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【467/1096】見えない文字と聞こえない音

アラフィフになってから、確実に老いはやってくるのだなと感じている。
去年から、目が見えづらくなって、眼科で「まあいわゆる老眼ですね」と言われ、近くを見るときにリーディング眼鏡(今は老眼鏡と言わないらしい。)をかけるように勧められた。
15歳から眼鏡では視力が出ないとコンタクトレンズにしてきたが、コンタクトの上から眼鏡をかけることにならないように・・・と言われてきたのに、老いには勝てない。
遠くへのピントと、近くへのピントが合う時間にタイムラグがある。
説明書の小さい文字など、リーディング眼鏡をかけても読めなかったりして、本当に見えなくなるんだ・・・と実感した。

そして、まじかー!とうっかり叫んだのは、耳であった。
目が悪いせいか、耳が良くて、些細な音が気になる10代20代を過ごしていた。
ところが、今やもう、聞こえない周波数があるのである。
聞こえチェックサイトなるところで、チェックしてみたら、まったく聞こえない音がある。

ショックのあまり、10代になったばかりの子どもに、聞いてもらったら、ばっちり聞こえるらしい。
「え?聞こえないの?やばくない?」
と言われ、がーんとなるが、
「しかたがないんだよ、誰でも歳はとるからね」
と半ば自分を慰める説明をする。

だから、歳をとると、些細なことを気にしなくなって、おおらかになるのかもしれない。
細かい文字も見えないし、些細な音は聞こえないのであるから。

そういうことも受け入れつつ、
できることをやるってことだなと思った。

では、またね。


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