トルコ:イスタンブールで美しすぎるモスクに大感激!
トルコ(というかイスラム圏)で絶対に欠かせないのは、モスク!
なにはなくともモスクですよ!!!
いまの私がモスクを求めて旅をするくらいまでに魅せられたのは、トルコでの忘れられない3つのモスク体験があったから。
■ヌルオスマニエ・モスク
こちらも中東といえば!で外せない、「グラン・バザール」のすぐ近くにあるモスク。
バザールで買い物をしていたときに(モスクで使うためのショールを買った。いまだに愛用)、お店のおじさんが「このすぐ裏だから絶対に行った方がいい!ブルーモスクにも負けないほどステンドガラスが美しい」と教えてくれた場所。
高い天井に丸いドーム、ドームは白い漆喰に柔らかい色で描かれた幾何学模様。
天井が高いので細長い窓を飾るステンドガラスと、そこから射し込む光は、教会のような印象も感じられました(もちろん教会なんて意識してないはずだけど)。
高い天井から真っすぐに射しこんでくる光は本当に美しくて、ステンドガラスのポテンシャルって、マジでハンパないな、と実感しました。
おじさん、教えてくれてありがとう!!!と心から感謝。
グラン・バザールと一緒に、ぜひ行っていただきたい場所です。超絶オススメ!!
■街中のモスクで出会った女性たち
モスクの素晴らしさにやられた同僚ちゃんと私。
イスタンブールの公園で休憩中に小さなモスクを発見し、「ここは入って大丈夫かな?」とお邪魔してみたら、観光客なんて来ない、ガチモスク。
しまった……と後悔したけど時すでに遅し。すぐ女性のお祈りスペースに行けと誘導されましたが(モスクでは男性と女性が別々の場所でお祈りしなきゃいけない)、信徒ではないのでそれも申し訳ない。でも立ち止まってもいられないので、女性スペースに行かないわけにもいかない。
申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらとりあえずは女性スペースに入ったのですが、明らかに挙動不審な私たちにも、すれ違う女性たち全員が微笑みながら「メルハバ(こんにちは)」と挨拶してくれた。
ちょうどモスクから出る女性の後についていき、私たちも外に出ましたが、あの時、誰も嫌な顔をせずに受け入れてくれた女性陣の優しさに救われたよ、私は。
「なんだこのアジア人」って思ってたかもしれないけど(たぶんめっちゃ訝しがられてたと思う)。
あの時微笑んでくれた顔、(ぼんやりだけど)いまだに覚えてますからね!優しくしてくれて本当にありがとう!!
ちなみに、女性用のお祈りスペースって本当に狭くて(モスク自体はそこまで狭くなかったのに)、ちょっとモヤっとした気持ちになったのも事実。
15人も入ってお祈りしたらぎゅうぎゅうになっちゃうくらいの広さしかないし、布で区切られているからミフラープ(メッカの方向にあるくぼみ部分)も見えない。
いい/悪いじゃないと思うけど、日本で育った私は「なんだかなぁ」と思わざるを得ない空間でした。
もしかしたら今はもう変わっているかもしれないけど(変わってるといいな)。
■イスタンブールでもちろん外せないブルーモスク
そりゃもう、イスタンブールでは絶対に外せないモスクといえば、ブルーモスク(正式名称は「スルタンアフメト・モスク」)ですよ。
「スルタン」はトルコ語で「王様」。スルタン・アフメト1世が、1609年から7年間かけて造ったモスクで、「世界で一番美しいモスク」ともいわれています。
内部はターコイズのような美しいブルーのタイルがふんだんに使われていて、ブルーモスクという通称になったらしい。
ブルーのタイルにはチューリップも描かれている。
チューリップの原産国は、オランダじゃなくてトルコ。トルコの国花でもあります。
ちなみに、これもグラン・バザールのおじさんに教えてもらった知識(「スルタン」とアラビア語で書いてあるショールを買ったから、全部まとめて教えてくれた)。
そしてブルーモスクは説明不要の美しさ。
同僚ちゃんとふたりで隅っこに座り、しばらくボーっと見とれていました。
もちろんモスクは観光地よりも先に信徒の方のお祈りの場なので、お祈りをしている方もいらっしゃいます。
モスクだけじゃなくて教会やお寺、神社もそうだけど、やっぱり宗教にまつわる場所って美しい場所が多いですよね。何度も書いてるかもしれないけど。
理由は分からないけど、美しい場所で祈りを捧げたいと思う気持ちは私も同じだし、人間の本質って(どこで育ったかを抜きにすれば)、同じなのかもしれない。
涙が出てくるような美しさ、とはまた違うベクトルだけど、ほっとできるような、居心地のいい美しさがある場所でした。
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