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【35/1096】あなたが生きているのはどの星ですか

35日目。毎日カウントしているのに、数がわからなくなる。なので、毎日、日記マガジンのカウントを確認しているのだが、一瞬間違えて下書きを保存していたりすると数があわなくなってしまい、あれ?!間違えてる??と焦る。
数字の管理がまったくできない。。スケジュールとか、計算とか、そういうのも数字だからな・・・

さて、今日は、胸が詰まる言葉の話を書いてみようかと思う。
私は、仕事で、SDGsの本質を伝えるという講座や研修をしている。
なぜ、私たちにSDGsが必要なのか?
という「なぜ?」について知ることで、自分に関係ないことではなくなり、気づきが起きる。そして、個人の意識の変容につながり、行動の変容が起きる。そのようなことを伝える場をやっている。

そのなかで、SDGsに積極的に取り組んでいる企業について、ご紹介したりするのだが、その中にユニリーバという会社がある。
ユニリーバはSDGsが始まる前からサスティナブル経営に取り組んでいて、とても先鋭的な会社なので、ご存じの方も多いかもしれない。

2020年に「ユニリーバ コンパス」と新しいコミットメントとアクションを発表しているのだが、これがもう本当にしびれる。
「健全な地球を取り戻すために」という壮大な目標である。
ぜひ一度読んでみてもらいたい。

この最後の文章が、これ。

新型コロナウイルスに対する世界の対応は、社会全体が根本的に変わるということがどういうことかを知る手がかりになりました。私たちは、人々が何が危機に晒されているかを理解し、本当に価値あるものとつながったとき、どれだけ劇的な変化を起こしえるのかを目の当たりにしたのです。

新型コロナウイルスとの闘いを続ける一方で、世界が直面している、気候危機と社会的不平等という2つの非常に大きな難題に取り組む努力を一層強め、加速しなければなりません。これはすべての人が取り組まなければならない課題です。政府、企業、NGOだけではありません。地球に生きるすべての人の課題なのです。

地球の資源を守りながら豊かに暮らし続けたいと願うなら、気候変動対策にも関心を抱く必要があります。

ユニリーバは、自然を再生し、健全な地球を取り戻すためにできることをもっとしたいという想いから、新たなコミットメントを掲げました。価値のない夢だと考える人がいたら、次のような質問を投げかけるでしょう。

あなたが生きているのはどの星ですか、と。

時々、何度読んでも、胸に詰まる一文というのがある。
どうしてもその言葉を発するときに、涙が出てしまう、というもの。

昔、アクターズスタジオで、ジョディー・フォスターが怒りをぶつけて言わなければいけないセリフでどうしても胸がつまって、涙が出てしまい、NGを連発した、という話をしていたことを思い出す。
どうしてそのセリフを言うと、涙が出るのか理由がわからなかったが、どうしようもなかった、と話していた。

それと同じことが私は、この言葉で起きる。

「あなたが生きているのはどの星ですか」

もちろん、感情のコントロールをすれば泣かずに言うことはできるが、必ず毎回胸が詰まるのだ。
なんだか泣きそうになってしまう。
この言葉を企業の目標を掲げた発表の最後に持ってきたユニリーバはすごい。本気度がうかがえる。

どうしてこの言葉を言うと涙が出るのか理由は定かではない。

ところで、アースオーバーシュートデーをみなさんはご存じであろうか?
https://www.wwf.or.jp/activities/opinion/4687.html

人間の地球使用量が地球生産量を上回った日を「オーバーシュート」と呼ぶ。そのオーバーシュートするのが、12月31日であれば1年分借金なしに過ごせたということになる。
人間の消費活動が、地球の生産活動を上回った日を計算していて、2021年のアース・オーバーシュート・デーは7月29日である。
ちなみに、これは世界の平均で計算した日で、日本だけで見ると、日本のアース・オーバーシュート・デーは、なんと5月6日である。
半年持たずに、地球の資源を使い果たしている。
日本と同じ生活を世界がしていたら、地球は約2.9個必要になる。
地球を2.9個にできる人間はいない。残念ながら。

日本語には「足るを知る」という言葉があるが、足るを知るどころか、我々は、「もっともっと」お化けになってしまって、地球を食い尽くしているのだなと思う。

そのことが胸を詰まらせるのであろうか?
それもあるかもしれない。
アースオーバーシュートデーを知る前と後では、やはり何かが違うから。

それでも、それだけではない何かをこの言葉に感じる。

あなたが生きているのはどの星ですか?

この問いを持って、日々を生きていく。

(ちなみに、私はユニリーバとは何の関係もありません。念のため)

ではまたね。


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