見出し画像

【1059/1096】相手を良く見る

人間関係の悩みを抱える人にあることとして、相手自身を見ているのではなく、理想とする相手を見ているというのがある。

その理想を前提として(べき、ねばならない、当たり前、そうあってほしいと思っていること)相手を見るので、現実の相手は無視される。
そして、理想の相手に比べて、「違う」と言って苛立つ。
これは、自分自身にもあてはまるけど、自分のことはよくわからないので、他者を通して確認することが多い。

そして、一番厄介なのは、その前提を持っている自覚がない時。
自分で選択して、そう決めているならばまだよい。
「べき」から動く、「べき」から関わる、ことを自分が決めているから、その結果も引き受けられる。
が、無自覚だと、自分は相手に理想を押し付けているのに、相手が自分に理想をおしつけてくると、相手に猛然と怒りがわいてきたり、相手を欠陥品のように見たりする。
相手のことのようで、それはすべて自分のことだ。

そして、現実の相手自身をよくよく見て、ああ、これがこの人なのだと受け入れられると、その欠点だと思っていたところが気にならなくなったりする。
その相手と、どう関わっていこうか?と自分がどうしたいかで考えられるから。

どうしたいかわからない。
どうすればいいかわからない。
というのは、自分の中ではなく、外に答えを求めて思考停止、感情抑圧しているだけである。
どうしたいかは、自分の中に必ずある。

では、また。

1096日連続毎日書くことに挑戦中です。サポートしてくださるとものすごくものすごく励みになります◎ あなたにも佳いことがありますように!