【565/1096】自分で考えて、自分で決めて、自分でやる
自立して自律的な大人になっている人に話を聞くと、たいてい「子どもの頃に、親に『勉強しろ』と言われたことはない」と言う。
私はもちろん、「勉強したの?」と毎日のように言われてうんざりしていたので、当てはまらないのだが。
こういう人は、子どもの頃から、自分で考えて、自分で決める練習をしてきていたのだろうと思う。
自分で決める練習をしないで、ああしろ、こうしろと言われていると、サービス(親がすること)に文句を言う子どもになると聞いて、ああなるほど、自分がそうだったと思った。
自分がされてイヤだったことを子育てでしない、というのが私の子育てポリシーなので、自分が決めつけて押し付けられたことはできるだけしたくないわけだが、自分がされたことは容易&不用意にしてしまうという矛盾ももちろん抱えている。
子どもたちには小さいことでいいから、自分で決めるということをしてもらっているが、決めるときに親の顔色をまったく伺わないか?というと、そうでもない。
どっちを選んだら、怒られないかを考えているだろうと思うこともある。
そういうときは、私がコントロールしようとしている面がにじみ出ているのだなと、仕切りなおすようにしている。
例えば、どっちでもいいと言いながら、こっちを選んでほしいと思っているとか、そんな感じではあるが。
子どもたちを見ていると、「自分で決められる」というのは、嬉しいことなのだなと感じる。
多少難しいことでも、自分で決めようとすると、一生懸命考えている。
そういうときは、質問してきたりもする。
普段はぜんぜん質問しなくて、わかってるのかわかってないのか?どうなのだろう???と思ったりしているのに。
考えてみれば、
自分で考えて、自分で決めて、自分でやる
というのが、生きる力そのものだなと思う。
勉強ができるようにならなくても、これができれば、それなりに納得した人生が送れるのではなかろうか。
子どもたちが自分なりの納得を持って生きられるように、決める練習をたくさんできたらと思っている。
自分自身も決める練習をしつつ。
では、また。
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