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【311/1096】一旦停止って死ぬほど大事だなと思うなど

311日目。今日のカバー写真は、5年前に自分で撮った写真。SNSをやっていて、5年前の今日とかあがってくるのがけっこうおもしろいなと思う。こういう写真を撮ったのだなとか。


今日も、バレエの発表会のつづき。
ウクライナから避難されてきているバレエダンサー兼バレエ教師の方がいて、チャリティーコンサートがあり観に行く。

子の友達の発表を観ていて、すごい子がひとりいる。
こういう子は、スターという翼を持っている、と思う。(スカウトする人でも何でもないが)
もうプロとしてお金をもらって踊れるレベル。

コンクールに出て入賞しているような子は、やっぱりうまい。
何が違うのかなーと思ってみていたら、一旦停止が全然違うのだと気づく。
止まるところで、止まるができていればできているほど、動きが美しくなる。
一旦停止が、死ぬほど大事なのだな、ここでも。

あと、顔。
自分に必死な子は、顔もだいたい必死で、誰かを探している。観客に向いた顔にはなっていない。
自意識が勝ると、どう観られるか?の意識はあるが、観客がいない。
うまいなと思う子は、相手を観ている。
観ている人がどう思うか?と自分の踊りにあう表情のバランスが取れていて踊っている。
表情がひらいているのだなと思う。

そして、うまい子は、常に堂々としている。
ちょっとぐらい間違えたり、ふらついたりしても、ずっと堂々としている。
堂々としたまま、やりきる。
今のベストを尽くしているのだろう。

自分がインストラクションするときの課題がものすごくよく見えた。
人に観られながら表現する、というのは同じなんだなと思う。
もちろん、ぜんぜん規模もやってることも違うけども。
自分を表現する。相手に向かって。
型はあるが、同じ型で表現しても、誰がやるかでまるで違う。
そういうことだ。

チャリティコンサートは素晴らしかった。
身体を自由に表現に使えるレベルにまで高めている人たちを観ていると尊い。
くるっと回ってピタッと止まる。
足のつま先だけで、ピタッと止まる。
あのすごさがわかるようになった私も進歩している(笑)

日常の生活が、急に脅かされて、いつそれが終わるかわからないのは、相当な苦痛だろう。
早く日常が取り戻せるといいと願う。
ウクライナの方の話が聞けてよかった。
ウクライナからきたバレエダンサーは「平和の祈り」という演目を踊ってくれた。
観て良かった。

では、またね。


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