません。
とても有効な手段ですね。

ステップ②本類のお片づけ

本ももちろん基本的には全部出してから片づけを行います。

そして洋服と同じ要領で触った感覚の「ときめき」で選んでいきます。従って中身のチェックはしない事になっています。

『読んじゃだめよ〜』と私から言われているのにチラ見してますけどね笑。

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洋服で経験していたお片づけの要領がかなり活かされ、順調に進んでいたし、頑張っていたのでちょっとだけ?許してあげました笑。

お片づけの合間にはこんな時間も必要かなと。
お客様により添い「何がなんでも!」と強要しないのもこんまり流の良いところです。

さて残した本の収納についてですが、我が家では本棚の変わりに普通のラックを使っているので奥行きが深い場合の単行本の収納について私のアイディアをシェアさせていただきますね。

ラックには奥行きがあるので奥と手前の二か所に分けてそのスペースを有効利用したいところ。しかし同じ高さの本を奥に置けば手前に置いた本で隠れてしまいます。かといって奥でも見える背の高い雑誌を置こうと思ってもラックに収納する場合はふにゃふにゃで不向きなんですね。

そこで、捨てるはずだった昔のVHSを活用してみました(タイトルに年代を感じる〜笑)。
これを段に使います(両サイドに本が零れ落ちないようにブックエンドを設置)。こんな感じ。

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画像はぼかしてありますが設置された段によって奥にあるものが見えるように収納してあるのはご覧いただけるかと思います。
↓↓

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これば便利と喜んでましたね笑。


そしてこちらは手放した本の数々。

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ここには写っていませんが、仕事のストレスから大人買いしたコミック誌もありましたので実際はもっと量がありました。
そのコミック誌は歴史もので主人の好きなカテゴリのもの。
でも結局読んでいる時間がなかった…という悲しい事実がありました。
もう3年読んでないからと結局手放すことに。

「役に立たせてやらなくてすまなかった、きっと誰かが(自分の)かわりに楽しんでくれるよ」そんなことを言いながら、ときめく手放し方法は「ブックオフ」を選択。
こんなふうにいつも近くにいる人がどんどん変化していく様子を目の当たりにしたのは私にとっても初めての経験かもしれません。

さて…長くなりそうなので今回はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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