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太田愛著「犯罪者(上下巻)」/ハードボイルドだど。

次男から回ってきた本。
イヤ〜時間かかりました^^;
ハードボイルドもので、正直私好みではなかった。それと、状況描写が緻密(それゆえ長編小説)。そこが、ファンにはたまらないのでしょうが、他の本も読みたい、あれもしたいこれもしたい私には、ちょっと長すぎたかなー

でも、次男から来た本だから頑張って読みました^ ^(マイペース夫は全く読みません!怒。)

story↓

白昼の駅前広場で4人が刺殺される通り魔事件が発生。犯人は逮捕されたが、ただひとり助かった青年・修司は搬送先の病院で奇妙な男から「逃げろ。あと10日生き延びれば助かる」と警告される。その直後、謎の暗殺者に襲撃される修司。なぜ自分は10日以内に殺されなければならないのか。はみだし刑事・相馬によって命を救われた修司は、相馬の友人で博覧強記の男・鑓水と3人で、暗殺者に追われながら事件の真相を追う。
Amazon「BOOK」データベースより

一見バラバラに見えた通り魔事件の被害者に、実はある共通点があった。証拠隠滅の現場を目撃した罪のない人たちが、自社の汚点を隠蔽するべく雇われたスナイパーにより殺されるという仕組まれた殺人だったのだ。

隠蔽を企んだのは、離乳食などを製造販売する会社。他社を出し抜いて政治家とグルになり異例の早さでトクホの承認を得た上、配ったサンプルに混入していた菌により生後数ヶ月で顔面が溶けるという奇病が多発。200人以上の乳児が重い障害を持ち、生涯苦しむ事になった。
この事を知ったひとりの社内の人間と、はみ出し刑事、はみ出し記者、通り魔事件ただひとりの生存者の若者4人がタッグを組み、正義感に燃えて悪質な企業とそのバックにいる政治家を敵に闘いを繰り広げる壮大なアクションストーリー。でした。

あー読むの疲れたー(笑)

途中でやめればよいでしょって?
それがね〜、奥さん。

わたくし、子供の頃の愛読書「赤毛のアン」を大人になって文庫を買って再読した事がありまして、
途中のたわいないやりとりがつまらなくて何度もやめようかと思いながら我慢して最後まで読んだら、感動して泣いてしまったという経験があるのです。
実際、最後の1ページで感動する事もある。だから、
とにかく最後まで読む事を信条にしています。(でもあくまで読み方は人それぞれです!)
そんな訳で頑張りました‼︎
でも、最近フォロワーさんの間で話題に上がった「銀河鉄道の夜」は例外。途中放棄してしまい後悔しています。いつか読みます!とほほ。

◆読後感◆
政治と企業の癒着、そして隠蔽体質。これは、そのまんま今の日本です。
悪政が、連綿と行われている。

567でお見舞いもお葬式もままならなかった方や、ワクチンで急逝した方も大勢いるというのに、相変わらず危険なワクチンを勧め、疑惑の絶えなかった元首相の葬儀はド派手にやる。(発注したイベント会社とは随意契約だとか。)国民は皆身内だけの小さなお葬式を地味に行なっているというのに。
オリンピック、国葬、ワクチン。自分達に都合のいい事だけはどんどん進める。
オリンピックときたら、汚職が次々に発覚…もう、耳を塞ぎたくなります。
本当に大事な事って何なの?
あなた方は、何がしたくて生まれて来たの?そう問いたくなる。
小説の中で命を懸けて「悪」に立ち向かった男たちみたいにカッコいい大人はどこにいるんだろう…
現実に繰り広げられている悪事に思いが至り、暗澹たる気持ちになりました。

アレ?読後感じゃなくなってる!笑

さて、次は、久々に東野圭吾読み始めました。(他にもいろいろ^^;)

イヤー読みやすい!笑

それではまた。
最後までお読み頂き
ありがとうございました❤︎


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